======================================================<2002/12/11発信>   JLAメールマガジン 第134号 ===================================================================== ■JLAメールマガジンの登録・解除・アドレス変更はこちらまで。  mailmaga★jla.or.jp ■JLAメールマガジンのバックナンバーはこちらにあります。   http://www.jla.or.jp/archives/ --------------------------------------------------------------------  編集発行:社団法人 日本図書館協会  Copyright,2002 Japan Library Association  無断転載転送を禁じます   JLAホームページアドレス http://www.jla.or.jp/                http://wwwsoc.nii.ac.jp/jla/ ===================================================================== ▼目次▼  ■図書館界ニュース  ■新聞記事より  ■集会等のお知らせ ■『図書館雑誌』12月号のお知らせ ■求人情報 ■JLAからのお知らせ --------------------------------------------------------------------- ◆図書館界ニュース 町田市の住民団体、NHK「クローズアップ現代」の取材に対して抗議  11月7日放映されたNHK「クローズアップ現代―ベストセラーをめぐる攻防」 について、町田の図書館活動をすすめる会は「町田市立図書館が著しく客観 性を欠き極めて歪曲された形で紹介された」と、NHKに抗議、12月10日、番組 制作責任者と話し合いを行った。  会の抗議書は、(1)市町村立図書館と県立図書館の役割の違い、図書館ネット ワークが理解されていない、(2)ベストセラー貸し出しのみの強調は図書館の 実態を極端に歪めている、(3)レファレンスサービス、障害者サービス、児童 サービスなど広範にわたる充実したサービスに無知、など番組の問題点を指 摘し、「あらかじめ素描されたシナリオに沿って」取材が行なわれたと指摘 している。   ○鎌倉市立図書館の市長部局移管構想  鎌倉市は12月議会で図書館を市長部局に移管する構想を提案する。これに対 して12月6日に開かれた住民団体による集会が行なわれ、図書館は市長から独 立した存在である教育委員会に置くこと、市長部局と連携した事業は可能で あること、などを盛り込んだアピールが確認された。鎌倉市は教育委員会採 用の司書職制度があり、移管により司書を市長部局との併任により事務の補 助執行をさせる構想のようである。  日本図書館協会は鎌倉市教育委員会に、説明を求める申入れを行なった。 ○子どもの読書活動推進計画策定の進捗状況  現在各地では子どもの読書活動推進法に基づく計画の策定準備が進められて いる。日本図書館協会が8月に行なったシンポジウムの記録『「子どもの読 書活動の推進に関する法律」を考える』も良く利用され、2刷を発行するこ ととなった。また研修会も各地で行なわれている。  現在都道府県レベルでは今年度中に2割が、来年度7割が策定を終えるとの ことである。多くは教育委員会が主宰した組織により検討がすすめられてい るようである。 ○筑波大学知的コミュニティ基盤研究センターの開所式 去る11月28日、筑波大学知的コミュニティ基盤研究センター(センター長: 石井啓豊)の開所式が、春日キャンパスにおいて、北原保雄学長ら関係者約 40名の参加により行われた。本センターは、10月1日、筑波大学と図書館情報 大学の統合を機に設置されたもので、高度情報ネットワーク社会における知 的コミュニティ基盤の形成に係る研究を目的とする、「知の共有基盤」「知 の表現基盤」「知の伝達基盤」「知の環境基盤」の四つの研究部門から構成 されている。 ---------------------------------------------------------------------- ◆新聞記事より(地域版含む) ○知のシンボルへ 仙台市民図書館40年 5 個性 多彩な催し すそ野開拓(河 北新報11/2夕) 6 市民 ボランティアが後押し(同11/11夕) 7 人材 解消 されない司書不足(同11/18夕)8 将来 地域の情報・文化拠点に(同11/25夕) ○国立国会図書館関西館 開館1カ月 入館2万人超す 期待と戸惑い 研究 者らに好評 「手軽に読めぬ」制限も(朝日<京都>11/8) ○横須賀市立図書館が新サービス HPに直筆サイン入りペリー論文 幕末の 日本人高く評価(産経<神奈川>11/13) ○新[岩手]県立図書館 運営案がまとまり県民から意見募集(朝日<岩手>11/20) http://www.pref.iwatejp/~hp1074/ ○書籍の復刊 相場は原本の1.5-2.5倍 漫画本では600−1000円 ネットで募 集 多数なら復刊(日経産業11/22) ○県内格差、最大で16倍 学校図書整備費を調査 滋賀(日本教育11/22) ○金沢大 施設整備にPFI 新図書館建設で導入(北日本11/23) ○書店の万引 平均210万円 本離れ進んでいるのに・・・『換金目的』14% 経 産省がアンケート(東京11/27) ○図書館長に民間経験生かせ 武蔵野市公募(朝日<多摩>11/27) ○公立図書館 点字図書、朗読テープ郵送サービス 盲人用郵便 有料化でピ ンチ 郵政事業庁「検討中」 図書館「自立に逆行」(埼玉11/29) ○自治体幹部公募広がる 都立病院課長・図書館長・動物園長など 民間手法 で行政刷新(日経12/10) ---------------------------------------------------------------------- ◆集会等のお知らせ ○学習会「委託問題を考える」  主催:大阪府子ども文庫連絡会  日時:2003年1月27日(月)13:30-16:00  会場:府立文化情報センターさいかくホール  講師:山口源治郎氏(東京学芸大学)  参加費:無料  問合先:白井(TEL.0724-43-1213) ○第24回文化財虫菌害防除作業主任者能力認定試験とその講習会  主催:文化財虫害研究所  期日:2002年2月5日(水)〜7日(金)  会場:自治労会館(自治労第1会館)(TEL.03-3263-3739)  対象:文化財の虫菌害防除技術者,その他関係者  申込締切:2002年1月17日(金)必着  問合先:文化財虫害研究所試験・講習会申込み係(TEL.03-3355-8355)   ---------------------------------------------------------------------- ◆『図書館雑誌』12月号(88ページ・特別定価1300円)のお知らせ ○2002トピックスを追う ・国立国会図書館の2002年−3施設によるサービス開始(櫻井理恵) ・「子どもの読書活動の推進に関する基本的な計画」の策定とそれに  関わる動き(坂部 豪) ・電子ジャーナル−大学図書館での利用をめぐって(三浦 勲) ・「ベストセラー大量貸出」批判をめぐる議論と図書館界からの反論   (瀬島健二郎) ・船橋市西図書館の蔵書廃棄問題をめぐる動きについて(西河内靖泰) ・障害者サービスと第三種・第四種郵便物制度改革をめぐる動向(田中章治) ・東京23区立図書館のカウンター業務委託(大橋直人) ○その他 ・IFLAグラスゴー大会レポート(宮部頼子・松村多美子・高島涼子・野村美 佐子) ・第96巻総索引 ほか ---------------------------------------------------------------------- ◆求人情報 ○平成15年度荒川区立図書館図書館事務事務嘱託員:10名程度  募集期間:2002年12月11日(水)〜24日(火)  http://www.library.city.arakawa.tokyo.jp/ ○社会福祉法人埼玉福祉会正社員:1名  応募締切:2002年12月21日(土)必着 ○東京大学大学院人文社会系研究科・文学部図書室非常勤職員:1名  応募締切:2002年12月18日(水) 必着  求人情報の詳しいことは下記でご覧ください。  http://wwwsoc.nii.ac.jp/jla/job.htm  http://www.jla.or.jp/job.htm   ---------------------------------------------------------------------- ◆JLAからのお知らせ ○JLA近刊(12月中旬刊行予定) 「図書館職員採用試験問題集・解説−国家公務員2種図書館学2003年度版」 日本図書館協会編 B5判 170p ISBN4-8204-0222-6 定価1500円(税別) *前号で一部の方にページ数を70pとして送信してしまいました。お詫びし て訂正いたします。 ===========================================================no.134 END=