======================================================<2003/7/2発信>   JLAメールマガジン 第162号 ===================================================================== ■JLAメールマガジンの登録・解除・アドレス変更はこちらまで。  mailmaga★jla.or.jp ■JLAメールマガジンのバックナンバーはこちらにあります。   http://www.jla.or.jp/archives/ --------------------------------------------------------------------  編集発行:社団法人 日本図書館協会  Copyright,2003 Japan Library Association  無断転載転送を禁じます   JLAホームページアドレス http://www.jla.or.jp/ ===================================================================== ▼目次▼  ■図書館界ニュース  ■新聞記事より  ■集会等のお知らせ ■求人情報 --------------------------------------------------------------------- ◆図書館界ニュース ○日図協、書協、貸出実態調査を実施 日本図書館協会と日本書籍出版協会は、共同で「公立図書館貸出実態調査」 を実施する。6月30日付けで、蔵書冊数を基準として無作為に抽出した500館 (自治体)に送付した。 公立図書館の貸出や複本購入に関する批判が行われ、貸出に伴う補償金や公 貸権の制度化、複本の購入冊数や新刊書の貸出期間の制限を求める意見が出 されている。しかし、議論の裏付けとなる実証的データが乏しく、推測によ る発言がなされている場合もあるため、貸出の実態を調査することとしたも のである。 調査では、1999年および2002年のベストセラー、定評ある賞の受賞作品計84 タイトルを選択して、各自治体の図書館での蔵書冊数、予約残数、貸出回数 を調べる。 ○「国語に関する世論調査」の読書について 文化庁は6月19日「国語に関する世論調査」を公表したが、そのなかに読書 についての結果も明らかにしている。この調査は毎年実施しているが、読書 について調べたのは初めて、とのことである。調査は昨年11月14日から12月 2日にかけて、16歳以上の3000人を対象として行われた。 「1ヵ月に何冊くらい本を読むか(雑誌、漫画を除く)」については、 全く 読まない(37.6%)、1冊〜10冊(58.1%)、11冊〜20冊(2.6%)、 21冊〜30冊  (0.7%)、31冊以上(0.4%)。 「読書することの良い点は何か」については、 新しい知識や情報を得られること(55.3%)、感性が豊かになること(39.0%)、 感動が味わえること(35.1%)、想像力や空想力を養うこと(28.8%)、豊かな 言葉や表現を学べること(28.4%)。 ところで「全く読まない」と答えた人の割合を地域別にみると以下のとおり であるが、これを図書館設置率と比較してみた。かっこ内が図書館設置率。   北海道 42.4%(49.1%) 近 畿 34.3%(58.8%)   東 北 48.5%(42.6%) 中 国 37.0%(48.7%)   関 東 28.6%(68.8%) 四 国 59.8%(46.7%)   北 陸 46.1%(64.4%) 九 州 47.4%(40.9%)   中 部 37.9%(53.3%) 全 体 37.6%(51.5%)   ○骨太方針でビジネス支援図書館整備推進の一方、外部委託活用も 6月27日、経済財政諮問会議が策定した「経済財政運営と構造改革に関する 基本方針2003」(骨太の方針2003)が閣議決定された。「第2部 構造改革 の具体的な取組」で雇用機会の創造の具体的手段として挙げられているもの のなかに、次のことが含まれている。 ・公的サービスの外部委託を計画的に進め、NPO等を活用するほか、総合 的な健康サービス産業、文化産業の創出などにより地域事業を創出する。 ・「起業」による就業機会の拡大を図るためとして、ベンチャー企業向けの 実践型就業実習の実施や創業・技術経営の知識習得のための実効的カリキュ ラム・講座・ビジネス支援図書館の整備等により、総合的な事業化・市場課支 援を推進する。 