=======================================================<2020/10/7発信>
　 JLAメールマガジン 第1013号
=====================================================================
編集発行：公益社団法人 日本図書館協会
　　Copyright,2020 Japan Library Association 　無断転載転送を禁じます
　　JLAホームページアドレス https://www.jla.or.jp/default.aspx
　　JLAメールマガジンのバックナンバー
　　　http://www.jla.or.jp/tabid/262/Default.aspx
=====================================================================
▼目次▼
■図書館界ニュース
■新聞記事より
■集会等のお知らせ
■『図書館雑誌』10月号のお知らせ
■求人情報
■JLAからのお知らせ
----------------------------------------------------------------------
◆図書館界ニュース

○第106回全国図書館大会和歌山大会(オンライン大会)参加申込受付中！
　申込締切は2020年10月24日（土）です。お早めにお申し込みください。
　第106回全国図書館大会和歌山大会：https://106th-wakayamataikai.info/

〇一般社団法人授業目的公衆送信補償金等管理協会（略称：SARTRAS（サート
ラス））授業目的公衆送信補償金の額を文化庁長官に認可申請
　10月１日、SARTRASは授業目的公衆送信補償金の額を文化庁長官に認可申請
したことを公表した。2018年５月に公布された改正著作権法第35条において、
「授業目的公衆送信補償金制度」が創設され、学校その他の教育機関（営利
　を目的とするところを除く）が授業目的公衆送信を行う場合は、教育機関を
設置する者は著作権者又は著作隣接権者に補償金を支払わなければならない、
と定められた。今回の認可申請は、この規定に基づいて申請された。「授業
目的公衆送信補償金規程（案）」では、対象となる「教育機関」に「社会教
育施設」として図書館も含まれており、第３条第２項では、社会教育施設等
が行う授業において公衆送信を行う場合、授業（講座等）１回を定員30人と
規定し、回数に応じて補償金額が定められている。補償金の額が認可されれ
ば、2021年度より運用が開始され有償となる。
　なお、８月に授業目的公衆送信補償金の額の意見聴取が実施されており、本
協会も第３条第２項について定員数の重複カウントなどにより負担が大きく
なる可能性を考慮いただきたいこと、図書館での予算措置のため十分な周知
をしていただきたいことなど、意見提出している。
※「授業目的公衆送信補償金の額を認可申請しました」（SARTRASウェブサイ
トのニュースより）
https://sartras.or.jp/archives/20201001/

○SARTRAS、授業目的公衆送信補償金制度に関するオンライン説明会を開催
　10月７日、SARTRASは教育機関等設置者に向けて、授業目的公衆送信補償金
制度に関する説明会をYouTube Liveによるオンライン配信にて開催した。
説明会では、文化庁著作権課から制度の趣旨と概要について、SARTRASから
制度の運用について説明された。申し込み時の質問に対して、従来無許諾・
無償であった部分については変更がないこと、運用指針は現在関係者フォー
ラムで来年度からの運用に間に合うように検討中であること、利用実態調査
はSARTRASが無作為に選んだ機関に対して行うサンプル調査となることなど、
回答があった。なお、当日説明資料は後日SARTRASウェブサイトにて掲載さ
れる予定である。

〇新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の研究データへの迅速アクセスを提供
～「COVID-19データポータルJAPAN」を公開～
大学共同利用機関法人情報・システム研究機構の、国立情報学研究所オープ
ンサイエンス基盤研究センターと国立遺伝学研究所の生命情報・DDBJディー
　ディービージェーセンターは、国内外に散在する新型コロナウイルス感染症
（COVID-19）に関する研究データへ研究者が迅速にアクセスできるよう、オ
ープンデータの調査と収集を実施し、その結果を「COVID-19データポータル
JAPAN」として公開すると発表した。公開開始は、10月5日(月)。このポータ
ルサイトでは、遺伝子配列情報や、タンパク質情報、疾患情報などの生命科
学系の研究データだけでなく、画像や文献、データ投稿のツールも含めたリ
ソースを、分野横断的に収集することができる。研究者がこの基盤を活用し
て研究データを発見し、創出したデータをさらにオープンに共有していくこ
とができれば、未だ出口の見えないコロナ禍の解決に繋がると考えらるとし
ている。
　「COVID-19データポータルJAPAN」https://covid19dataportal.jp/
【国立情報学研究所HP　ニュースリリース】
https://www.nii.ac.jp/news/release/2020/1005.html

