図書館情報学教育部会の過去の行事案内を、記録のため以下に掲載します(行事案内の転載ですので、当日の内容と完全に一致しない場合もあります。また,肩書等は全て当時のものです)。
2023年度
今年度の行事については,「行事案内」ページに掲載しています。
2022年度
臨時シンポジウム「大学図書館員の専門性とは」の開催について
以下の日程で,臨時シンポジウム「大学図書館員の専門性とは」を開催します。
2023年3月4日(土)13:30-16:45(終了時刻は予定)
日本図書館協会会館2階研修室(東京都中央区新川1-11-14)
※Zoomによるオンライン配信を併用予定
共催:日本図書館情報学会
パネリスト(登壇順):加藤信哉氏(元国際教養大学図書館長),梅澤貴典氏(中央大学職員),井田浩之氏(城西大学助教),上岡真紀子氏(帝京大学准教授)
コーディネーター:三浦太郎氏(明治大学教授)
司会:長谷川幸代氏(跡見学園女子大学講師)
参加申込は以下のURLからお願いいたします。
https://forms.gle/sngDUq43jQ3s4qCL7
申し込み締め切りは,2023年2月24日(金)です。
<主旨>
2021年に日本私立大学連盟から「ポストコロナ時代の大学のあり方:デジタルを活用した新しい学びの提言」が出された。大学設置基準における「図書等の資料及び図書館」の削除が提言され,図書館職員の「形骸化」が指摘されるなど,議論を巻き起こした。日本図書館情報学会では,2022年3月5日に臨時シンポジウム「日本における大学図書館のグランドデザイン」を実施し,参加者各自がこの問題を考える契機とした。今回は,そのときに取り上げられなかった大学図書館員の専門性に論点をしぼる。
日本図書館協会図書館情報学教育部会と日本図書館情報学会の共催で,現在,大学図書館員にはどのような資質・能力が求められ,どのようなサービスを担い,養成・研修の現状はどうなっているのか。多角的な視点から議論を深めていきたい。
(2023.02.13掲載、02.14主旨追記)
2022年度 全国図書館大会第6分科会について
第108回全国図書館大会第6分科会(図書館情報学教育)では,「社会の変化に対応した新しい『大学において履修すべき図書館に関する科目』」をテーマとした動画を配信予定です。
動画の配信期間,視聴方法などにつきましては,大会ウェブページにてご確認ください。
https://g-regi.jp/108th-taikai/
「図書館に関する科目」について,図書館情報学教育部会幹事で現行カリキュラムの課題とその改善案をたたき台として提示し,ご参加の皆さまと議論を行うことで,よりよい司書養成教育科目の制定のきっかけにできればと考えています。
1.趣旨説明:大谷康晴(図書館情報学教育部会長/青山学院大学)
2.(報告)新しい「大学において履修すべき図書館に関する科目」について
・「『図書館に関する科目』改訂の総論について」角田裕之(鶴見大学)
・「図書館基礎に関する科目について」下山佳那子(八洲学園大学)
・「図書館サービスに関する科目について」坂本俊(聖徳大学)
・「図書館情報資源に関する科目について」長谷川幸代(跡見学園女子大学)
(2022.09.07掲載)
2022年度第1回研究集会「新しい図書館に関する教育科目について」の開催について
現行の司書資格取得のための「図書館に関する科目」が施行されて10年が経過しました。
本研究集会では,図書館情報学教育FDプログラムの一環として,参加者同士のワークを通じて今後の「図書館に関する科目」の教授内容・教授方法について検討します。
日時:2022年5月15日(日)14時から(16時までを予定)
開催方法:Zoomによるオンライン開催
内容(予定):
14:00-14:15 部会長からの趣旨説明
14:15-15:55 ワーク(Google Jamboardを活用)
15:55-16:00 閉会
参加費:無料
申込方法:以下のGoogleフォームからお申し込みください。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScFsuMd2u0EYxdSFNwAmW5pF9Rq3yDyhLH7yFUNAIGS-EANQQ/viewform?usp=sf_link
備考:部会員には図書館情報学教育FDプログラム修了証の発行が可能ですので,希望者は参加申し込み時のフォームの中でご回答ください。
(2022.04.27掲載)
2022年度図書館情報学教育部会活動総会 開催について
日時:2022年5月15日(日)13時から(14時までを予定)
会場:鶴見大学1号館404教室。もしくはZoomによる参加(詳細は出席の回答後メールで連絡)
決議方法:会場参加者及びZoomによる参加者による議決
議題:2021年度活動報告、同決算報告、2022年度活動計画、同予算
申込方法:協会ウェブサイト内下記URLにあるフォームに記入して出欠の回答を行ってください。
https://www.jla.or.jp//tabid/959/Default.aspx
2021年度
2021年度研究集会「学校司書モデルカリキュラムにおける教育の質保証」について
2016年11月に文部科学省初等中等教育局長通知として公表された学校司書モデルカリキュラムから5年が経過しました。この5年間は実施大学において創意工夫のもとカリキュラム編成がおこなわれてきましたが,学校司書のモデルカリキュラムは教育内容についてのコントロールが弱く,実施する大学が責任を負うものとなっているのが現状です。このため、学校司書モデルカリキュラムの実施には,従来の司書・司書教諭課程以上に教育の質を維持していくための努力が必要となると言えます。
そこで,「学校司書のモデルカリキュラム」の質保証について,いわゆる認証評価といった,現行での質保証の制度的な枠組みに囚われず,カリキュラムや教員の実践レベルでの質の担保を図るための方策や考え方,仕組みについて,大学教育を専門とする講師から解説していただきます。さらに,学校司書のモデルカリキュラムに取り組まれている大学から事例報告をいただき,ディスカッションを行います。
日時:2022年3月6日(日)14時から16時30分まで
開催方法:Zoomミーティングによるオンライン開催
内容:
(1)基調講演
山田 礼子 氏(同志社大学 社会学部 教育文化学科 教授)
「学習成果の可視化と質保証:達成度評価をどう活用するか」
(2)事例報告
野口 武悟 氏(専修大学 文学部 ジャーナリズム学科 教授)
水沼 友宏 氏(桃山学院大学 経営学部 経営学科 講師)
(3)ディスカッション
定員:100名
参加費:無料
申込み:以下のGoogleフォームからお申し込みください。(申込締切:3/4(金)17:00)
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdGqRf-mrOsnyKHeUf_QgIgsbA5EDyQy5vmDkMoLqBaxCYQDw/viewform?usp=sf_link
※後日,ZoomミーティングのURLを,メールにてお送りします。
(2022.01.25掲載,02.09・10追記)
2021年度 全国図書館大会第6分科会について
第107回全国図書館大会第6分科会(図書館情報学教育)では、「学校司書モデルカリキュラムの質保証」をテーマとした以下の動画を配信しました。
1件目
・趣旨説明(日本語教員概要紹介)
大谷康晴(図書館情報学教育部会長/青山学院大学)
2件目
・報告 学校司書モデルカリキュラムの実施状況と質保証
講 師 岡田大輔(相愛大学)
聞き手 大谷康晴(図書館情報学教育部会長/青山学院大学)
(2021.11.12掲載,2022.01.25編集)
2021年度 図書館情報学教育部会 活動部会総会 開催について
2021年度図書館情報学教育部会 活動部会総会のご案内
図書館情報学教育部会長 大谷康晴
2020年度臨時活動部会総会で部会長に再任された青山学院大学の大谷康晴です。
改めてよろしくお願い申し上げます。
新型コロナウイルス感染症が終息しない状況が続いております。このため図書館情報学教育部会は、「公益社団法人日本図書館協会 活動部会総会及び役員の会議等開催における決議の特例規程」を適用し,日本図書館協会ウェブサイトに公開するフォームに投票していただく形で2021年度活動部会総会を開催いたします。
活動部会総会に先立ち,議案及び関連する資料をメールに添付して5月8日にお送りいたしました。
ご確認のうえ,日本図書館協会ウェブサイト内に公開する投票フォームによる投票をお願いいたします。
「投票フォーム」の公開は,まもなくこのサイト及び部会メーリングリストにてお知らせいたします。
また,投票フォームの公開が遅れているので,以下の日程に変更いたします。(図書館雑誌5月号に挟み込まれている投票の概要ではなく,以下の日程で行いますのでお間違いのないようご確認下さい)
・質問は5月16日(日)23時59分まで受け付けます。
(回答は5月20日頃に行う予定です)
・投票は5月25日(火)23時59分までとなります。
・結果は5月31日(月)までにメールにてご報告いたします。
・ご質問・お問い合わせは,kyoiku@jla.or.jp(@は半角に)にお願いいたします。
(2021.5.9掲載)
2020年度
2020年度 図書館情報学教育部会 臨時活動部会総会 開催について
