令和6(2024)年能登半島地震及び同年4月17日に愛媛・高知で発生した地震について
 この度、亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。
また、それぞれの地震で被災された皆様に心よりお見舞い申し上げ、一日も早く平穏な日々に戻る事をご祈念申し上げます。
日本図書館協会及び図書館災害対策委員会も微力ではありますが、支援を模索し、対応してまいります。
被災情報並びにお困り事がありましたら、メールにてご一報いただければ幸いです。
saigai★jla.or.jp
(★を半角@に換えてください。)








JLAメールマガジンバックナンバー

2011/05/18

第553号

====================================================<2011/5/18発信> 
             JLAメールマガジン  第553号
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   編集発行:社団法人 日本図書館協会
  Copyright,2011 Japan Library Association   無断転載転送を禁じます 
  JLAホームページアドレス  http://www.jla.or.jp/
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▼目次▼
 ■図書館界ニュース
 ■新聞記事より
 ■集会等のお知らせ
 ■求人情報
 ■JLAからのお知らせ
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◆図書館界ニュース
○「Help Toshokan」第2回被災地図書館支援隊、支援活動終了
 5月12日から15日まで行われた「Help Toshokan」第2回図書館支援隊は、無
 事任務を果たし帰京した。
 メンバーは8名で、西野一夫、矢崎省三、綿貫明日香、北爪健一、秋本敏、
 小林里沙、廣原貴子、江森隆子の各氏。
 第1回目の支援活動と同様、気仙沼図書館の指示に基づき、幼稚園、避難所
 など支援を待っていると思われる施設に入り、児童書の配本、読み聞かせ、
 紙芝居などを行った。(↓第2回被災地訪問ボランティアレポート参照)

○図書館関連企業の支援続く
 社会福祉法人埼玉福祉会は、「文部科学省東日本大震災子どもの学び支援ポ
 ータルサイト」で支援を求めていた東松島市図書館(宮城県)にコーティン
 グ材ロール約60本、カット版約1,700枚を寄贈した。これは、上記ポータル
 サイトに記載された内容を日本図書館協会が支援企業に伝え、実現した。
 キハラ株式会社は、岩手、宮城、福島の各県立図書館にブックトラックを各
 30台、計90台を寄贈する。これも、キハラ株式会社が協会の行った要請に応
 じ、支援活動の一環として行われた。このほかに「Help Toshokan」図書館
 支援隊で使用できる組立式書架「BOOK TREE」のサンプル版の提供があった。
 すずき出版株式会社からは、「Help Toshokan」図書館支援隊の活動で使用す
 るための紙芝居舞台が寄贈された。

○大震災義援金のご協力のお礼と引き続きのお願い
 図書館の復興を目的とした東日本大震災への義援金の募集に対して、多くの
 方からご協力をいただき、5月11日現在、400を超える個人、団体、機関から
 合わせて700万円もの浄財が寄せられました。また図書館用品企業からは、
 支援の物品を提供していただいております(上の記事参照)。あらためて感
 謝申し上げます。
 5月末日を募集期間としておりましたが、8月末までの第2次期間を設けるこ
 とにしました。引続きご協力をお願いします。
 なお協会ホームページにご協力いただいた団体、機関等を紹介しております。
 振込先等詳細:http://www.jla.or.jp/earthquake/bokin.html

○緊急集会「東日本大震災状況報告-各地の図書館がいまなすべきことは何か」
 の申込み
 5月26日(木)夜、標記の集会が行われます。参加は事前の申込みが必要です。
 あらためて案内を協会ホームページに掲載しましたので確認のうえ、申し込
 んでください。 http://www.jla.or.jp/jlaevent.html
 連絡先:図書館建築研究会(藤原)TEL.03-3235-5343
  E-mail:fujiwara.atorie★nifty.com) 

