======================================================<2004/11/24発信>   JLAメールマガジン 第231号 =====================================================================  編集発行:社団法人 日本図書館協会   Copyright,2004 Japan Library Association  無断転載転送を禁じます    JLAホームページアドレス http://www.jla.or.jp/ ===================================================================== ▼目次▼  ■図書館界ニュース  ■新聞記事より  ■集会等のお知らせ   ■求人情報  ■JLAからのお知らせ --------------------------------------------------------------------- ◆図書館界ニュース ○電子出版(e-books)のISBN付与について協議  日本図書コード管理センターは11月17日マネジメント委員会を開催し、書籍  のISBN13桁付与への移行を決めた。書籍への表示方法については、従来どお  りバーコード(書籍JANコード)、および文字コードとするが、機械読み取り  用のコードはバーコードのみとして、文字コードは対象としないこととなっ  た。これまでOCR-Bフォント文字も記載し、読み取りに使われてきたが、13桁  の読み取りシステム開発に困難があるので、その対象としないこととなった。  また先に開催されたISBN国際会議の模様が報告された。現在ドイツにある本  部のイギリス移転、組織改定、契約会費制度などの報告があり、さらに電子  出版のISBN付与に関するマニュアル更新について提起があり、これについて  の今後の検討方法を協議した。  ISBN本部から提起されているマニュアルでは、電子媒体としての出版物(e-  books、CD-ROM、Web出版物等)は原則としてISBNコード対象としており、そ  のための適格基準を明らかにしている。日本では、その運用に十分ではない  点があり、適用されていないが、今後これら出版物が広がりを示すことは明  らかであり、国内基準を定める必要が出てきている。そのために関係団体、  機関によりデジタルコンテンツISBN付与基準を検討する組織をつくること  となった。Web上の著作物が多様になっており、対象となる電子出版物、著作  権との関係など検討すべき課題について意見が出された。   ○UDC(国際十進分類法)、日本での取り扱いが消滅  従来、中心的事業としてUDC翻訳版の刊行などを行ってきた社団法人情報科学  技術協会がUDC事業から撤退した。同協会の会誌『情報の科学と技術』11月号  によれば、昨年末でUDC協会から退会し、UDC協会の出版物の取り扱いを終了  した。それに伴い、「国際十進分類法(UDC)CD-ROM版」「国際十進分類法  (UDC)中間版 第3版」「UDCの使い方」は2004年8月27日をもって絶版となっ  たということである。 --------------------------------------------------------------------- ◆新聞記事より(地域版含む) ○公立図書館の民間運営 目的は「コスト削減、サービス向上」 個人情報保  護 課題に(毎日<福岡>10/5) ○変わる学校図書館 上 積極活用 増える試み 考え、調べる拠点へ 朝読書  読み聞かせ ブックトーク 子どもと本 身近に 総合学習や法改正 追い風   一般図書館と連携も 下 役割大きい司書教諭 教育の質変える存在 掛け  持ちで運営 担当者任せ 態勢めぐる悩みも 鶴岡朝暘一小 専任化で環境  づくり 「児童いつ来ても対応」(河北新報10/9,16夕) ○データ持ち出しは禁止 三重の個人情報流出 図書館「契約違反」  (中日10/18) ○京に国際マンガミュージアム 20万点収蔵・展示 京都市と京都精華大   元龍池小校舎を活用 06年度秋に開設(京都10/21) ○紀伊国屋書店 絶版の文庫を販売 店頭とネットで 専門店と提携  (日経10/22) ○公衆無線LAN誕生 [茨城]県立図書館など7カ所 きょう(茨城11/1) ○連携進む公立図書館 人手不足と資料費低迷悩み 進む情報格差 厳しい  運営(上毛11/1) ○図書館のビジネス支援機能 [静岡]県[ビジネス支援図書館]連絡協[議会]が  提言 市町村でも拡充 職員研修など求める(静岡11/2) ○アーカイブズ零年 失われる記録 上 文献後進国 現代史研究、外国頼み  中 海外の現実 紙切れ一枚まで「救出」 下 独自の試み なくした過去  取り戻す(日経11/2-4) ○山口情報芸術センター 検証・開館1周年 上 アート部門1 目新しく若  者に人気 図書館にも足、相乗効果 下 図書館部門 県内最速 貸出100万  冊 郊外利用者拡大が課題(山口11/3,5) ○「やまびこ号」50周年 