図書館情報学教育部会長 大谷康晴
すでに掲載されているように,図書館情報学教育部会(教育部会)は通信総会による臨時活動部会総会を開催することになりました。この経緯について簡単にご説明させていただきます。
公益法人移行後教育部会では,日図協会館で臨時活動部会総会を開催して部会長を選出する仕組みになっています。そして,選出に先立って図書館情報学教育部会長選考のための委員会(選考委員会)を組織して,部会員から推薦された候補者に対して,選出された場合には就任する意思があることを確認した上で部会長候補者名簿に掲載し,候補者名簿の中から選考を行うことになりました。
以上のように2年に1回開催されることになる臨時活動部会総会はきわめて重要な総会です。しかし,新型コロナウィルスに多くの人たちが感染する状況下において日図協会館で臨時活動部会総会を開催し,部会員のみなさまにお集まりいただくことは困難であるといわざるをえません。
そこで,本年度春の活動部会総会を通信総会によって開催することを可能にした「公益社団法人日本図書館協会 活動部会総会及び役員の会議等開催における決議の特例規程」を適用し,今回の臨時活動部会総会を計画することといたしました。この規程はあくまで特例ということで有効期間が2020年内となっていましたが,一定の手続きで延長できるように定められています。このことを踏まえて協会執行部に特例規程の有効期間の延長を願い出て承認をいただきました。
以上の経緯により,今回の部会長選考のための臨時活動部会総会は,特例規程第4条「部会長は部会総会等の開催が困難であると判断したときは,書面又は電磁的方法により部会総会等に代えることができる」を適用して開催することといたしました。選挙の実施方法や手続きは,後述する選考委員会の説明でご確認ください。
新型コロナウィルス感染によるものとはいえ,春の活動部会総会に引き続き,部会長選考のための臨時活動部会総会もこのような形による開催となって大変残念に思っております。また,本来でしたら選考委員会の指示を受けて臨時活動部会総会の開催を宣言すべきところですが,特例規程の延長を行うには,理事会において理事長が報告する必要があります。このため選考委員長と情報の共有をしつつ,選考の公示に先だって教育部会長として特例規程の延長をお願いいたしました。前代未聞の社会的情勢による異例の対応であるということで,ご寛恕を賜れば,幸いでございます。
2020年度図書館情報学教育部会 臨時活動部会総会のご案内
図書館情報学教育部会長 大谷康晴
図書館情報学教育部会は以下の要領で臨時活動部会総会を開催いたします。部会員のみなさまの参加を心よりお待ちしております。
開催形態:「公益社団法人日本図書館協会 活動部会総会及び役員の会議等開催における決議の特例規程」(以下「特例規程」という)第4条に基づく電子投票等による通信総会(経緯は後述)
投票期日:2021年2月26日(金)より3月17日(水)23時59分まで
投票方法:日図協ウェブサイト(https://www.jla.or.jp/)に設ける投票フォームに書き込んで送信する。または事前申請により郵送投票することもできる。
議 題:第32期(2021~2022年度)図書館情報学部会長選考 (2021年1月21日掲載)
第32期(2021~2022年度) 図書館情報学教育部会部会長選考について
図書館情報学教育部会長選考のための委員会
図書館情報学教育部会では,部会規程第7条(2016年6月5日活動部会総会及び9月30日理事会承認)に基づき,下記の要領で,部会長の選考を実施いたします。選考方法は,部会員による投票となります。なお,幹事役員は新部会長が選任・委嘱します。
部会長に立候補される方,及び候補者を推薦される方は,2021年1月20日(水)~2月14日(日)に届け出を行ってください。
1.選挙権
選挙権は,2021年2月26日(金)(投票開始日)の時点で,図書館情報学教育部会に所属している個人会員にあります。
2.被選挙権
被選挙権は,2020年12月31日(木)現在,図書館情報学教育部会に所属している個人会員にあります。『選挙公示』とともに被推薦者候補者を2021年1月19日(火)までに送付します。部会報を配信しているメーリングリスト経由で送付しますが,受け取れなかった方は,メールアドレス(もしくはファックス番号)をご連絡ください。速やかに送付します。
3.立候補及び推薦の届け出
被選挙権を持つ個人会員は部会長に立候補,及び部会長候補者を推薦することができます。推薦の場合,推薦者は,推薦されることに対する同意を被推薦者からあらかじめ得ておく必要があります。
(1)受付期間 2021年1月20日(水)~2月14日(日)23時59分
(2)届け出事項(書式自由)
[1]候補者氏名[2]候補者住所[3]候補者所属(勤務先)[4]候補者連絡先(電話,FAX,メールアドレス)[5]推薦者氏名[6]推薦者連絡先(電話,FAX,メールアドレス)[7]立候補及び推薦の理由(100 字以内)※立候補の場合,[5]と[6]は不要です。
(3)届け出先
(2)の諸事項を記載し,kyoiku_senkou@jla.or.jpに締切日までに送信してください。
4.部会長候補者(被推薦者)名簿の公表
部会長候補者名簿をメーリングリストで2月26日(金)までに送付します。受け取れなかった方はメールアドレス(もしくはファックス番号)をご連絡ください。速やかに送付します。
5.投票先
日図協のウェブサイトに設ける投票フォームのページ“3月17日に投票は終了しました”(トップページのメニュー中の「部会」のページをクリックしてください)から,部会長候補者1名を選択して送信してください。
原則として,日図協の会員番号(協会からの送付物の宛名部分に印刷されている6桁の数字)の入力を求めますが,会員番号のわからない方には,氏名・メールアドレスを入力する選択肢も設ける予定です。この場合,氏名等は二重投票防止のための確認にのみ使用します。
なお,郵送投票希望者は,2月14日(日)までに本委員会宛に文書で申し出てください。
6.投票期日 2021年2月26日(金)~3月17日(水)23時59分
7.選考方法 投票に より有効投票の過半数において決します。
公益社団法人日本図書館協会図書館情報学教育部会図書館情報学教育部会長選考のための委員会
委員長:三浦太郎
委員:石川敬史,佐藤裕亮,髙田淳子,西尾純子
〒101-8301 東京都千代田区神田駿河台1-1 明治大学司書課程・司書教諭課程室気付
FAX:03-3523-0841
E-mail:kyoiku_senkou@jla.or.jp
(2021年1月21日掲載)
...オンライン企画のご案内です。(終了いたしました)
『これからの目録教育を考える part. 2』(2020年度臨時研究集会)
日時:11月29日 10:30-12:00(zoomによるオンライン開催。待機室は10時15分から入室できます)
内容:第106回全国図書館大会第5分科会(図書館情報学教育)では,「これからの目録教育を考える」と題して,これからの目録の方向性とその教育のあり方をテーマとした動画が配信されます。
一方で、今回の全国図書館大会の公式のプログラムでは,リアルタイムでの質疑応答を行うことが困難となりました。このため、図書館情報学教育部会としてこれからの目録教育についてディスカッションする場を設けます。質疑応答を軸として開催する予定ですので参加者は,予め全国図書館大会で公開されている動画を視聴して内容を把握されることを強く推奨いたします。
プログラム:
10:30-10:35 開会あいさつ
10:35-10:45 第106回全国図書館大会第5分科会の要旨
10:45-11:55 「これからの目録教育を考える」質疑応答
11:55-12:00 部会長選出のための臨時活動部会総会について・閉会あいさつ
参加方法:
図書館情報学教育部会の会員の方には部会報配信メーリングリストで当日の参加URLなどの案内をしますので,指示にしたがってください。図書館情報学教育部会の会員以外の方はkyoiku@jla.or.jp(@は半角に直してください)にご連絡ください。参加方法を返信いたします(部会役員の方から送信しますので,着信を受け取れるように設定にご注意ください)。 (2020年11月19日掲載 12月24日標題修正)
オンライン授業情報交換ミーティングについて(お礼・お詫びと次回のご案内)
部会員の皆様へ
図書館情報学教育部会長の大谷康晴(青山学院大学)です。
4月25日,26日に部会役員が主催者となって開催した「オンライン授業情報交換ミーティング」ですが,急なお知らせにも関わらず4システム5回のミーティングに延べ50名ほどの参加がありました。ありがとうございました。
一方で今回フォーム形式のみでお申し込みを受け付けたのですが,何名かの部会員からの申し込みが受理されず,ご招待できないことがありました。心よりお詫び申し上げます。
すべてのミーティングに参加して印象に残った点を紹介いたします。
・学生への配慮が必要
・通信環境:できるだけ負担のないようにする
・PC環境:家族全員でPC共有という学生も多く,授業をスマホで履修するしかない学生が一定数存在する
・Wifi環境:Wifiに接続できないとか,通信量の制約がある学生がいる
・モラールやメンタル:オンライン授業の履修は消耗が激しい
(複数のミーティングに参加した部会役員は一様に疲れたという感想)