○国際子ども図書館学校図書館セット貸出し平成23年度2学期分予約申込受付
 国際子ども図書館では、世界各国・地域の歴史や文化、生活などを紹介する
 児童書約50冊をセットにして、学校図書館に貸し出すサービスを行っている。
 平成23年度2学期貸出分について、平成23年6月1日(水)から6月21日(火)
 まで、予約申込票を受け付ける。申込方法など詳しくは下記のページ参照。
 学校図書館セット貸出し:
 http://www.kodomo.go.jp/promote/school/rent/request.html
 学校での活用事例;
 http://www.kodomo.go.jp/promote/school/rent/use.html
 問い合わせ先:
 国立国会図書館 国際子ども図書館 児童サービス課 企画推進係
 TEL:03-3827-2053(代表) FAX:03-3827-2043

○雑誌、報告書を差し上げます
 『京都大学 生涯教育学・図書館情報学研究』(第10号、2011年3月、216p)
 福井祐介「「公的な場」とパブリック・フォーラム論との関係性について」、
 川崎良孝「ウェイン・A.ウィーガンドと図書館史研究」、久野和子"School
  Libraries as the "Third Place"," など収録。
 『中国公共図書館の評価システムと現状』(川崎良孝・徐瑛, 京都図書館情
 報学研究会, 2011年5月, 88p.) 中国公共図書館の国および地方での評価基
 準および評価システムを翻訳し紹介した報告書。
 送付をご希望の方は、いずれもそれぞれ切手400円分(50円切手8枚、ある
 いは80円切手5枚)を同封して,下記までお申し込みください。
 申込先:川崎良孝(〒606-8501 京都市左京区吉田本町 京都大学教育学部図
 書館情報学研究室内)

<第2回被災地訪問ボランティアレポート>--------------綿貫明日香-
第2回図書館支援隊は、第1回支援隊の活動報告等から学び、その経験を活かす
形で支援に取り組んだ。
5月12日(木)
10:30、日図協を出発。所々波打つ東北自動車道を北上し、19:30気仙沼到着。
宿泊先の民宿へ入り、メンバー全員の顔合わせを済ませ、翌日のおはなし会及
び翌々日の上映会について、打ち合わせを行う。
おはなし会の演目は、各自が持ち寄った絵本・紙芝居・手遊び等を組み合わせ
て決定した。打ち合わせの最中や就寝中にも大小の余震があり、被災地ではま
だまだ余震が続いていることを実感する。
5月13日(金)
8:00頃に民宿を出発、気仙沼図書館到着後、配本用資料を整理。その後、気仙
沼小学校へ移動し、南気仙沼小学校1~4年生の児童が通う各教室でおはなし会
を行った。南気仙沼小学校は校舎が被災して使えなくなったため、気仙沼小学
校の空き教室を使用している。
昼食をはさみ、浦島小学校へ移動。浦島小学校は全校児童数が13名(2~6年生。
1年生は0名)のため、全児童が対象のおはなし会を1回行った。
上記2校でのおはなし会は、教職員の方々のご協力もあり、終始良い雰囲気で
進めることができた。先生のお1人は、「子どもたちがこんなに集中して聴く
とは思わなかった。みんな、楽しいことに飢えていたのだと思う」とおっしゃ
っていた。2校とも、贈呈式でプレゼントした本を子どもたちが喜んで手に取っ
ていたことが印象的であった。
おはなし会終了後、壊滅した陸前高田市立図書館周辺を訪ねたが、ここで防塵
対応マスクの必要性を痛感した。強風のたびに、有毒物質を含む粉塵が吹きつ
けてくる。津波被害の跡地では、マスクは必須である。
5月14日(土)
午前中は、避難所の一つである小原木中学校体育館で上映会を行った。参加さ
れた方々の反応は上々だったが、避難所の昼食との兼ね合いで、上映を途中で
切り上げなければならなかったことは残念だった。
午後は、こちらも避難所となっている新月中学校体育館での上映会。鑑賞中、
参加者から笑い声が起こることもあり、好評のうちに終えることができた。ま
た、上映の合間の休憩時間を利用して、年配の方も楽しめる読み語りや体操・
手遊びを行うのは有効だと分かった。参加者数は、どちらの避難所でも20名程
度であった。
5月15日(日)
気仙沼を出発し、途中、登米市立迫図書館と宮城県図書館に立ち寄り、被災状
況等を伺ってから帰京の途についた。 (わたぬきあすか:城陽市立図書館)

