======================================================<2003/11/26発信>   JLAメールマガジン 第182号 ===================================================================== ■JLAメールマガジンの登録・解除・アドレス変更はこちらまで。  mailmaga★jla.or.jp ■JLAメールマガジンのバックナンバーはこちらにあります。   http://www.jla.or.jp/archives/ --------------------------------------------------------------------  編集発行:社団法人 日本図書館協会  Copyright,2003 Japan Library Association  無断転載転送を禁じます   JLAホームページアドレス http://www.jla.or.jp/ ===================================================================== ▼目次▼  ■図書館界ニュース  ■新聞記事より  ■集会等のお知らせ  ■求人情報  ■JLAからのお知らせ  --------------------------------------------------------------------- ◆図書館界ニュース ○夏樹静子原作のテレビドラマで問合せ  テレビ東京系列6局(テレビ北海道、テレビ東京、テレビ愛知、 テレビ大  阪、テレビせとうち、ティー・ヴィー・キュー九州放送)が、11月19日(水)  放映した「女と愛とミステリー人気作家シリーズ3 夏樹静子サスペンス『特  捜刑事遠山怜子虐待夫に妻が贈った・・・愛と復讐のウインターギフト殺人  事件』」で、図書館が利用記録を見せる場面があり、日本図書館協会はテレ  ビ局に問合わせをした。放送の翌20日朝、キー局の「テレビ東京」に問合わ  せ、制作局プロデューサーに次のように訊いた。  ・図書館が第三者に、利用者の読書記録を見せることはありえない。  ・地方公務員法に触れる行為である。  ・それに加えて、図書館においては思想の自由に関わることであり、自治体   の条例により守秘義務を課しているところもある。  ・また協会として、「自由宣言」や「倫理綱領」を制定している。  ・警察が捜査のうえで開示を求める場合は、通常刑事訴訟法にもとづく照会、   憲法に基づく令状が提示される。これも、それがあれば直ちに開示するこ   とはない。  ・このことは最近では警察等も承知しており、安易に求めることはなくなっ   てきている。  ・これまで小説やドラマでこういったシーンを描くことはないことはなかっ   たが、そのつど機会を得て、上記のようなことを話して理解を求めるよう   にしてきた。  ・図書館に対する誤解を増殖させるので、善処をおねがいしたい。  これに対してプロデューサーから次のような返事があった。  ・昨夜から視聴者の電話が来ている。今の説明で問題の内容が分かった。  ・夏樹静子さんの原作にはない場面で、脚本の段階で入ったものである。  なお、再放送は問題の箇所の修正して制作することを検討中とのことである。  協会にはメール、電話等で図書館、利用者から合わせて9件の連絡があった。 ○読売新聞が読書について世論調査  読売新聞は10月に読書に関する全国世論調査を行ったが(調査結果は、10月  31日付け同紙朝刊掲載)、そのなかで「本の入手方法」について聞いている。  多い順に並べると、 (1)1.書店71.2% (2)図書館17.9% (3)新しいタイプの  古書店7.9% (4)コンビニや駅の売店6.6% (5)人から借りる、もらう6.6%   など。全く同じ設問ではないが、入手方法で「図書館」と応えた人の割合の  経年変化をみると、2001年調査では13.9%、99年調査14.4%、98年調査12.7%、  79年調査5.3%である。(データ提供 読売新聞世論調査部)   ○APL(Association of Professional Librarians)事務局の所在について  日図協図書館年鑑編集事務局では、ただいま図書館年鑑2004年版掲載のため  の図書館関係団体調査を行っていますが、上記団体事務局の所在が不明です。  所在等についてご存知の方はお知らせ下さい。  