・教材の視聴に要する時間:大学側の通信環境も踏まえると,短い教材を複数用意する方がよい
・課題:課題の出し方に気を付けないと学生にとっては負担が大きすぎる(挫折する学生が出る可能性も)。
ごくごく簡単な課題にしたり,取り組む時間を多めに確保するなどの配慮も必要。
・大学の通信環境
・いくつかの大学で通信トラブルが発生している
・教材の容量の制約もあるので,不必要な動画教材を配置したり,リアルタイム授業を実践したりしない
・説明への配慮
・重要な説明は文字資料も用意:通信状況はかなり悪化することがあって,重要な部分が聞き取れないこともある
・チャット機能に注意:フォローとか,ちょっとした質問・意見に役立つが,ログイン時点以降しか参照できないので,遅刻者への課題指示はチャット以外の主題で行う必要がある
参加者の方からは,少し時期をおいて今度はオンライン授業実践について情報共有をしてはどうかというご意見をいただきました。詳細は改めてご案内いたしますが,5月から6月の間にオンライン授業実践情報交換ミーティングを開催できたらと存じます。その際には奮ってご参加いただきますようお願い申し上げます。(2020年4月28日)
図書館情報学教育部会 活動部会総会の案内
2020年4月19日
部会員の皆様へ
図書館情報学教育部会長
大谷 康晴
2020年度活動部会総会について
現在,全国に緊急事態宣言が発令されて,多くの部会員が異例の事態に奔走されていることと存じます。
本年度の教育部会の総会は,当初5月17日に日本図書館協会会館で開催するとご案内いたしました。しかしながら,現在の取り組みが功を奏したとしても,5月17日時点で新型コロナウィルスの感染そのものが収束するということは残念ながらほとんどない情勢です。このように考えると5月17日の部会総会の開催は極めて困難です。なお,法令との兼ね合いで6月の代議員総会開催までに2019年度の部会の事業報告を部会総会でご承認いただいて協会に提出しなければならないため,開催の長期延期もできません。
さて,協会では4月9日に常任理事会を開催いたしました。そこでは,「公益社団法人日本図書館協会 活動部会総会及び役員の会議等開催における決議の特例規程(新型コロナウイルス感染症対応)」を制定しました。これは,“この感染症が終息するまでの時限的な効力を持つ規程を制定し,各活動部会の総会及び役員の会議での決議が行えるようにする”ための規程になります。
本来当部会において一か所に集まって部会総会を行うことは極めて重要であると理解しておりますが,幹事会での議論を経て,上記規程第4条に基づき末尾に記した電磁的方法により部会総会を開催することといたしました。今回の部会総会の開催形態は,あくまで現在の社会的状況による例外的なものであることをここで明言いたします。
なお,メールによる総会開催なので,ご所属の異動等によりメールアドレスが変更された部会員におかれましては,ぜひkyoiku@jla.or.jpまでご連絡ください(左記アドレス中の@を半角に直してください)。
今回このような形となり,通常の会合による部会総会が開催できず,部会員の皆様と情報を共有し,意見交換する機会を持てないことを大変遺憾に思います。しかしながら,現在の特殊な状況を踏まえて,下記の形による部会総会の成立に,ご協力いただきますようお願い申し上げます。
2020年度活動部会総会実施の日程
5月6日(水)まで 連絡先の確認
5月7日(木)メールにて議案および資料を送付。議案に関する質問及び投票受付 (いずれもメールによる)
5月13日(水)質問締切
5月14日(木)-17日(日)質問に対する回答作成
5月18日(月)メールにて質問への回答を送付(内容確認期間は1週間)
5月24日(日)メール投票締切(23時59分まで)
5月25日(月)-30日(土)集計,議事録の作成
5月31日(日)メールにて総会の結果報告
2020年度活動部会総会実施の手順
・部会長は,この文書の告知を以って部会総会の招集を行ったものとし,部会のメーリングリストに登録されているアドレスに議案および資料を送付する
・投票窓口,および議案への質問窓口は,部会の問い合わせ先メールアドレス(kyoiku@jla.or.jp。@は半角に)とする
・部会員は,5月24日(日)までに投票を投票窓口に送信するものとする
・幹事会は,部会員からの投票を確認したら速やかに確認の返信を行うものとする
・総会の成立は,部会規程に基づき部会員数の10分の1とする
・幹事会は,議案の送付,投票の集計等部会総会の実務を担当する
・幹事会は,投票窓口のメールの受信に関する記録を用意して,部会員からの求めに応じて閲覧できるようにする
※この件に関するお問い合わせは,kyoiku★jla.or.jp(★を半角@に置換してください)までご連絡ください。
図書館情報学教育部会 オンライン授業情報交換ミーティングについて (2020.4.19)
新型コロナウィルスの影響で現在多くの大学でそれまで実施したことがないオンラインでの全面的な授業提供が決定されています。この授業を提供するツールとしてさまざまなウェブ会議システムの使用が推奨されていますが,よくわからないという方もいらっしゃると思います。
教育部会では,5月17日開催予定であった第1回研究集会に代えて,部会員同士の情報交換のため,各種ウェブ会議システムで会合を設定することにしました。みなさまの授業準備に役立てていただきたく,大変急なご案内となりましたがぜひご参加ください。また,時間的余裕がないので,いわゆる操作法の講習会というものではなく,実際にシステムを操作して会話を進めることで習熟度を高めていくことを目的としています。同時にオンライン授業に関するさまざまな情報を共有できたらと存じます。
会議へは下記URLからGoogleフォーム(こちら)でお申し込みください。申し込み後,登録されたメールへ会議の招待を行います。
「オンライン授業情報交換ミーティング」(2020年度臨時研究集会)
開催予定のウェブ会議システム:
Cisco Webex Meetings :4月25日 10時-11時
Google Meet :4月25日 13時-14時
Zoom Meetings(1回目):4月25日 15時-16時
Skype for Business :4月26日 10時-11時
Zoom Meetings(2回目):4月26日 13時-14時
2019年度
2019年度第2回研究集会の開催中止について (2020.3.2)
現在,新型コロナウィルスの感染拡大が深刻に憂慮されています。
図書館情報学教育部会では,3月15日に第2回研究集会(「NCR2018年版刊行後の情報資源組織論及び演習」)の開催を予定していましたが,
1)全国に点在する部会員が参加するためには長距離の移動が発生すること
2)プログラム上ワークショップを予定していたが対策専門会議が感染のリスクが高いと指摘する状況[”対面で人と人との距離が近い接触(互いに手を伸ばしたら届く距離)が,会話などで一定時間以上続き,多くの人々との間で交わされる環境”]であること
から,2019年度中の開催は難しいと判断し,研究集会の開催を中止いたします。
ただし,今回のテーマは図書館情報学の教育現場において重要なものであることには変わりませんので,講師の先生とご相談のうえで,改めて2020年度中の開催の機会を設けたいと思いますので,その時には奮ってご参加ください。
(図書館情報学教育部会長 大谷康晴)
2019年度全国図書館大会第6分科会の案内
日 時: 2019年11月22日(木)(13:15受付開始)13時45分から16時45分
会 場: 三重県総合文化センター 男女共同参画棟3F セミナー室C
テーマ:図書館員のリカレント教育
登壇者 基調講演:呑海沙織(筑波大学教授)
報 告:野口久美子氏(八洲学園大学教授)
報 告:伊東直登氏(松本大学松商短期大学部教授)
ディスカッション、質疑応答
2019年度第1回研究集会並びに活動部会総会の案内
日 時: 2019年6月9日(日)13時00分から16時45分
会 場: 日本図書館協会会館 2階研修室(〒104-0033 東京都中央区新川1-11-14)
図書館情報学教育部会活動部会総会 (13:00~14:00)
議題:2018年度事業報告,2019年度事業計画等
第1回研究集会 (14:15~16:45)
第一部 図書館情報学教育の動向報告:青山学院大学の事例
趣 旨: 青山学院大学は2019年度,相模原キャンパスにコミュニティ人間科学部を開設した。この学部は地域研究系の学部であるが,その専門課程の中に図書館情報学が設けられている。大学教育の中で図書館情報学をどのように位置付けていくのかという問題に対する新たな可能性といえる。また,教育人間科学部の専門課程での教育は継続することから、一大学の二つの専門課程にそれぞれ図書館情報学が位置づけられた珍しい事例となった。これらの事情や経緯について紹介いただき、会員間の情報共有を図りたい。
第二部 大学院における図書館情報学教育
趣 旨: 図書館情報学教育は,大学の学部課程に加えて大学院でも行われている。大学院における教育は,図書館情報学分野の専攻・分野等で行われる場合もあれば,より広い分野の中で行われる場合もある。また,現職者のリカレント教育を目的としたものもあれば,研究者養成を目的としたものもある。さらに修士課程のみのところもあれば,博士課程まで提供しているところがある。2000年代以降,多様な大学から学位(博士号)が出されるようになっている点も注目される。
