令和6(2024)年能登半島地震について

この度、地震により亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。
また、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げ、一日も早く平穏な日々に戻る事をご祈念申し上げます。
日本図書館協会及び図書館災害対策委員会も微力ではありますが、支援を模索し、対応してまいります。
被災情報並びにお困り事がありましたら、メールにてご一報いただければ幸いです。
saigai★jla.or.jp
(★を半角@に換えてください。)








JLAメールマガジンバックナンバー

2016/11/30

第825号

====================================================<2016/11/24発信>
             JLAメールマガジン  第825号
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   編集発行:公益社団法人 日本図書館協会
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▼目次▼
 ■図書館界ニュース
 ■新聞記事より
 ■集会等のお知らせ
 ■求人情報
 ■JLAからのお知らせ
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◆図書館界ニュース
○日本書籍出版協会文芸書小委員会、公共図書館に要望書を送付
 日本書籍出版協会文芸書小委員会は、11月22日、「公共図書館での文芸書の
 取り扱いについてのお願い」を全国の公共図書館約2600館に送付した。
 昨年の全国図書館大会や図書館総合展において、出版社と図書館の協働を考
 える分科会やシンポジウムが行われた。この要望書でも、話題の本で採算を
 取り、次の多様な出版につなげる流れにつなげる出版事業の構造に関して、
 図書館の理解が広がっているとしている。
 しかし、一方、資料費不足を理由にリクエスト上位の図書の過度な購入や寄
 贈を呼びかける図書館が見うけられ、出版に携わる者の間で懸念が広がって
 いるとし、「出版界からの声と住民の要望とのバランスに配慮され、文芸書・
 文庫本の購入や寄贈に、格段のご配慮をいただき、出版文化の継続発展にご
 助力いただきますよう」と要望している。

○全国SLA「学校読書調査報告」「学校図書館調査報告」
 全国学校図書館協議会は、機関誌『学校図書館』2016年11月号で「第62回学
 校読書調査報告」「2016年度学校図書館調査報告」を掲載している。
 今回の学校読書調査では、司書教諭、学校司書等に望むことを尋ねている。
 中学校と高校では、1.安心できる場を作ってくれる、2.本がある場所を案内
 してくれる、3.本の選び方や本の内容について相談にのってくれる、の順だ
 った。小学校は、1.本がある場所を案内してくれる、2.安心できる場を作っ
 てくれる、3.学校図書館行事をひらいてくれる、の順となっている。
 学校図書館調査では、学校図書館担当職員について、学校司書の法制化と司
 書教諭との連携について報告している。今回の調査では、司書教諭の発令率
 は小学校65.7%、中学校63.0%、高校86.3%、司書教諭としての活動時間は
 週平均で、小学校4.2時間、中学校9.5時間、高校11.1時間。一方、学校司書
 の配置は、小学校70.8%、中学校77.8%、高校82.9%であった。2015年4月
 に学校司書が法制化されたことにより、小中学校の学校司書配置が進んだと
 考えられるとしている。しかし、その職名も雇用形態も勤務条件も自治体に
 よって異なっているのが現状で、1校に一人配置が望ましいが現状は厳しい
 という。正規職員の割合は、小学校15.2%、中学校6.3%、高校58.2%となっ
 ている。

○宮崎県立図書館ビジョンについての提言
 宮崎県教育委員会が設置した「宮崎県立図書館ビジョン懇談会」(座長 根
 岸裕孝宮崎大学准教授)は11月16日、教育長に提言書「これからの宮崎県立
 図書館について」を手交した。この懇談会は、「より長期的な視点で県立図
 書館の今後のあり方について」意見を訊く場とし、1.これからの時代に必要
 な県立図書館の機能と人材、2.県立図書館の今後果たすべき役割、3.その他
 図書館振興に必要な事項、を協議した。5月の発足時に事務局は、“市町の
 図書館充実に伴い、県立図書館の役割も変わりつつある。貸出しは減少傾向
 にあるが、レファレンスなどの調査ニーズが高まっている。県内に点在する
 市町村図書館や公民館図書室を通じて本を貸し出しする仕組みもあるが、全
 体の貸出の86%が直接来館による貸出サービス利用である。宮崎県立図書館
 は来館者数や年間開館日数はランキングが上位、個人貸出数が中位にあるが、
 図書館への貸出やレファレンスの受付数、専任司書割合は低位であり、市町
 村への支援や専門性においては課題があるといえる。“等提起した。
 提言は、“県立図書館は、市町村立図書館との二重行政にはならないことを
 県民に分かりやすく示すために、サービスの優先順位を明確にし、市町村と
 の区別、差別化を図っていくことが求められる。「全県民の図書館」の姿を
 見せることが今後のビジョンの一番大きなポイントである”と強調し、“専
 門(司書)職制度の復活が急務”としている。
 http://www.sun.pref.miyazaki.lg.jp/downloads/public/library/library_vision_proposal.pdf