連絡先:図書館年鑑編集事務局(TEL03-3523-0817 FAX03-3523-0841    henshu★jla.or.jp)   ----------------------------------------------------------------------  ◆新聞記事より(地域版含む) ○緊縮財政でも蔵書は充実 富山市が学校図書予算大幅増 森市長「子ども育  成に不可欠」 全国の中核都市で断トツ水準(北日本10/17夕) ○貸本に著作権料 文化庁方針 大手参入に対応(中国10/27) ○人気作品を大量貸し出し 全国の公立図書館 "複本問題"初の調査  (熊本日日11/3) ○(社説) 公共貸与権 導入を検討する時期だ(北海道11/3) ○「読み聞かせ」人材育成へ NPO法人「県こどもゆめ図書館」活動に注目  「セミナーでノウハウ勉強、助かる」 司書教諭らの期待大(福井11/3) ○候補者政見 テープに [熊本]県選管が初 目の不自由な人に配布へ 県点  字図書館で準備進む(熊本日日11/5) ○図書整備費 小中128校で基準以下 合併、台風対策に流用も [沖縄]県教  委 適正執行を求める(沖縄タイムス11/5) ○玉穂・山梨大 ホスピス、安楽死…図書館分館に資料530点 「医療」志す  学生に好評 命の重さ 考える時間を(山梨日日11/6) ○山口 市立図書館が順調スタート 開館3日間 入館1万人超、蔵書の1割  貸し出し(山口11/6) ○(座標軸) 公貸権制度の提起 図書館の風潮に警鐘(愛媛11/7) ○移動図書館 種子島に寄贈 ディーゼル規制で"引退" 東村山[市]  (読売11/7) ○[金沢市立]泉野図書館 BGMは耳障り? 継続58% 不要39% 利用者に  アンケート 流さない部屋設け再開 小鳥の声抜きクラシック(北国11/7) ○貸し出し 話題作に集中 図書館、初の全国調査(山口11/9) ○市町村との連携充実へ 日本一の図書館先進県 県民の読書環境整備 郷土  資料の整理、保存も [佐賀県立図書館 「図書館先進県」の実現に向けて]  (佐賀11/16)   ○都立図書館の"貸し渋り" 「育てる会」が緊急集会 多摩地域の図書館職員  が告発 サービス後退許せない 都が貸さないので他県から借りた 利用者  が交通費負担 多摩地域無視だ(赤旗11/19)   ----------------------------------------------------------------------  ◆集会等のお知らせ ○図問研講座「図書館の自由」2003年  テーマ:図書館利用者の知る権利を考える−東大和市立図書館雑誌閲覧禁止   ・損害賠償訴訟から見えてくるもの−  日時:2003年12月4日(木)18:30-20:30  会場:日本図書館協会2階研修室  講師:山本順一氏(筑波大学図書館情報学系教授)  資料代:500円  問合先:西河内(荒川区立南千住図書館 TEL.03-3807-9221) ○国立国会図書館 資料保存講演会  (東京本館)2003年12月5日(金)13:30-16:30 新館講堂  (関西館)2003年12月8日(月)13:30-16:30 第1研修室  内容:「ボードリアン図書館の資料保存」ロバート・ミンチ氏(オックスフ   ォード大学ボードリアン図書館・資料保存部修補製本課主任)「フィレン   ツェ大水害とその後の資料保存の発展」クリストファー・クラークソン氏  (元オックスフォード大学ボードリアン図書館・資料保存部長)  申込方法:葉書,FAX,E-mailのいずれかで,(1)聴講希望日(2)氏名(3)所属機関 (4)所在地(5)電話番号を明記の上,12月2日(火)までに下記まで申し込み  詳細HP:http://www.ndl.go.jp/jp/aboutus/data_news.html  申込・問合先:国立国会図書館収集部資料保存課(〒100-8924 東京都千代田   区永田町1-10-1 TEL.03-3506-3356(直)FAX.03-3592-0783 hozonka★ndl.go.jp)   ----------------------------------------------------------------------  ◆求人情報 ○(株)INA新建築研究所情報センター スタッフ(契約社員):1名  応募締切:2003年11月27日(木)  http://www.ina-shinkenchiku.com/ ○(社)土木学会附属土木図書館 短期アルバイト:1名  応募締切:2003年12月3日(水)必着 ○NTTインターコミュニケーション・センター[ICC] 司書(臨時雇用)  応募締切:2003年12月5日(金)必着  求人情報の詳しいことは下記でご覧ください。  http://www.jla.or.jp/job.htm    http://wwwsoc.nii.ac.jp/jla/job.htm   ----------------------------------------------------------------------  ◆JLAからのお知らせ ○転居や勤務先変更により『図書館雑誌』の送付先が変更になる場合は、月末  までにご連絡いただけると、翌月より新住所へお届けいたします。FAX、メ  ール、異動届はがき等でお知らせください。  問合先:会員係(TEL.03-3523-0811 FAX.03-3523-0841 somu★jla.or.jp) ===========================================================no.182 END=