これまで,図書館情報学教育部会の研究集会では主に学部課程の図書館情報学教育に焦点を当ててきたが,今回は,大学院における図書館情報学教育に焦点を当てる。本研究集会により,大学院の図書館情報学教育の状況について情報を共有するとともに,今後の課題を考えたい。
研究集会では,近年の大学院における図書館情報学教育の現状を概観するとともに,大学院教育を最近開始した大学院,少人数で教育を行っている大学院などの事例を報告してもらう予定である。
◆プログラム
14:15-14:20 開会 挨拶 大谷康晴(図書館情報学教育部会長)
(第一部) 図書館・情報学教育の動向報告
14:20-14:40 報告・意見交換「一つの大学に二つの司書養成カリキュラム?:
青山学院大学におけるチャレンジ!」 小田光宏(青山学院大学)
(第二部) 大学院における図書館情報学教育
14:40-15:00 趣旨説明と大学院における図書館情報学教育の動向 松本直樹(慶應義塾大学)
15:00-15:25 事例報告「書誌学・情報学と調和する図書館情報学の大学院:
鶴見大学文学研究科ドキュメンテーション専攻の誕生」 角田裕之(鶴見大学)
15:25-15:50 事例報告「明治大学大学院における図書館情報学教育」 青柳英治(明治大学)
15:50-16:05 休憩
16:05-16:40 質疑応答
16:40-16:45 閉会挨拶・事務連絡 角田裕之(図書館情報学教育部会長代行)
◆参加費:部会員 1,500円,JLA会員 2,000円,非JLA会員 3,000円
(図書館情報学教育部会へ指定寄付を行った方は無料)
◆申込・問い合わせ
・研究集会の申し込みは以下のサイトで受け付けています。
https://forms.gle/1eGhRewMcwdDj2WVA
・活動部会総会の出欠および委任のご連絡は,
(1)『図書館雑誌』4月号に同封される委任状のハガキ,(2)同FAX,(3)ホームページ
(https://www.jla.or.jp/divisions/tabid/70/Default.aspx#bukaisokai2019),
のいずれかで提出してください。なお,委任をした場合は委任を受けた方がその議決権を行使します。
2018年度
2018年度第2回研究集会並びに臨時総会の案内
日 時: 2019年3月17日(日)13時00分から17時20分(受付12:30~13:00)
会 場: 日本図書館協会会館 2階研修室(〒104-0033 東京都中央区新川1-11-14)
図書館情報学教育部会臨時総会 (13:00~14:00)
第2回研究集会 (14:15~17:20)
テーマ: 教育プログラムの組み立て方-「情報サービス演習」を例として-(図書館情報学教育FDプログラム)
趣 旨:
現在の省令科目「情報サービス演習」は、旧カリキュラムの「情報検索演習」と「レファレンスサービス演習」を一つにし、通年(60時間)相当の科目として設定された。紙やデジタルという媒体ごとに分けるのではなく、両者の一体化を構想していたが、旧カリキュラムからの移行の問題もあり、「情報検索演習」と「レファレンスサービス演習」の科目名称のみ変更して対応した大学も多かったことと思われる。
本研究集会では、「図書館情報学教育FDプログラム: 教育プログラムの組み立て方-「情報サービス演習」を例として-」と題し、科目内容の整理を試みる。具体的な科目としてどのように提供していくかをワークショップ形式で考えたい。この機会を通じて、より柔軟にカリキュラム構築ができる選択肢を提供できればと考えている。
なお、この研究集会は,日本図書館協会図書館情報学教育部会による「図書館情報学教育FDプログラム」として開催する。プログラム終了後、部会員の参加者には同プログラムの修了証を発行する。(https://bit.ly/2BHqMH8にて参加申し込み)
2018年度・全国図書館大会分科会
- 大会開催日:2018年10月20日(土)
- 大会会場:国立オリンピック記念青少年総合センター
- 分科会時間:午後
- 分科会会場:センター棟513室
- テーマ: 新たな司書教諭養成教育―学校司書モデルカリキュラムを踏まえて
- 趣 旨:
- 2016年、文部科学省は「学校図書館ガイドライン」及び「学校司書モデルカリキュラム」を示した。それに伴い、いくつかの大学でモデルカリキュラムに準拠した学校司書養成が開始されている。一方で、全国約200の大学では司書教諭が養成されている。司書教諭は学校図書館法で必置とされているため、学校司書と2職種併置の状態となっている。司書教諭の養成課程を規定した「学校図書館司書教諭講習規程」は1998年に改定されて以降、科目・単位数の変更は行われていない。 そこで、改正後20年となる今年の分科会では、こうした新たな状況の変化を踏まえて、司書教諭養成の新たなあり方を探っていきたい。
予定されているプログラム:
- 基調報告「学校図書館をめぐる近年の状況と職員養成」平久江祐司(筑波大学図書館情報メディア系)
- 報告「学校図書館職員養成の課題」野口武悟(専修大学文学部)
- 報告「諸外国の学校図書館職員養成の動向」河西由美子(鶴見大学文学部)
2018年度第1回研究集会並びに活動部会臨時総会の案内
日 時: 2018年6月3日(日)12時00分から16時30分(受付11:30~12:00)
会 場: 日本図書館協会会館 2階研修室(〒104-0033 東京都中央区新川1-11-14)
図書館情報学教育部会総会 (12:00~13:00)
(休憩 13時~13時30分)
第1回研究集会 (13:30~16:30)
テーマ: 大学図書館の職員養成
趣 旨:
これまで⽇本の図書館職員養成は、司書課程教育を中⼼に主に公共図書館を対象とした図書館職員の養成に重点が置かれてきた。そのため、欧⽶の⼤学図書館に⾒られるような、専⾨分野やサービスに特化した図書館職員の養成が⾏われてこなかった。しかし、学術情報のデジタル化、⽀援業務の多様化に⾒られるように、現代の⼤学図書館を取り巻く環境の変化は著しく、従来の図書館業務を越えた関与が要請されている。必然的に、図書館職員として求められる知識・能⼒も変化してきている。
これら⼤学図書館職員の養成に関しては、平成22 年12 ⽉に公表された「⼤学図書館の整備について(審議のまとめ)−変⾰する⼤学にあって求められる⼤学図書館像−」でも取り上げられ、専⾨教育の強化が指向されている。他⽅、⼤学図書館業務⾃体は、アウトソーシングにより図書館職員の⾮正規化が進みつつある。 これらのことに鑑み、2018 年度第1 回研究集会では、⽇本における⼤学図書館の職員体制に関して現状把握を⾏うとともに、専⾨職としての⼤学図書館職員養成の在り⽅を考えていきたい。
プログラム(予定):
13:30-13:35 部会長挨拶:小田光宏(青山学院大学,図書館情報学教育部会長)
13:35-13:45 趣旨説明「大学図書館の職員養成」:坂本俊(京都女子大学)
13:45-14:35 事例報告「国立大学図書館における事例」:今野創祐(京都大学図書館)
14:35-15:25 事例報告「私立大学図書館における事例」:鈴木正紀(文教大学図書館)
15:25-15:35 休憩
15:35-16:25 質疑応答、グループディスカッション:
16:25-16:30 閉会挨拶・事務連絡:小山憲司(中央大学)
参加費:部会員 1,500円,JLA会員 2,000円,非JLA会員 3,000円(図書館情報学教育部会へ指定寄付を行った方は無料)
申込・問い合わせ
◯活動部会総会の出欠および委任のご連絡は,
(1)『図書館雑誌』4月号に同封される委任状のハガキ,(2)同FAX,(3)ホームページ,のいずれかで提出してください。なお,委任をした場合は委任を受けた方がその議決権を行使します。
2017年度
2017年度第2回研究集会の案内
日 時: 2018年3月11日(日)13時30分から16時30分(受付13時から)
会 場: 京都女子大学 A401教室(A校舎401)(〒605-8501 京都市東山区今熊野北日吉町35)
テーマ: 図書館情報学教育におけるアクティブ・ラーニング
趣 旨:
現行の司書課程省令科目の基本的な考え方は,科目の性格について専門職としての入口段階と位置付けている。また,講義科目と演習科目の関係について,演習科目の目的を即戦力としてのスキル修得ではなく,体系的な基礎理論をより深く理解するためとしている。つまり,現行の司書課程においても,知識について単に詰め込むではなく,演習を通じて深い学びを行うことが期待されている。このような講義と演習の関係性は科目間のものとしてだけではなく,各科目内でも一定の余地で考えることができるだろう。
一方大学においても,アクティブ・ラーニングの導入が叫ばれているが,そこには知識の量的修得よりもより深い理解の側面が優先されているといえ,これは現行の司書省令科目の考え方に通じるものがあるだろう。以上の問題認識から,この研究集会では,従来の図書館情報学教育では,従来あまり演習として想定されてこなかった項目に対して知識のより深い理解を優先する取り組みを見ていきたい。
なお,この研究集会は,日本図書館協会図書館情報学教育部会による,「図書館情報学教育FDプログラム(仮称)」の試行として開催する。
参 加 費 : 部会員 1,500円,JLA会員 2,000円,非JLA会員 3,000円(当部会へ指定寄付を行った方は無料)