〇埼玉県立図書館、「埼玉サーチ」を公開
　埼玉県立図書館が、同館のデジタル化資料、県内の博物館・美術館等を一度
　に検索できるシステム「埼玉サーチ」を2020年10月1日(木)に公開し、サービ
　スを開始したことを発表した。「埼玉サーチ」は、埼玉県立図書館資料検索
　システムの機能を活用して、埼玉県立図書館のデジタル化資料(画像)と、埼
　玉県立博物館施設等が公開している13万点以上の資料を一度に検索すること
　ができるシステムとしている。
【検索画面】
https://www.lib.pref.saitama.jp/ssrc/opac/search-detail.do?lang=ja
【埼玉県立図書館HP　埼玉サーチを公開しました】
　https://www.lib.pref.saitama.jp/information/2020/10/post-30.html

----------------------------------------------------------------------
◆新聞記事より

○図書館もオンライン　電子書籍貸し出し急増　前年比５倍　システム導入自
治体の５％　(西日本8/11)

○司書向けイベント配信　[ポプラ社　「図書館マルシェ」] (毎日8/15)

○出合う楽しみ進化中　全国の図書館蔵書横断検索サイト[カーリル]10周年
　毎月60万人利用／20万冊「見て歩き」 (中日8/15夕)

○電子図書館100自治体に　[電子出版制作・流通協議会の調査] (西日本8/24)

○〔生活　調べ隊〕死や恐怖読み聞かせ　絵本・児童書が人気　子どもに強く
生きる力　専門コーナー[こども本の森　中之島]　率直に伝える　敬遠させ
ず「冒険」させる　嫌がればストップ　感性に委ねる(読売8/25)

○図書館からメール受信　文献コピー自宅で閲覧　著作権法改正へ [文化庁文
化審議会]　(宮崎日日8/28)

○絵本読み聞かせ　オンライン活況 自宅で鑑賞／著作権に注意 ウェブ会議や
動画投稿 泣き声聞こえず「生の声」重視派も [東京子ども図書館：YouTube
公式チャンネルに動画　など] (読売8/29)

○「電子図書館」変わる学びのあり方 教育機関を中心に拡大 [関西学院大学
図書館，岡山県立玉野光南高校，追手門学院幼稚園]　図書館の存在考える
機会に (朝日8/30)

○「箱モノ」事業延期が相次ぐ 自治体，[新型]コロナ[ウイルス感染拡大]で
税収減予測 [世田谷区立梅丘図書館：建替完了を22年度から25年度に延期]
(日経8/31夕)

○県産花で心に癒やしを 県花き振興協[議会] [福島]県立図書館に生花パネル
展示 (福島民報7/27)

○福島民報出版文化賞 歴代受賞作一堂に [福島]県立図書館で展示 来月２日
まで (福島民報8/8)

○読み聞かせ ３か国語[タガログ語，英語，日本語]で [福島]県立図書館
(読売〈福島〉8/18)

○海背景に読書はいかが？ 茨城[県]・大洗[町]の[大洗サン]ビーチ 「砂浜図
書館」 800冊貸し出し　[大洗観光協会が企画，茨城県立図書館などから寄
贈された書籍を貸し出す] (日経〈北関東〉8/15)

○所沢[市]の複合施設，一部開業 ところざわサクラタウン KADAKAWA　図書館
や展示室 [新型]コロナ[ウイルス感染]対策整備 [角川武蔵野ミュージアム]
(日経流通8/21)

○女子高生の「声」販促活用 新潮社 新刊試し読み，書店に掲示 [埼玉県立浦
和第一女子高校] (日経〈埼玉〉8/22)

○座間市，[新型]コロナ[ウイルス感染拡大]対策で電子図書館
(日経〈神奈川〉8/7)

○生徒が思い出の絵本紹介 高瀬中[学校生徒会図書委員会]と[池田町]図書館
コラボ 初企画 手書きのエピソード添え [長野県](市民タイムス8/9)

○貸出数13％増 31万5350冊に [安曇野]市立図書館３～６月利用
(市民タイムス8/13)

○図書館の楽しさ知って 岡谷市がファーストチョイスブック事業 ３歳児に
[図書館]利用カード贈る (長野日報8/18)

○読書推進へ連携進む [市立]岡谷図書館と市内小中[学校] (岡谷市民8/19)