○文部科学省、公立図書館実態調査報告書を公表
 文部科学省はこのほど、「平成27年度生涯学習施策に関する調査研究」を公
 表、4件の調査研究のひとつに「公立図書館の実態に関する調査研究」を挙
 げている。1.「望ましい基準に基づいた図書館運営」としての方針と計画の
 策定、2.図書館協議会の設置、3.電子資料の提供、4.障害者サービス、5.資
 料収集方針と地域支援のほか、豊中市立図書館と広島市立中央図書館の訪問
 調査の結果を内容とするものである。なおこの調査は、株式会社図書館流通
 センターに委託、3月に提出されたものである。
 http://www.mext.go.jp/a_menu/ikusei/chousa/__icsFiles/afieldfile/2016/09/26/1377547_04.pdf

○文部科学省、社会教育功労者を表彰
 文部科学省は11月22日の「新着情報メール配信サービス」で、10月19日発表
 された今年度の社会教育功労者表彰を公表した。図書館関係者は、堺市図書
 館友の会会長の松井郁子さん、本メールマガジン 第820号(10/19)で既報
 の日本図書館協会理事長の塩見昇氏のお二人である。
 http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/28/10/1379703.htm
 
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◆新聞記事より
○国会図書館 未所蔵 世相を映す100冊 敬礼の仕方、お燗ビール・・・ 
 歴史家・こいし(石へんに樂)川さんが解説本(東京9/6)

○最新 図書館ロボ 人間超える!? 文京 本の朗読 声のトーン変える 感
 情あるみたい 江戸川 館内案内 150の質問に対応 思ったより活躍
 (東京9/23)

○学校図書館イメチェン 漫画やBGM、談笑の輪 小説や伝記、洋書3万冊 英
 語学習の拠点に 学校司書、配置6割どまり(日経10/21夕)

○〔海外Radar〕イギリス 図書館閉鎖、アマゾン課税・・・ 英国貴族院が討論
 会開く(新文化11/3)

○〔ヒットのなぜ〕ブック アンド ベッド トウキョウ[宿泊施設]アールスト
 ア[不動産仲介] 泊まれる本屋で非日常 1700冊、自由に 外国人客も多く
 宿泊客同士 交流楽しむ(日経11/8)

○日本電子図書館サービス DNP、TRCが出資 第三者割当増資を実施 新刊な
 ど 電子コンテンツ拡充へ 出資比率 講談社など4社、各25%に(
 新文化11/10)

○目が不自由でも読みやすく 動き始めた「読書権」 音声や点字、大活字 
 差別解消法で変化、図書館も対応急ぐ(東京11/10夕)

○CCCと連携 複合型図書館で活性化 高梁市(自治日報11/11)

○早稲田大学中央図書館開館25周年記念講演会 芥川賞作家が語る「私と図書
 館」 堀江敏幸氏×綿矢りさ氏 講演レポート(週刊読書人11/11)
 
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◆集会等のお知らせ
○第7回LRGフォーラム「認知症にやさしいまちづくりと図書館」
 主催:アカデミック・リソース・ガイド株式会社
 日時:2016年12月3日(土)18:00~20:00
 会場:さくらWORKS<関内>(横浜市中区相生町)
 講師:加藤学(ライブラリー・リソース・ガイド第16号寄稿者)、岡田誠
  (同協力者)、野口和夫(直方市立図書館)、司会:岡本真(アカデミッ
  ク・リソース・ガイド株式会社)
 参加費:無料
 詳細HP: https://www.facebook.com/events/342505076142174/