参加申込: 次のウェブフォームからお申し込みください。 https://goo.gl/U3SJux
プログラム(予定):
12:00-13:00 図書館見学(希望者)
13:00-13:30 受付
13:30-13:35 開会挨拶:小田光宏(青山学院大学,図書館情報学教育部会長)
13:35-13:40 事務連絡
13:40-14:00 動向報告:文部科学省の組織改編がもたらす図書館情報学教育への影響
松本 直樹(慶應義塾大学,図書館情報学教育部会幹事)
14:00-14:25 事例報告:図書館の情報発信における問題発見学習の試み
角田 裕之(鶴見大学,図書館情報学教育部会幹事)
14:25-14:50 事例報告:司書課程におけるアクティブ・ラーニングの取り組み
坂下 直子(京都女子大学) 14:50-15:05 休憩
15:05-16:35 グループディスカッション:
参加者が担当する科目の取り組みについて事例を取りまとめ,報告
16:35-16:45 日本図書館協会図書館情報学教育部会におけるFDプログラムについて
大谷 康晴(日本女子大学。図書館情報学教育部会幹事)
16:45-16:50 事務連絡・閉会
2017年度・全国図書館大会分科会
第7分科会 図書館情報学教育:日本図書館情報学会シンポジウム
『図書館情報学教育の広がりと可能性:日本図書館情報学会の調査報告を基にして』
本分科会は、標題にもあるとおり、日本図書館情報学会との共催で開催します。 2016年度に日本図書館情報学会に設置された、図書館情報学教育に資する事業ワーキンググループの調査報告書『図書館情報学教育の拡がりと今後の方向性に関する調査報告書』が2017年3月にまとめられました。インターネットを基盤とした情報社会が進展する中、図書館の役割も変化し、情報専門職としての図書館員に求められる知識や技術、能力も高度化してきています。図書館情報学教育は、情報専門職の養成機関として、こうした変化に対応する必要がある一方で、学問としての図書館情報学もまた、この変化の中にあります。本調査報告書ではこうした背景を踏まえ、
(1)司書課程、図書館情報学の専門課程を設置している教育組織におけるカリキュラム等の調査
(2)北米の大学における図書館情報学教育の動向
(3)隣接領域からみた図書館情報学
の3つの視点から調査結果がまとめられています。
そこで本分科会では、調査報告書を基に、図書館情報学教育の現状と今後について、先駆的取り組みや隣接領域の動向を踏まえつつ、その広がりと可能性を検討します。分科会では次の3名からの報告の後、パネル討議を行う予定です。図書館情報学を基盤とした教育の展開について、参加者のみなさんと議論を深めたいと考えています。
1 浅石卓真(愛知淑徳大学人間情報学部)「図書館情報学教育に資する事業ワーキンググループ」調査報告書にみる図書館情報学教育の現状」
2 宇陀則彦(筑波大学情報学群)「図書館情報学の広がりを意識した教育:筑波大学の事例から」
3 永崎研宣(国際日本文化研究センター)「デジタル人文学から図書館情報学教育に期待すること」
4 パネル討議
コーディネーター 小山憲司(図書館情報学教育部会幹事、中央大学)
2017年度活動部会総会及び第1回研究集会
- 日 時: 2017年6月4日(日) 12時00分から16時15分
- 会 場: 日本図書館協会2階研修室 (〒104-0033 東京都中央区 新川1-11-14)
2017年度活動部会総会
- 時 間:12時00分〜13時00分
第1回研究集会
- 時 間:13時30分〜16時15分(受付13時15分から)
- テーマ:現職者も視野に入れた学校司書の養成
- 趣 旨:
2015年8月に文部科学省に設置された「学校図書館の整備充実に関する調査研究協力者会議」において,2016年10月「これからの学校図書館の整備充実について(報告)」が公表された。同報告では,学校司書の資格・養成の在り方について,「学校司書のモデルカリキュラム」を含む提言がなされた。
本研究集会では,まず,学校司書の養成にむけた大学における取組について報告をうける。つぎに,現職者への継続教育に取り組む大学の報告を受ける。また,カリキュラムの質保証のあり方についても考えていきたい。
- 参加費:部会員 1,500円,JLA会員 2,000円,非JLA会員 3,000円(当部会へ指定寄付を行った方は無料)
申 込:不要
予定しているプログラム
- 13:15- 受付開始
- 13:30-13:35 開会挨拶 小田光宏(図書館情報学教育部会長,青山学院大学教育人間科学部教授)
- 13:35-14:05 報告「モデルカリキュラムの質保証」(仮)大谷康晴氏(日本女子大学)
- 14:05-14:30 事例報告「学校司書モデルカリキュラム実施校による報告」(仮)安形輝(亜細亜大学)
- 14:30-14:55 事例報告「現職者教育に向けた通信教育課程」(仮)野口久美子(八洲学園大学)
- 14:55-15:05 論点補足(2016年度第2回研究集会議論まとめ)
- 15:05-15:20 休憩
- 15:20-16:10 質疑
- 16:10-16:15 閉会挨拶・事務連絡
2016年度
2016年度臨時総会及び第2回研究集会
- 日 時:2017年2月25日(土) 13時00分から17時00分(受付12時45分から)
- 会 場:日本図書館協会2階研修室 (〒104-0033 東京都中央区 新川1-11-14)
第2回研究集会
- 時 間: 13時00分〜16時00分(受付12時45分から)
- テーマ: 学校図書館専門職員養成
- 趣 旨: 2015年8月に文部科学省に設置された「学校図書館の整備充実に関する調査研究協力者会議」において、今般、「これからの学校図書館の整備充実について(報告)」が公表された。
同報告では、学校図書館の運営上の重要な事項について、望ましいあり方を示した「学校図書館ガイドライン」が示されたほか、学校司書の資格・養成の在り方について、「学校司書のモデルカリキュラム」を含む提言がなされた。
本研究集会では、図書館情報学カリキュラムや司書課程・司書教諭課程等を設置する大学などで、今後、モデルカリキュラムを運用していく上での実際的な方途を検討する。
報告者に、上記協力者会議で座長を務められた堀川照代氏(青山学院女子短期大学)、司書・司書教諭養成の現場でご経験のある今井福司氏(白百合女子大学)、稲井達也氏(日本女子体育大学)を迎え、学校司書を含めたこれからの学校図書館専門職員養成に求められる姿を考えていく。
参加費:部会員 1,500円,JLA会員 2,000円,非JLA会員 3,000円(当部会へ指定寄付を行った方は無料)
申込・問い合わせ:
- 研究集会に参加ご希望の方は,1. 名前,2. 所属,3. 当部会員であるか否か(なお,3で当部会員でない場合は、本協会の会員であるか否かもお知らせください)を225sanka★gmail.com(★は@に)までにメールにお申し込みください。
予定しているプログラム
- 12:45- 受付開始
- 13:00-13:05 開会挨拶 小田光宏(図書館情報学教育部会長,青山学院大学教育人間科学部教授)
- 13:05-13:45 報告「文部科学省報告書『これからの学校図書館の整備充実に ついて』の目指すもの」(仮)堀川照代氏(青山学院女子短期大学)
- 13:45-14:15 報告「学校図書館専門職の養成:白百合女子大学における状況 から」(仮)今井福司氏(白百合女子大学)
- 14:15-14:45 報告「学校司書養成に向けた「モデルカリキュラム」の具体的検討:「学校図書館サービス論」を中心に」(仮)稲井達也氏(日本女子体育大学)
- 14:45-14:55 休憩
- 14:55-15:50 質疑 司会:三浦太郎(図書館情報学教育部会幹事,明治大学)
- 15:50-16:00 休憩
2016年度臨時総会
- 時 間 16時00分〜17時00分
- 議 題 部会長選考
2016年度・全国図書館大会分科会
- 大会開催日:2016年10月16日(日)
- 大会会場:青山学院大学 青山キャンパス (150-8366 東京都渋谷区渋谷4-4-25)
- 分科会時間:13時半~17時
- 分科会会場:17号館4階17402
- テーマ: 学校図書館専門職員養成のこれから―IFLA学校図書館ガイドラインを踏まえて―
- 趣 旨:
- 昨年、国際図書館連盟(IFLA)より『IFLA学校図書館ガイドライン』(IFLA School Library Guidelines)が公表された。また、日本では,文部科学省に「学校図書館の整備充実に関する調査研究協力者会議」が設けられ、学校司書の資格と養成の在り方等について検討が行われた。こうした状況を踏まえ、『IFLA学校図書館ガイドライン』を中心として学校図書館に関わる「人」の養成の在り方について議論し、問題意識を共有したいと考えている。
予定されているプログラム:
- 基調報告「IFLAガイドラインとこれからの人の養成」岩崎れい(京都ノートルダム女子大学)
- 報告「学校図書館の現場から考えるIFLAガイドラインと人の養成」庭井史絵(慶應義塾普通部)
- 報告「日本の学校図書館における読書活動の支援と人の養成」鈴木佳苗(筑波大学図書館情報メディア系)
2016年度活動部会総会・第1回研究集会
- 日 時:2016年6月5日(日)13時00分から16時50分(受付12時30分から)