○除菌機導入や検温も [市立]大町図書館 コロナ禍の読書安全に
(大糸タイムス8/20)

○読書通帳反響大きく　[南箕輪]村図書館で発行170通にも　[長野県]
(みのわ8/20)

○図書館の将来像探る　[市中央図書館]あり方検討委[員会]が初会合 [松本市
中央図書館] (市民タイムス8/28)

----------------------------------------------------------------------
◆集会等のお知らせ

〇令和2年度　障害者サービス担当職員向け講座
　共催：日本図書館協会、国立国会図書館
　日時：2020年12月15日（火）　13:00-17:00
　　　　2020年12月16日（水）　10:00-17:00
　開催方式：ウェブ会議システム「Zoom」を用いてオンラインにより実施
　対象：公共図書館職員，大学図書館職員ほか
　内容：（1日目）障害者サービスと読書バリアフリー法，グループワーク
（各館の障害者サービスの情報交換），障害者サービス用資料の紹介，国立
国会図書館の障害者図書館協力サービス，（2日目）障害者向け機器の紹介，
障害者サービス資料の探し方，著作権法と障害者サービス，聴覚障害者への
サービス，事例発表：河内長野市立図書館の障害者サービス，グループワー
ク（読書バリアフリー法を考慮した理想の障害者サービスの検討）
　定員：講義90人，グループワーク40人
　参加費：無料
　申込締切：11月5日（木）
　※今年度は各機関における実習は中止し、グループワークを行います。
　※詳細内容・申し込み方法は国立国会図書館の講座案内ページをご覧ください。
　問い合わせ先：国立国会図書館 関西館 図書館協力課 障害者図書館協力係
　TEL.0774-98-1458
　http://www.ndl.go.jp/jp/library/supportvisual/supportvisual-kouza.html

〇三田図書館・情報学会2020年度研究大会
　開催日時：2020年11月7日（土）10:30-17:30
　会場：オンライン開催
　対象者：どなたでも無料で参加できます。
　参加費：無料
　参加者は参加申込みフォームより事前のお申し込みをお願いします。
　 https://forms.gle/SKUeZQcfvRN3NSks5
　詳細URL：http://www.mslis.jp/annual.html

--------------------------------------------------------------------
◆『図書館雑誌』10月号（52ページ・定価1026円）のお知らせ

○「令和２年度（第106回）全国図書館大会和歌山大会への招待」
　・11月20日（金）～30日（月）公開でオンライン大会として開催
　　される全国図書館大会の概要を全12の分科会ごとに紹介

○第11期「認定司書」申請（更新申請を含む）を受け付けます
　（認定司書事業委員会）

『図書館雑誌』10月号の発送は19日（月）を予定しております。

--------------------------------------------------------------------
◆求人情報

○一橋大学学術・図書部学術情報課　事務補佐員募集：2名
　応募締切日：2020年10月13日（火）

○早稲田大学図書館　中央図書館カウンターリーダー募集：1名
　応募締切日：2020年10月15日（木）

○東京都多摩市 一般事務（司書）職員 募集：3名程度
　応募締切日：2020年10月26日（月）

○愛知県豊橋市職員（司書）募集：若干名
　応募締切日：2020年10月26日（月）

○学校法人名城大学　契約事務職員（附属図書館）採用募集：1名
　応募締切日：2020年10月26日（月）

○神奈川県職員（司書(障がい者)）採用選考：1名
　応募締切日：2020年10月29日（木）

○静岡市会計年度任用職員（静岡市立図書館サービス業務）募集：20名程度
　応募締切日：2020年11月2日（月）

○公益財団法人 京都市生涯学習振興財団　嘱託職員の募集：十数名
　応募締切日：2020年11月15日（日）

　求人情報の詳しいことは下記でご覧ください。
　http://www.jla.or.jp/tabid/334/Default.aspx

----------------------------------------------------------------------
◆JLAからのお知らせ

○2020年度　第5回施設会員配付資料（10月19日発送分）
（1）日本の参考図書　四季版　No.216（施設会員A・B・C）
(2) カレントアウェアネス　No.345（施設会員A）
(3) 令和元年度児童文学連続講座講義録
　「絵本からヤングアダルト文学までー児童文学基礎講座」（施設会員A）

上記資料とともに『図書館雑誌』2020年10月号をお届けします。

============================================================no.1013END=
■登録アドレスの変更・解除はかならずご連絡ください。mailmaga@jla.or.jp