分類委員会第31期第3回(2007年6月12日)



出席者:金中、大曲、黒田、坂本、嶋田、平野、光島

資料
・NDC 378の改訂について(坂本委員)
・障害児教育参考資料(嶋田委員)
・『学校教育辞典』教育出版 2003.2抜粋
・「発達障害」の用語の使用について(文部科学省初等中等教育局特別支援教育課 H19.3.15)
・細目表における分類項目名「癩」の変更・削除について(公示(案))(金中委員長)

報告・協議
1. 委員の応募について
 分類委員会の委員公募について、応募が1名あった。 委員会での検討の結果、「委員会規定」6条にもとづく手続きを常務理事会に要請することに決定した。

2. 分類の付帯調査について
 2008年度に実施を予定している「分類ミニ調査(仮称)」は、分類業務および分類表採用の実態把握を第一義とするこてで基本的に合意した。

3. 分類項目名「癩」の変更・削除について
 『日本十進分類法 新訂9版』第12刷(2007年4月20日発行)細目表における分類項目名「癩」の変更・削除について、『図書館雑誌』およびHPに掲示する公告文(案)を検討した。

4. 3類検討
 ・障害児教育
   注記「*特別支援学校はここに収める」を追加し、以下のように細分化する。
  なお、378をこれまでどおり障害児に限定するか、それとも成人の障害者まで含めるか、 その場合に項目名を「特別支援教育」とするかについては、今後の社会の情勢をみまもって判断する。
  378 障害児教育
  378.1 視覚障害児
  378.2 聴覚障害児
  378.3 養護教育
    *養護学校は、ここに収める
  378.31 知的障害 [精神遅滞]児
  378.32 肢体不自由児
  378.33 病弱・身体虚弱児
  378.5 言語発達遅滞児.吃音矯正 [9版と同じ]
  378.6 発達障害児:学習障害,自閉症,注意欠陥多動性障害
  378.7 脳性麻痺児 [9版と同じ]
  378.8 情緒障害児 [9版と同じ]
  [378.9] 障害者の教育・訓練 →369[9版と同じ]

5 7類検討
 ・芸術哲学史
  芸術哲学史は701.1に収めるのが妥当との合意に達し従来どおりとする。

 ・美術館・展覧会の目録と図録
    これまでの継続性を重視し、美術館・展覧会の所蔵・出陳目録および図録は、 それぞれ「703.8 美術品目録」または「708.7 美術図集」へ収める こととする。
  ただし、9版の方針を原則維持した上で、 美術館・展覧会の目録および図録を全て 「706.9 美術館.展覧会」の下に 集中させる別法を設けるかは、今後検討する。

次回委員会予定 7月10日(火)