- 会 場:日本図書館協会会館(〒104-0033 東京都中央区新川1-11-14)
- テーマ:データライブラリアンとその育成
- 趣 旨:ビッグデータということばに代表されるように、ビジネスや学術研究、政府活動など、さまざまな場面でデータの利活用に注目が集まっている。内閣府は「国際的動向を踏まえたオープンサイエンスに関する検討会」を主催し、その報告書を2015年3月に公表している。また、文部科学省科学技術・学術審議会学術分科会学術情報委員会は、2016年2月に「学術情報のオープン化の推進について(審議のまとめ)」をとりまとめ、研究データの公開についての基本方針や方策を示すなど、国全体での動きが活発化してきている。
こうした動向をも踏まえ、大学をはじめとする研究機関は、海外の動向を注視しつつ、研究データの活用に向けた取り組みを始めつつある。大学を構成する一部署である図書館もまた、自身の研究支援機能の一つとして、研究データの取り扱いを模索し始めたところである。
図書館が研究データを扱うにあたって課題となることの一つは、それを担当する職員、すなわちデータライブラリアンの育成と配置である。これは日本に限らず、国際的な課題ともいえよう。
そこで本研究集会では、研究データと大学図書館事情に明るい池内有為氏(筑波大学大学院)をお迎えし、海外の事例を中心に、データライブラリアン事情とその育成について講演いただくこととした。本講演は、大学図書館の事例が中心となるが、データの公開(オープン化)が進む今日、市民をはじめとする地域社会でもデータ活用の機会が生まれつつある。その意味において、大学図書館はもとより、公共図書館や専門図書館など、館種を越えて、情報専門職である図書館員の養成に資する話題であると考え、本研究集会を企画するものである。
- 参加費:部会員 1,500円,JLA会員 2,000円,非JLA会員 3,000円(図書館情報学教育部会へ指定寄付を行った方は無料)
- 申込・問い合わせ
◯研究集会に参加ご希望の方は,申込みフォームに「お名前」「部会員か否か,否の場合,JLA会員か」「ご所属」「ご連絡先」を記入の上,5月30日(月)までにお申し込みください。
◯活動部会総会の出欠および委任のご連絡は,
(1)『図書館雑誌』4月号に同封される委任状のハガキ,(2)同FAX,(3)ホームページ,のいずれかで提出してください。なお,委任をした場合は委任を受けた方がその議決権を行使します。
- 予定しているプログラム
- 12:30-13: 00 受付
- 13:00-13: 05 開会 挨拶:小田光宏氏(図書館情報学教育部会長,青山学院大学教育人間科学部教授)
- 13:05-13:10 趣旨説明:小山憲司氏(図書館情報学教育部会幹事,中央大学文学部教授)
- 13:10-14:10 基調講演 池内有為氏(筑波大学大学院図書館情報メディア研究科)
- 14:10-14:40 討議
- 14:40-15:00 休憩
- 15:00-16:40 活動部会総会
- 16:45-16:50 閉会 挨拶:小田光宏氏
2015年度
2015年度第2回研究集会
- 日時
- 2016年3月6日(日) 13時30分から16時30分(受付13時から)
- 会 場:
- 場所:九州大学 箱崎キャンパス 中央図書館 新館4階 視聴覚ホール
- 住所:〒812-8581 福岡県福岡市東区箱崎6-10-1
- 共催
- 九州大学附属図書館
- テーマ:
- 図書館情報学教育を活性化させる実物・映像を中心とした教材
- (シリーズ:図書館情報学教育におけるFD)
- 趣 旨:
-
大学(大学・短大等)授業時に使用される補助教材は,教育の質を改善させるうえで重要な要素である。文部科学省の「大学における教育内容等の改革状況」調査(平成25年度版(最新))によると,各大学で実施している学生による授業評価の中で補助教材(教材)の質を尋ねている大学は全体の75.2%もある。
これまで本部会では,2012年度の司書課程省令科目改正によって一新されたテキスト,科目内容に合わせて,教育の質を高めることをテーマとした研究集会を開催してきた。今回は各授業において,学生の学習意欲を喚起し,教育効果を高めるために各教員が腐心している教材に着目する。図書館情報専門職を養成するためには,受講者に相当量の知識・技能を教授する必要がある。そのため,ともするとテキストの内容をなぞるだけの授業になりやすいが,映像,画像(絵・写真),新聞,実物,レプリカといった教材や資料を適切に使用することで,受講生の関心を高め,理解を深めることができる。
この研究集会では,以上の問題意識に立って,図書館情報専門職を養成する教育において,さまざまな文脈における(オンライン動画や絵本などを含む)ビジュアルな教材を持ち寄って紹介し合い,授業改善に資するアイデアを参加者に持ち帰ってもらうことを目的とする。
- 参加費:
-
部会員 1,500円,JLA会員 2,000円,非JLA会員 3,000円(図書館情報学教育部会へ指定寄付を行った方は無料),九州大学附属図書館の教職員(兼務を含む)1,500円
- 申込・問い合わせ:
- 研究集会に参加ご希望の方は,申込みフォーム(https://goo.gl/E9tDUT)に「お名前」「部会員か否か,否の場合,JLA会員か」「ご所属」「ご連絡先」を記入の上,2月28日(日)までにお申し込みください。
予定しているプログラム
- 13:00-13:30 受付
- 13:30-13:35 開会 挨拶:
- 小田光宏氏(図書館情報学教育部会長,青山学院大学教育人間科学部教授)
- 13:35-14:15 基調講演
- 吉田素文氏(九州大学大学院医学研究院医学教育学教授,同大学附属図書館副館長,同館付設教材開発センター協力教員)
- 14:15-14:25 質疑応答
- 14:25-14:45 事例報告
- 矢崎美香氏(九州女子大学人間科学部准教授)
- 14:45-15:00 休憩
- 15:00-15:15 ワークショップ説明
- 大谷康晴氏(図書館情報学教育部会幹事,日本女子大学文学部准教授,九州大学附属図書館訪問研究員)
- 15:15-15:55 ワークショップ
- 15:55-16:25 発表(各5分間,6グループ想定)
- 16:25 閉会
2015年度・全国図書館大会分科会
- 日時:
- 2015年10月16日(金)午前9時から
- 会場:
- 国立オリンピック記念青少年総合センター
- 住所 151-0052 東京都渋谷区代々木神園町3-1
午前の部 9:00~12:00 学校図書館部会(合同開催)
(入室8時30分から)
- テーマ:
- これからの学校図書館専門職員に対する研修を考える
- 趣旨:
- 2014年,学校図書館法が改正され第6条が新設された。第6条ではその第2項で「国及び地方公共団体は、学校司書の資質の向上を図るため、研修の実施その他の必要な措置を講ずるよう努めなければならない」と定めた。学校図書館法において研修に関する文言が盛り込まれたのは初めてのことである。分科会では司書教諭,学校司書に対する研修に関する取り組みを取りあげ,そのあり方を考える。
予定されているプログラム:
- 9:00-9:05
- 開会挨拶(小田光宏教育部会部会長)
- 9:05-9:35
- 基調報告「今後の学校図書館の発展に向けて」坪田知広(文部科学省初等中等教育局児童生徒課長)
- 9:35-9:55
- 報告1「学校司書,司書教諭の養成・研修―東京学芸大学の取り組みから―」前田稔(東京学芸大学総合教育科学系准教授)
- 9:55-10:15
- 報告2「学校図書館支援センターから考える,これからの学校図書館専門職員の研修のあり方 教員養成大学で携わった司書教諭養成について―大学図書館員から見た考察―」富永香羊子(市川市教育委員会学校教育部教育センター),清水幸子(同学校教育部指導課)
- 10:30-10:50
- 報告3「教員養成大学で携わった司書教諭養成について―大学図書館員から見た考察―」吉植庄栄(東北大学附属図書館)
- 10:50-11:10
- 報告4「学校図書館キホン講座を行って」甫仮久美子(神奈川県立茅ヶ崎高校学校司書)
- 11:10-11:55
- 研究討議
- 11:55-12:00
- 閉会挨拶(高橋恵美子学校図書館部会部会長)
午後の部 13:30~16:30
(入室13時から)
- テーマ:
- 司書課程における質保証のあり方を考える
- 趣旨:
- 近年,高等教育機関において,機関を対象とした評価(第三者評価)や教育研究分野を対象とした分野別質保証が行われている。司書課程は,大学における第三者評価の対象になることもあるが,それは一部に留まっている。分科会では,事例報告およびワークショップ形式により,司書課程における質保証や,教員による質保証に係る認識について自由に意見を出し合い,この問題にかかわる認識を深める。
予定されているプログラム:
- 13:30-13:35
- 開会挨拶(小田光宏教育部会部会長)
- 13:35-14:05
- 報告1「大学の認証評価と司書課程」竹内比呂也(千葉大学副学長)
- 14:05-14:25
- 報告2「近畿大学司書課程における質保証のための取り組み(話題提供)」川原亜希世(近畿大学短期大学部准教授)
- 14:25-14:40
- ワークショップの目的,方法解説
- 14:40-15:40
- 個人ワークおよびグループワーク
- 15:40-16:10