http://www.keizai-shimon.go.jp/2003/0626/0626item2.pdf ---------------------------------------------------------------------- ◆新聞記事より(地域版含む) ○島根 図書館オンライン計画始動 [県立図書館振興計画「オンライン予約配 送システム」](中国<中国統合>5/17) ○学校の中心は図書室! 足立区教委 校舎新築時に配慮 面積も拡大 "格 上げ"で読書離れ防止(読売<都民>6/1) ○利用は旧市エリアのまま さいたま市の図書館、統合は2年先 240万冊の 蔵書整理ネック 利用できるのは1割 コンピュータのリース切れ待ち "戸籍"も開館時間も(埼玉6/8) ○川崎市行革委 市民サービス再構築で来月から 図書館を通年開館に (神奈川6/8) ○子どもの読書環境充実目指す [富山]県推進会議が初会合(北日本6/8) ○読書で文部大臣表彰 村山市の楯岡中 全校で毎朝20分 年間一人46冊 新庄 市立図書館 読み聞かせ20年 市外への出前も(山形6/10) ○JR甲府駅周辺整備 北口に県立図書館移転を 「文教ゾーン形成に最適」 市、県へ"ラブコール"(山梨日日6/10) ○観光客との交流拠点に 八尾ふらっと館が完成 情報施設と図書館併設 (北日本6/11) ○県入札で初の全社失格 指名9社 最低制限価格下回る 新県立図書館情報シ ステム工事 「前例ない」情報非公開(奈良6/12) ○[岩手]県公立図書館の現状を把握 サービス検討委(岩手日報6/14) ○[群馬]県立図書館にも100万円 また謎の封筒 高崎市で投かん、筆跡も酷似 だれが、何のため?(上毛6/14) ○「専任司書置くべき」 県子ども読書活動推進会議 学校図書館で意見 長崎 で初会合(長崎6/14) ○子連れでも読書・講座に集中 保育スタッフ配置へ 我孫子市の「アビスタ」 (朝日6/20) ○心臓のペースメーカー 盗難防止装置で誤作動 書店などの入り口に設置 総務省、注意呼びかけ(日経6/21) ○広がる民間委託 図書館業務は今 東京区部にみる 司書が窓口に立てない! アルバイトが個人情報悪用も(赤旗6/22) ---------------------------------------------------------------------- ◆集会等のお知らせ ○展示会「未知の世界へ−児童文学にえがかれた冒険−」  講演会「冒険小説の魅力について−池田宣政(南洋一郎)コレクションに   ふれながら」  <展示会>  期間・日時:2003年7月19日(土)〜11月9日(日)9:30-17:00  会場:国立国会図書館国際子ども図書館3階本のミュージアム  入場料:無料  <展示会関連講演会>  日時:2003年7月19日(土)14:00-  講師:二上 洋一氏(評論家,児童文学者)  会場:国際子ども図書館3階ホール  参加費:無料(但し申込制)  問合先:国立国会図書館国際子ども図書館企画協力課  (TEL.03-3827-2053(代) http://www.kodomo.go.jp/)   ○日本図書館文化史研究会2003年度研究集会  期日:2003年 9月20日(土)〜21日(日)  会場:青山学院大学621教室  内容:基調講演「レファレンスサービスの連続性と断絶」田村俊作氏(慶應   義塾大学)シンポジウム「レファレンスサービスの歴史と展望」コーディ   ネーター:小田光宏氏(青山学院大学)パネリスト:根本彰氏(東京大学)   斎藤文男氏(富士大学)阪田蓉子氏(明治大学) 参加費:会員1,000円/非会員1,500円  申込方法:同研究会事務局へ(8月31日締切)  申込・問合先:同研究会事務局 小黒浩司(〒143-0026 大田区西馬込1-31-11   E-mail:oguro★sakushin-u.ac.jp FAX.03-3777-3609) ---------------------------------------------------------------------- ◆求人情報 ○中央水産研究所 事務補助:2名  応募締切:2003年7月11日(金) ○(株)日販図書館サービス 長期アルバイト:若干名  応募締切:2003年7月11日(金)  求人情報の詳しいことは下記でご覧ください。  http://wwwsoc.nii.ac.jp/jla/job.htm  http://www.jla.or.jp/job.htm   ===========================================================no.162 END=