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◆新聞記事より(地域版含む)
○1カ月ぶり図書館再開 多気町の2館 新カードに切り替え システム統合
 で便利に(夕刊三重4/13)

○高齢者向け事業続々 出張読み聞かせや大活字本 本の宅配サービスも計画
 大台町立図書館(夕刊三重4/16)

○県立長野図書館が祝日も開館(信濃毎日4/22)

○中学校区の図書紹介 「本と出会うまっぷ」作製 岡山子ども読書推進委
 (山陽4/22)

○県内初「患者図書室」 大村・長崎医療センター 25日開設(長崎4/22)

○被災者の心に本を 山田へ移動図書館車 「自分の時間つくって」 滝沢・
 かっこう号(岩手日報4/23)

○"移動図書館"始まる 玄海町 軽ワゴン車で 遠方にもお届け 月2回
 水曜日に運行(佐賀4/23)

○小学校図書館ガイドが完成 日南市(宮崎日日4/23)

○岸本図書館あすオープン 伯耆 従来の3倍に拡充(山陰中央新報4/23)

○移動図書館に親子連れ次々 村山(山形4/24)

○子どもの読書活動推進 43都道府県で新計画 文科省調べ(日本教育4/25)

○読み聞かせで触れ合い深めて 親子に絵本プレゼント 平川 平賀図書館 
 「ブックスタート」開始(東奥日報4/25)

○徳島市立図書館 1500万冊貸し出し達成 移転から30年 来館幼児に記念品
 (徳島4/25)

○メディアテーク来月3日一部再開 図書館や1階広場など 阪大の鷲田総長
 ら招き復興イベント(河北新報4/27)

○絶版本 公共図書館にデータ配信へ 国会図書館 閲覧人数は冊数と同じに
 (朝日4/27)

○本への思いアートに 新図書館工事現場 [山梨県立図書館](山梨日日4/27)

○〔何かできる! ~山梨から〕演奏・朗読 支援が共鳴 笛吹の6図書館で
 コラボイベント 園芸業者も協力 募金箱置き1ヶ月間開催
 (朝日<山梨>4/27)

○複合文化施設が起工 大分駅南 図書館など多機能(朝日<大分>4/27)

○震災で休館の矢吹町図書館 準備整い再オープン(福島民報4/28)

○図書館の在り方は? 老朽「市立」建て替え検討 大村市 基本構想策定委
 を設置 「県立」誘致と並行論議(長崎4/28)

○[伯耆町]岸本図書館オープン 蔵書2万冊 キッズコーナーも(日本海4/29)

○たくさん本を借りて図書カード当てよう [佐賀]県内52館でキャンペーン 
 1日から(佐賀4/29)

○本読める生活取り戻したい 被災の陸前高田 少ない「子ども向け」
 (毎日4/30)

○「子ども図書室」ママに好評 読み聞かせスペース、幼児向け絵本移設… 
 [熊本]県立図書館 貸出数も増加(熊本日日4/30)
 
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◆集会等のお知らせ
○図書館友の会全国連絡会 公開学習会
 日時:2011年5月23日(月)13:00-15:00
 会場:日本図書館協会2階研修室
 テーマ:図書館協議会の役割と可能性
 講師:山口源治郎氏(東京学芸大学教授)
 詳細HP:http://totomoren.net/index.html

○「図書館への指定管理者導入をめぐる経験を語る」
 主催:ところざわ図書館の未来を考える会
 日時:2011年5月26日(木)18:30-21:00
 会場:所沢市中央公民館学習室8・9号
 資料代:500円
 報告者:津田恵子氏(山陽小野田市立図書館長)永利和則氏(小郡市立図書館長)
  下川和彦氏(久留米市立図書館)
 問合先:後藤暢(TEL.090-6166-0391)

○主題文献精読会2011年5月例会
 日時:2011年5月28日(土)14:00-18:00
 会場:東京理科大学森戸記念館2階第2小会議室
 テーマ:Vanda Broughton著「Essential thesaurus construction」の輪読
 発表者:鈴木学氏(日本女子大学)
 問合先:光富健一(東京理科大学野田図書館 TEL.04-7122-9157
  E-mail:mitutomi★admin.tus.ac.jp)鈴木学(日本女子大学西生田図書館
  TEL.044-952-6937 E-mail:suzukima★atlas.jwu.ac.jp)