- グループ発表
- 16:10-16:25
- 質疑応答および総括
- 16:25-16:30
- 閉会挨拶(大谷康晴(日本女子大学))
本部会との共催による講演会のご案内
ポール・スタージェス氏講演会「Intellectual Freedom Re-Examined(知的自由の再評価)」
- 日時:
- 2015年6月6日(土)13:00~15:00
- 会場:
- 青山学院大学青山キャンパス(第17号館3階,17310教室)
- 住所:
- 150-8366 東京都渋谷区渋谷4−4−25
- 主催・共催
- 主催青山学院大学教育学会,共催:日本図書館協会図書館情報学教育部会,図書館の自由委員会
- 内容:
-
ラフバラ大学名誉教授(図書館情報学)Paul Sturges氏が来日されるのにあわせて講演会を開催します(逐次通訳あり)。スタージェス氏は国際図書館連盟(IFLA)の表現の自由と情報への自由なアクセス委員会(FAIFE)2代目委員長(2003-2009)であり、世界各地で図書館の自由についての講演等をおこなわれています。2010年には,長年の功績により,英国女王からOBE(Officer of the Order of the British Empire)勲章を授与されています。
- 参加費:
- 無料
- 事前申し込み:
- 不要
- 問合せ先:
- 青山学院大学・小田光宏,m-oda(at mark)ephs.aoyama.ac.jp(at markは@に直してください)
2015年度部会総会・第1回研究集会
- 日 時:
- 2015年5月17日(日) 13時10分からを予定(12時50分受付開始)
- 会 場:
- 場所:明治大学中野キャンパス402教室(JR中野駅徒歩10分)
- 住所:164-8525 東京都中野区中野4-21-1
- テーマ:
- 図書館情報学教育のFD
- 趣 旨:
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図書館情報学教育における教育の質保証は重要な課題であるが、日本での制度設計はまだ途上にある。教育面では、司書養成のための法定科目は定められているが、図書館情報学教育の科目内容・構成についてのガイドラインなどは作成されておらず、認証・評価の側面が不足している。また、図書館情報学教育を担当する大学教員に対する認証・評価の枠組みも存在しない。
当部会では中期目標として、図書館情報学教育の内容を検証し、質保証を実現する枠組みづくりを進めることを検討している。昨年度の第1回研究例会では、「図書館職員養成のための教育課程編成ガイドライン」をテーマに取り上げ、欧米の動向を踏まえつつ、ガイドラインの内容(記載項目、要素)について議論を始めている。
今回の研究集会では,土屋俊氏(大学評価・学位授与機構)に,これまでの研究成果をもとに「教育プログラムの質保証」に関してご発表いただき,続いて,当部会長の小田光宏(青山学院大学)から「図書館情報学教育の質保証」についてご報告いたします。皆さまには,ぜひご参加いただき,質疑の際にご質問・ご意見等をお寄せいただければ幸いです。
なお,研究集会に先立ち,タイからChutima Sacchanand博士(スコタイ・タマチラート公開大学)をお招きし,特別講演会を開催します(詳細はこちら)。タイの図書館事情をご紹介いただくとともに,ASEAN諸国の図書館情報学教育の動向に焦点を合わせて,ご講演いただきます。
- 参加費:
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部会員 1500円、JLA会員 2000円、非JLA会員 3000円(図書館情報学教育部会へ指定寄付を行った方は無料)
- 申込・問い合わせ:
- 研究集会に参加ご希望の方は、「お名前」「部会員か否か、否の場合、JLA会員か」「ご所属」を明記の上、5月13日(水)までに、申込窓口(jla.delis@gmail.com)までメールにてお申し込みください。(件名に「研究集会参加」と明記のこと。)
予定しているプログラム
- 13:10-13:50 部会総会
- 13:50-14:00 休憩
- 14:00-15:20 特別講演:
- Chutima SACCHANAND氏(Sukhothai Thammathirat Open University(タイ・バンコク))特別講演「タイの図書館事情とASEAN諸国のLIS教育」
- 15:20-15:30 休憩
- 15:30-15:50 報告:
- 土屋俊氏「教育プログラムの質保証: アクレディテーション・評価・FD」
- 15:50-16:10 報告:
- 小田光宏氏「図書館情報学教育の質保障:認証システム構築に向けて」
- 16:10-16:40 討論
- 16:40-16:45 閉会挨拶
2014年度
第2回研究集会
- 日 時:
- 2015年3月28日(土) 10時から12時半
- 会 場:
- 場所:日本図書館協会2階研修室
- 住所:104-0033 東京都中央区新川1-11-14
- テーマ:
- 学校図書館職員養成のあり方を考える
- 趣 旨:
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2014年6月,学校図書館法が改正され,その第6条において学校司書についての規定が設けられた。また,その附則では「検討条項」として学校司書の資格の在り方の検討が求められている。
当日は学校図書館の働きを踏まえ、司書教諭や学校司書など学校図書館に関わる人びとの養成について検討・議論していきたい。今回は特に、司書教諭・学校司書に求められる資質能力を踏まえた上で、養成教育のあり方の全体像を俯瞰し、さらに具体的な検討に進むための道筋について、参加者とともに議論を深めていきたい。
- 参加費:
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部会員 1500円、JLA会員 2000円、非JLA会員 3000円(学校図書館職員問題検討会メンバー及び3月21日までに図書館情報学教育部会へ指定寄付を行った方は無料)
- 申込・問い合わせ:
- 研究集会に参加ご希望の方は、「お名前」「部会員または学校図書館職員問題検討会メンバーか否か、否の場合、JLA会員か」「ご所属」を明記の上、3月21日(土)までに、申込窓口(jla.delis@gmail.com)(担当:三浦)までメールにてお申し込みください。(件名に「教育部会参加希望」と明記のこと。)
予定しているプログラム
- 10:00-10:05 開会挨拶
- 小田光宏 図書館情報学教育部会長
- 10:05-10:35 報告:
- 「学校図書館職員養成において扱われる知識と技術―中間報告―」庭井史絵(慶應義塾普通部、 発表)、 仲村拓真(青山学院大学大学院)、 小田光宏(青山学院大学)、 堀川照代(青山学院女子短期大学)、 間部豊(帝京平成大学)
- 10:35-11:05 報告:
- 学校司書養成カリキュラムについて岡田大輔(明石工業高等専門学校)
- 11:05-11:35 報告:
- 学校司書養成に求められる現職者教育のあり方川原亜希世(近畿大学)
- 休憩
- 11:50-12:30 討議およびまとめ
- 登壇者(庭井史絵、川原亜希世、岡田大輔、松本直樹(司会))
2014年度・全国図書館大会分科会
- 日時:
- 2014年11月1日(土)午前9時30分から
- 会場:
- 明治大学 駿河台キャンパス
- 住所 101-8301 東京都千代田区神田駿河台1-1
午前の部 9:30~12:30 学校図書館部会(合同開催),全国学校図書館協議会(共催)
- テーマ:
- これからの学校図書館と学校図書館専門職員―文科省報告書(2014年3月)を中心に―
- 趣旨:
- 学校司書の配置をめぐって近年大きく状況が変わってきている。2012年度予算に学校図書館担当職員(学校司書)の配置について約150億円が地方財政措置で予算化され,2013年度,2014年度も継続された。学校司書は自治体が置くべき職員となったと考えることができる。2013年8月には現職の学校司書6名を含む有識者を委員とする文部科学省「学校図書館担当職員の役割及びその資質の向上に関する調査研究協力者会議」がスタートし,2014年3月末日,同会議の報告書が公表された。この分科会では,報告書の内容を中心にこれからの学校図書館のあり方と学校図書館専門職員の果たす役割を考える。
予定されているプログラム:
- 9:30-9:40
- 開会挨拶
- 9:40-10:00
- 報告「文部科学省の学校図書館施策について」内藤敏也(文部科学省初等教育局児童生徒課課長)
- 10:00-10:30
- 基調報告「文科省報告書の学校図書館担当職員(いわゆる「学校司書」)について」大串夏身(昭和女子大学人間社会学部特任教授)
- 10:30-10:50
- 報告(1)「文科省調査研究協力者会議に参加して」堀部尚久(横浜市立並木中央小学校校長)
- 10:50-11:10
- 報告(2)「文科省調査研究協力者会議に参加して」加藤容子(岡山県津山市立北陵中学校学校司書)
- 11:10-11:25 休憩
- 11:25-12:25 研究討議
- 12:25-12:30 閉会挨拶
14:00~17:30 国際交流事業委員会(共催)
- テーマ:(仮)「世界の図書館情報学教育」
- 趣旨:
- 日本の図書館員養成の現状と課題を考えるにあたり,世界のそれぞれの国や地域で抱えられている問題点を整理し,議論することは有益である。第100回記念を迎える今年の全国図書館大会では,国際図書館連盟(IFLA),アメリカ図書館協会(ALA),アリゾナ州図書館協会(AzLA),韓国図書館協会(KLA)など,海外の諸団体から発表者を迎えることを予定しているが,それぞれの発表者から各国・地域の図書館員養成の現状を報告いただいた上で,図書館情報学教育の最新動向や,今日の図書館員に求められるスキル,さらには履修カリキュラムの質的保証,基準の設定といった共通の課題に対する解決方法を探る。
予定されているプログラム:
- 14:00-14:05 開会挨拶
- 14:05-17:25
- 報告(1) IFLA
- 報告(2)ALA(米国)
- 報告(3)AzLA(アリゾナ)
- 報告(4)KLA(韓国)
- 報告(5)JLA(日本)
- 討議
- 17:25-17:30 閉会挨拶
本部会との共催による研究集会
日本図書館文化史研究会2014年度研究集会
- 日時:
- 2014年9月6日(土)~7日(日)
- 会場:
- 熊本学園大学
- 住所:
- 〒862-8680 熊本市中央区大江2丁目5番1号
- 内容:
- 九州地方で司書課程を展開する熊本学園大学にて,下記のとおり,日本図書館文化史研究会(本部会共催)の研究集会・会員総会を開催いたします。同大学は1942年に東洋語学専門学校として設立され,戦後,熊本短期大学と熊本商科大学が発足したのち,1994年に両大学が統合して設立された大学です。現在,4学部に約5,800人の学生が学んでいます。
研究集会では,初日に施設見学と特別講演2件を実施し,2日目に個人発表を行います。このほか,初日夜に懇親会,会期前後には有志によるツアーも企画されています。多くの皆さまのご参加を期待しています。
- 参加費:
- 日本図書館文化研究会会員・JLA図書館情報学教育部会会員いずれも2,000円,非会員3,000円
- 申し込み,スケジュール:
- 詳しくは日本図書館文化史研究会のホームページをご覧ください。
本部会との共催による研究集会のご案内
西日本図書館学会 平成26年度秋季研究発表会プレイベント@広島「司書の育成を考える」
- 日時:
- 2014年9月14日(日)13:00~17:00
- 会場:
- 広島文教女子大学
- 住所:
- 広島県広島市安佐北区可部東1-2
- 内容:
- 司書養成課程に関わる法令が改正され,新課程としてスタートしてから2年が経過しました。この会では,現在の司書に不足しているスキル,教育内容の問題点,また司書に対する現場の期待などについて, 現職司書や司書とともに働く方などからの報告をもとに,ニーズという観点から,これからの司書育成のあり方を考えます。
2014年度総会・第1回研究集会
- 日 時:
- 2014年6月12日(木)12:30~(受付12:00から)
- 会 場:
- 場所:日本図書館協会2階研修室
- 住所:104-0033 東京都中央区新川1-11-14
- テーマ:
- 演習科目「情報サービス演習」の可能性
- 趣 旨:
- 図書館法改正による新しいカリキュラムの実施から2年が経ちました。昨年度の「図書館実習」に引き続き,今回は「情報サービス演習」を取り上げます。「これからの図書館の在り方検討協力者会議(報告)」において当科目は,旧カリキュラムの「レファレンスサービス演習」と「情報検索演習」を“発展的に統合するもの”として“新設”したと記されています。この「発展的な統合」の趣旨が,現在どのような形で実現されているのでしょうか。また,新たな展開を図る上で,どのような課題が生じているのでしょうか。教育現場の実態や実例とともに,図書館における実務の観点を踏まえて,この科目をどのように教えることができるのか,さまざまな可能性を探っていきたいと思います。実際に「情報サービス演習」を担当している方々,図書館で情報サービスの実務に携わっている方々,その他,関係各方面の方々のご参加をお待ちしております。
- 参加費:
- 部会員 1500円,非部会員 2000円,非JLA会員 3000円
- 申し込み:
- 「お名前」「部会員か否か,否の場合,JLA会員か」「ご所属」を明記の上,6月6日(木)までに,申込窓口(jla.delis★gmail.com)(★は@に)(担当:三浦)までメールにてお申込みください。(件名に「教育部会参加希望と明記のこと)
予定しているプログラム
- 12:30 –12:35 開会挨拶
- 12:35 –13:35 会員総会
- 13:35 –13:45 休憩
- 13:45 –13:50 趣旨説明
- 13:50 –14:10
- 報告(1)「図書館に関する科目の検討過程にみる「情報サービス演習」」荻原幸子氏(専修大学,図書館情報学教育部会幹事)
- 14:10 –14:50
- 報告(2)「『情報サービス演習』のテキスト執筆・編集と授業展開の可能性」原田智子氏(鶴見大学)
- 14:50 –15:10
- 報告(3)「公共図書館におけるレファレンスサービスについて~公共のレファレンスカウンターでは何が起きている!?~」岩永知子氏(相模原市立図書館)
- 15:10 –15:30
- 報告(4)「小規模な大学図書館におけるレファレンスサービスの実際と,そこで求められる人材について」(仮)和知剛氏(郡山女子大学図書館)
- 15:30 –15:45 休憩
- 15:45 –16:30 質疑応答
- 16:30 –16:40 閉会挨拶,事務連絡
- 総合司会:図書館情報学教育部会幹事
2013年度
2013年度臨時総会・第2回研究集会
- 日 時:
- 2014年3月16日(日)12:30~16:30(受付12:00から)
- 会 場:
- 場所:近畿大学会館 5階ホール
- 住所:542-0073 大阪市中央区日本橋1-8-17
- テーマ:
- 検討! 図書館職員養成のための教育課程編成ガイドライン
- 趣 旨:
- 当部会では,先般,将来構想検討委員会を設置し,これからの図書館(情報)学教育部会の在り方について検討を求め,昨年10月に答申が提出された。この答申の中では,部会の中期目標のひとつとして,「教育課程編成ガイドライン(仮)」のモデルの作成が提案されている。そこで今次の研究集会では,欧米やIFLAの動向を踏まえながら,ガイドラインの内容(記載項目,要素)についての議論を深めたい。
- 参加費:
- 部会員 500円,JLA会員 1000円,非JLA会員 1500円
- 申し込み:
- 「お名前」「部会員か否か,否の場合,JLA会員か」「ご所属」を明記の上,3月13日(木)までに,村上泰子(yasuko@kansai-u.ac.jp)までメールにてお申込みください。(件名に「教育部会参加希望と明記のこと)
予定しているプログラム
- 12:30 –12:35 開会挨拶
- 12:35 –13:35 臨時総会
- 13:35 –13:45 休憩
- 13:45 –13:50 趣旨説明
- 13:50 –14:10
- 報告(1)「(仮)図書館員養成のための教育課程編成ガイドラインの策定に向けて〜これからの図書館(情報)学教育部会の在り方について(答申)より〜」野末俊比古氏(青山学院大学,図書館学教育部会幹事)
- 14:10 –14:30
- 報告(2)「(仮)欧州の図書館員養成ガイドラインについて:ボローニャプロセスを中心に」中島幸子氏(梅花女子大学)
- 14:30 –15:10
- 報告(3)「北米におけるLIS教育課程認定基準改訂の動向について」(Recent Developments in Accrediting LIS Education in North America)アンドリュー・ウェルトハイマー氏(ハワイ大学),通訳:安里のり子(ハワイ大学)
- 15:10 –15:20 休憩
- 15:20 –15:30
- 報告(4)「(仮)『IFLA図書館情報学専門職教育プログラムのためのガイドライン』について」野末俊比古氏(青山学院大学,図書館学教育部会幹事)
- 15:30 –16:20 総括および質疑応答
- 16:20 –16:30 閉会挨拶,事務連絡
- 総合司会:図書館学教育部会幹事
- 日 時:
- 2013年12月14日(土)13:00~17:00(受付12:30から)
- 会 場:
- 場所:日本図書館協会2階研修室
- テーマ:
- 「学校司書」のちからを考える
- 参加予定数:
- 80名(非会員も参加可)
- 参加費
- 500円(会員・非会員とも)
- 趣 旨:
- 今年8月から,文科省に「学校図書館担当職員の役割及びその資質の向上に関する調査研究協力者会議」が設置され,また,国会では学校図書館法に「学校司書」の名称を明文化しようとする動きがあるなど,学校司書の意義・役割や資質・能力などが話題となっています。
このような状況のなかで,「学校司書」の実際の活動の状況や具体的な実践事例の報告をとおして「学校司書」が学校図書館の運営や学校の教育活動の充実に果たしている役割の現状を明らかにするとともに,そのような「学校司書」の職務を果たすために必要な資質や能力はいかなるものかを考え,かつ,その資質や能力を育成するための教育はどのようなものが望ましいかを考える機会として,学校図書館部会と図書館学教育部会の合同研究集会を開催いたします。
予定しているプログラム