********************************************************************************  公共図書館部会通信No.11            2021.8    発行:公共図書館部会会長 山田 順一   編集:事務局担当 鈴木   東京都中央区新川1-11-14 公益社団法人日本図書館協会内   пF03-3523-0811 Fax:03-3523-0841 E-mail:suzuki@jla.or.jp ******************************************************************************** オリンピックは終わり、パラリンピックが行われるようですが、新型コロナウイルス 感染症の終息への道は見えません。 皆様もご苦労しながら夏休みのサービス対応をされていると思います。ワクチン接種が 多くの人に早くいきわたりますようお祈りいたします。 7月に続き、今年第2号を発行いたします。よろしくお願いいたします。 ▼目次▲  ■令和3年度全国公共図書館研究集会(児童・青少年部門)及び北日本図書館連盟研究   協議会の開催について ■2021(令和3)年度公共図書館部会総会議案への意見について ■令和3年度全国公共図書館研究集会(児童・青少年部門)及び北日本図書館連盟研究   協議会の開催について 1 研究主題 『新しい生活様式の下での児童サービスの在り方』 2 趣旨  図書館を取り巻く社会環境の変化は、時として、地域住民が図書館に期 待する役割や機能を変化させます。2019年12月頃、予期していなかった新型コロナ ウイルス感染症が出現し、世界を席巻する今、図書館が提供するサービスの在り方 についても見直しを余儀なくされ、例えば、読書を推進する新しい取組として、読 み聞かせをWeb上での動画配信する図書館があると話題となります。 私たちは、新しい生活様式の実践を伴う先の見えない難局の中にありますが、未 来を担う子供たちの読書活動を支援するため、何をすることができ、何をしなけれ ばならないのでしょうか。こうした時期だからこそ、児童サービスのこれからにつ いて共に学び、考えたいと思います。なお、新型コロナウイルス感染症拡大防止の ため、インターネット配信により開催します。 3 主催 公益社団法人日本図書館協会公共図書館部会・令和3年度全国公共図書館研   究集会(児童・青少年部門)実行委員会・岩手県図書館協会・北日本図書館連盟 4 主管 岩手県立図書館 5 後援 岩手県教育委員会 6 配信(公開)期間・方法   令和3年11月25日(木)〜12月9日(木)(YouTubeによる動画配信) 7 対象  図書館職員、社会教育に関わる職員、教職員(幼稚園、小学校、中学校、    高等学校、特別支援学校等)、保育所職員、保護者、子供の読書活動支援ボラ    ンティア等 8 内容 (1)基調講演T 「ファンタジーを楽しむ」柏葉幸子氏(小説家)    (講師略歴)1953年岩手県生まれ、盛岡市在住。講談社児童文学新人賞受賞で      「霧の向こうの不思議な町」でデビュー。主な作品に「つづきの図書館」「帰     命寺横丁の夏」「岬のマヨイガ」「竜が呼んだ娘」シリーズ「モンスター・     ホテル」シリーズ (2)基調講演U 「絵本と賢治と3.11と-コロナ禍で思うこと-」     藤澤陽子氏(「語りの会風楽堂」主宰)     (講師略歴)児童文学評論家赤木かん子プロデュース「盛岡語りの会雪ぼっこ」     (二人組)。語りを古屋和子氏、発声を藤田京子氏、図書館改造他を赤木かん     子氏に師事。岩手・東京・神奈川・愛知などで公演。H30日本文藝家協会にて     独演会開催。雫石町立図書館に5年9か月ほど勤務。現在町立保育所所長。兄     と三つ子の母。この本だいすきの会支部長。全日本語りネットワーク会員。 (3)事例報告T    「一関市立図書館における児童サービス〜新しい生活様式への対応と学校連携〜」      舛屋 藍 氏(一関市立一関図書館 主任司書) (4)事例報告U    「多様な取り組み方法への挑戦〜コロナ禍でできることを探る〜」     江刺 由紀子 氏(特定非営利活動法人おはなしころりん 理事長) (5)事例報告V    「ウィズコロナ時代の児童サービス〜岩手県立図書館の取組〜」     沼宮内 望 氏(岩手県立図書館指定管理者 司書) (6)全体会(研究討議)    「これからの時代における児童サービス〜未来を担う子供たちの読書活動を支援    するために〜」    【コーディネーター】     藤澤 陽子 氏(「語りの会風楽堂」主宰)    【 パ ネ リ ス ト 】     舛屋藍氏(一関市立一関図書館主任司書)     江刺由紀子氏(特定非営利活動法人おはなしころりん理事長)    沼宮内望氏(岩手県立図書館指定管理者司書) 9 参加申込 (1)参加費:無料 (2)定員:なし (3)申込期間:令和3年9月1日(水)〜9月30日(木) ※限定配信のため、お申し込みいただいた方のみ視聴できます。 (4)申込方法:「参加申込書」に必要事項を記入の上、メールにより、「全国公共図書    館研究集会(児童・青少年部門)実行委員会事務局」宛てお申し込みください。    ※「参加申込書」のデータ(Word)は、岩手県立図書館ホームページからダウンロ    ードすることができます。     https://www.library.pref.iwate.jp    ※参加申込書に御記入いただいたメールアドレス宛てにテストメールをお送りしま    すので、10月中にメールが届かない場合は、お手数をお掛けしますが、事務局に御    連絡ください。 10 問合せ先   令和3年度全国公共図書館研究集会(児童・青少年部門)実行委員会事務局    担当:千田、鈴木、佐藤(友)   〒 :020−0045   TEL:019−606―1730   E-mail:DB0023@pref.iwate.jp又はdb0023@pref.iwate.lg.jp ■2021(令和3)年度公共図書館部会総会議案への意見について(「A」は事務局回答) 〇議案第1号事業報告の議事(1)内訳の誤り  A)誤った数字等は修正します。 〇議案第1号@令和2年度予算と決算案とで科目名が異なる。A当初予算にない科目(什 器備品費・予備費)執行は幹事会承認あるか。B部会で資産を持てないなら協会本体 に予算を戻し、執行できないか。  A)@A幹事会の書面決議は行っているが事業報告に記載がなかった。Bは、年度末の 対応で協会での予算執行では間に合わないため。減価償却や通信環境の整備のため には、法人の登記事項証明書の提出が求められた。 〇議案第1号「決算報告」「什器備品費」の説明欄「流用)旅費交通費」は、「幹事会交 通費」ではないか。第2号 「部会経費収支計画書(案)」の「通信運搬費」の説明欄 の金額が税込明示を。  A)「旅費交通費」は「幹事交通費」に修正する。税込み等の明示も今後していく。 〇議案第5号の規程改正(役員の任期)の整合性は理解できる。相当理由で3回以上でき るのか分かりにくい。6号議案で施設会員の増減があるが、地域の事情も鑑み対応を。 A)規定の趣旨はできるだけ多くの施設会員や個人会員の幹事の機会を与えるためで3 回までとするべきだが、部会の事情を考慮して対応できるようにした。なお、第6    号議案協会代議員の推薦は、今までと同様に地区別に代議員数を決め、偏りのな いよう幹事会で協議して決定していく。 〇@理事等への貸出PCの通信費は定額制なのか。オンライン会議が主流になるとPCの購入 費以上に維持費用がかさむのでは、A施設会員の減少は公共図書館の減少か、専門職は 減少したか、総括し国・自治体へ働きかけが必要では。  A)@貸出PCの通信費はSIMカード20Gまでの従量制。2時間のZoom接続を2回程度想定、 それを超える場合や値上げ等は予算流用を幹事会に諮る予定。A施設会員の増減はこ の7〜8年の状況により代議員定数を変更せざるを得ず規定改正の提案をした。自治体 内の事情や自治体統合の影響が大きいと思われる。公立図書館数は減少していない。 また施設会員数は専門職の減少とは関係がない。国・自治体への働きかけは協会対応 と考えている。 〇2020年度決算で残額が収入の50%以上、2021年度事業計画も今後の残金が大きく(50 %を超えるなど)なった際、その使途ないし会費の改定について、現状どの様に考え るのか。 A) 部会の予算残と協会会計とは直接に関わらないので、協会会員の会費については部 会ではコメントできない。部会予算は有効に活用できるよう幹事会で協議する。 〇総会議案第6号と総会資料の報告1「2021年度公共図書館部会代議員について」13名推 薦の関係は。コンプライアンス上望ましくないのであれば、代議員推薦の決前に上程す べきでは? A) 代議員の任期は、4年間あり今期代議員の任期は来年の代議員選挙終了時まで。それ までは部会代議員定数は13名。2021年6月に定時代議員総会があり、代議員決定は 必要のため選出している。 ※なお、部会に直接かかわらない感想や意見は掲載していません。ご了承ください。 図書館雑誌2021年8月号の訂正について 2021年8月号掲載の公共図書館部会総会報告の議事録に誤りがありました。 お詫びし、次のとおり訂正いたします。 P507 左1列最終行から中央列1行目 「法人登記謄本書」→「法人の登記事項証明書」  法務省HPによると、「登記事項証明書とは、コンピュータ化された登記簿に記録されて いる事項の全部又は一部を証明した書面」で、登記簿謄抄本とは、「登記所のコンピュー タ化に伴って閉鎖された登記簿など、コンピュータで管理されていない登記簿について、 謄本…又は抄本…として交付する証明書」としており、今回のケースは「登記事項証明 書」が正しい用語使用のため、訂正した。 P508 表2.2020(令和2)年度公共図書館部会決算書 増減額訂正、支出計の説明欄削除、収支差額挿入。  部会HP総会議案書の額を反映し、収支差額を別枠で表示した。