○日本図書館研究会 特別研究例会
 日時:2011年5月29日(日)10:45-12:15
 会場:大阪市立中央図書館5F会議室
 テーマ:図書館の公契約基準の提起-図書館員の専門性蓄積と雇用安定のために
 発表者:松岡要氏(日本図書館協会)参加費:無料(申込不要)
 詳細HP:http://wwwsoc.nii.ac.jp/nal/events/reikai/2011/sp-invit.html

○日本図書館研究会 第281回研究例会
 日時:2011年6月18日(土)14:30-16:30
 会場:同志社大学今出川キャンパス至誠館3階会議室
 テーマ:目撃せよ!紙片が宝に変わる瞬間(とき)-図書館員のアーカイブ資料探検-
 発表者:井上真琴氏(同志社大学企画部)
 参加費:無料(申込不要)※同時開催の竹林文庫(同志社大学図書館)見学会は
  要事前申込(nal281reikai★gmail.com 宛 5月25日まで)
 詳細HP:http://wwwsoc.nii.ac.jp/nal/events/reikai/2011/281invit.html

○東日本大震災における図書館の被災状況および日本図書館協会による支援活動の報告
 主催:明星大学図書館情報学課程
 日時:2011年6月18日(土)13:30-15:30
 会場:明星大学日野キャンパス23号館105教室
 報告者:矢崎省三氏(日本図書館協会HELP-TOSHOKAN(被災地読書支援隊)第一次
  参加者・東京学芸大学兼任講師)
 定員:135名(定員になり次第締切)申込方法:名前,所属,連絡先を下記に連絡。
 申込先:全学共通教育委員会・平井歩実(E-mail:hiraia★ge.meisei-u.ac.jp)

○専門図書館協議会 平成23年度全国研究集会
 主催:専門図書館協議会
 期日:2011年6月30日(木)~7月1日(金)
 会場:東京商工会議所
 総合テーマ:「変わる図書館/変わらない図書館~変化の時代の専門図書館を問う」
 参加費:会員18000円/非会員23000円
 詳細HP:http://www.jsla.or.jp/1/13/13-2.html
 問合先:専門図書館協議会中央事務局(TEL.03-3537-8335 FAX.03-3537-8336
  E-mai:jsla11★jsla.or.jp)

 図書館イベントカレンダーは下記でご覧ください。
 http://www.jla.or.jp/calendar.html
 
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◆求人情報
○学習院女子大学図書館 非常勤職員:1名
 応募締切:2011年5月24日(火)必着

○東京大学大学院教育学研究科・教育学部図書室 非常勤職員:1名
 応募締切:2011年6月10日(金)必着

 求人情報の詳しいことは下記でご覧ください。
 http://www.jla.or.jp/job.htm
  
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◆JLAからのお知らせ
○理事会、評議員会、総会にご出席の皆さまに
 来週25日から行う理事会、評議員会、総会は、新たな公益法人への移行につ
 いて議題としております。協会の今後にとって大変大事な議題ですので、そ
 の内容について「図書館雑誌」に掲載しております。事前にお読みいただい
 たうえで、ご出席くださるようお願いいたします。
 ・定款の変更(案):「図書館雑誌」2011年4月号p.240-248
 ・会員の種類及び会費に関する規程(案):「図書館雑誌」2011年5月号p.301-
  303      
 ・代議員選挙規程(案):「図書館雑誌」2011年5月号p.304-307
 ・理事及び監事選任規程(案):「図書館雑誌」2011年5月号p.319-321
 ・理事長、副理事長、専務理事及び常務理事選定規程(案):「図書館雑誌」
  2011年5月号p.321
 以上の定款案、規程案の承認を求めるとともに、公益法人移行にかかる経過
 措置についても決議していただきます。
 なお理事、評議員の皆さまには会議通知、「総会資料」等をお送りしました。
 ご確認ください。出欠と委任状をお送りくださるようお願いします。

============================================================no.553END=
■登録アドレスの変更・解除はかならずご連絡ください。mailmaga★jla.or.jp 
 

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