へき地校に本届ける 14日まで記念展 [熊本]県立  図書館 変わらぬ存在の大きさ(熊本日日11/4) ○図書館管理 民間が代行 北九州市 全国初の全面委託(朝日11/4夕) ○メニュー豊富 読んで満腹 各地に「食の図書館」 日清 めん類充実/日  本の酒情報館 試飲も/味の素 2万5千冊 札幌・六花亭 夕食のヒント常連も  「公立[図書館]」も品ぞろえを競う 小樽 すし、幌加内 そば、池田 ワイ  ン(北海道11/5) ○読書推進 知的立国を 活字文化推進会議 5項目アピール(読売11/5) ○福井藩藩校の教科書、書物 「越國文庫」 丸ごとネットに 福井市立図書  館 第1弾129冊、質感も表現(福井11/5)  http://lib.city.fukui.fukui.jp/archives/ ○[三重]県立図書館個人情報流出 日本電気など指名停止 県、改善を指示  (伊勢11/5) ○鳥取と合併の旧町村利用者 「県立図書」直接返却に 回収方法で市と対立  サービス低下招く(山陰中央11/5) --------------------------------------------------------------------- ◆集会等のお知らせ ○子どもに豊かな育ちと読書の喜びを  −学校図書館・公共図書館の充実を求めるつどい・静岡  主催:日本自治体労働組合総連合,全日本教職員組合,日本高等学校教職員組合  日時:2005年1月16日(日)10:00-16:00  会場:静岡県職員会館「もくせい会館」富士ホール  資料代:500円  内容:記念講演・竹内さとる氏(日本図書館協会理事長)特別報告「細江町   の公共図書館と学校図書館の連携、読書推進計画について」伊藤博氏(細   江町立図書館長)「学校図書館に携わって」山田夕氏(小学校教諭)  「「三位一体」と市場化で図書館はどうなるの」林克氏(自治労連中央執行   委員)ほか  問合先:静岡県高教組(TEL.054-254-6900)   ○ビジネス・ライブラリアン講習会  主催:ビジネス支援図書館推進協議会  開催日:2005年1月27日(木)、28日(金)、2月17日(木)、18日(金)  開催会場:東京都港区虎ノ門ほか  講師:竹内利明(電気通信大学客員教授)、常世田良(浦安市教育委員会)、菊   池健司(日本能率協会総合研究所)、石川浩一(同)、田村行輝(神奈川県立川   崎図書館)、豊田恭子(ゲッティイメージズ)、小野田美都江(アサヒビール   R&D)、大串夏身(昭和女子大学教授)、山崎博樹(国立国会図書館関西館)ほか  募集人員: 20名(最低実施人員16名)  受講料:45000円(公開講座を除くコマ単位での受講はできません)  受講申込:所定の受講申込書により、FAXまたはEメールにてお申込みください。  申込期限:2004年12月21日(火)  問い合わせ先:ビジネス支援図書館推進協議会事務局(ひつじ書房内)   TEL.03-5684-6871 E-mail:naoko★hituzi.co.jp  詳細HP:http://www.sangyo-npo.jp/library/ --------------------------------------------------------------------- ◆求人情報 ○国際医療福祉大学図書担当者 事務職員(契約職員):若干名  応募締切:2004年12月13日(月)必着 ○兵庫県社町立図書館 臨時職員:2名  応募締切:(1)2004年12月20日(月)(2)2005年1月30日(日)消印有効  求人情報の詳しいことは下記でご覧ください。  http://www.jla.or.jp/job.htm   http://wwwsoc.nii.ac.jp/jla/job.htm   --------------------------------------------------------------------- ◆JLAからのお知らせ ○『現代の図書館』第42巻2号(60ページ・本体価格1300円)のお知らせ  特集「読書のサイエンス」  ・心理学的視点からの読書研究(村田夏子)  ・組版からみた読みやすさとは何か(前田年昭)  ・日本人における黙読と音読(橋元良明)  ・速読の心理学(増井 透)  その他   FRBRとはなにか(和中幹雄)/日本でもすでに公貸権が導入されていると   いう主張の検討(森智彦)/シリーズ・新しい教科と学校図書館(高橋恵   美子)/投稿 習志野市立図書館における業務の集約化(案)について   (習志野市図書館業務集約化プロジェクト)  http://www.jla.or.jp/gendai.htm ==========================================================no.231END= ■JLAメールマガジンの登録・解除・アドレス変更はこちらまで。  mailmaga★jla.or.jp ■JLAメールマガジンのバックナンバーはこちらにあります。   http://www.jla.or.jp/archives/