○としょかん文庫・友の会 講演会/図書館 きのう・今日・あす 2016 ◎日本
 の図書館は大丈夫ですか?―図書館にかかわって40年の思い◎
 日時:2016 年12月4日(日)13:30~16:30/懇親会 16:30 ~18:30(予定)
 会場:日本図書館協会2階研修室
 講師:関千枝子氏
 参加費:500 円/懇親会参加費:3,000円
 申込方法:以下の申込先へ『氏名、所属、連絡先、懇親会参加の有無』を明
  記し郵送またはFAX・E-mailにて連絡。
 申込先:101-0061 千代田区三崎町 2-17-9 マルヨシビル 201 図書館問題
  研究会気付 としょかん文庫・友の会

○次世代型図書館 岐阜市立図書館の目指すカタチ
 日時:2016年12月10日(土)13:00~15:00
 会場:ぎふメディアコスモス みんなのホール 
 テーマ:滞在型図書館のこれから。複合から融合へ
 コーディネーター:糸賀雅児氏(慶應義塾大学教授)
 パネリスト:猪谷千香氏(文筆家)、嶋田学氏(瀬戸内市民図書館長)、加
  藤伸也氏(武蔵野プレイス館長)、吉成信夫(岐阜市立図書館長)
 定員:200名(事前申込・先着順)
 参加費:無料
 詳細HP:http://g-mediacosmos.jp/lib/information/2016/11/post-312.html
 申込み:岐阜市立中央図書館カウンターまたは電話にて受付
 問合先:岐阜市立中央図書館 TEL:058-262-2924

○平成28年度 日本図書館協会健康情報委員会 研修「“認知症の人にやさし
 い図書館”をあなたの街でつくるには!」
 主催:日本図書館協会
 共催:認知症フレンドリージャパン・イニシアチブ
 後援:特定非営利活動法人日本医療政策機構
 日時:2017年1月16日(月)13:00~17:30
 会場:グローバルビジネスハブ東京(大手町)
 講師:呑海沙織氏(筑波大学図書館情報メディア系教授)、小川敬之氏(九
  州保健福祉大学保健科学部作業療法学科教授)、田中克明氏(コクヨS&T
  株式会社、認知症フレンドリージャパン・イニシアチブ)、角野孝一氏
  (川崎市健康福祉局地域包括ケア推進室)、舟田彰氏(川崎市立宮前図書館)
 定員:60名(先着順) 参加費用:1,500円(当日支払のこと)
 詳細HP:http://www.jla.or.jp/tabid/266/Default.aspx#plan
 申込方法:氏名、連絡先住所、TEL、勤務先を記入しE-mail(件名:医療・
  健康情報研修)でkenko★jla.or.jpへ申し込み。
 問合先:上記E-mailもしくは、健康情報委員会・柚木(浦安市立中央図書館
  047-352-4646)まで。

○平成28年度東日本大震災アーカイブ国際シンポジウム -震災から6年経過
 した震災アーカイブの進化と深化
 日時:2017年1月20日(金)13:00~16:30(開場12:30~)
 会場:東北大学災害科学国際研究所棟1階多目的ホール
 内容:【特別講演】「参加型デジタルアーカイブの可能性」(ハーバード大
  学歴史学教授 アンドルー・ゴードン氏)※講演は日本語。【報告】「震
  災遺産を保全する(ふくしま震災遺産保全プロジェクト)」、「福島原子
  力事故関連情報アーカイブ(FNAA)について」、「ウェブサイトを保存する-
  国立国会図書館インターネット資料収集保存事業(WARP)」、「国立国会
  図書館東日本大震災アーカイブ(ひなぎく)」、「近年の震災アーカイブ
  の問題点と解決方法について」、「熊本地震におけるデジタルアーカイブ
  構築への課題と利活用の検討」【パネルディスカッション】登壇者全員
 定員:200名 ※事前申込み(先着順)必要
 参加費:無料
 申込・詳細HP:みちのく震録伝(東北大学災害科学国際研究所)
  http://shinrokuden.irides.tohoku.ac.jp
 問合先:東北大学 災害科学国際研究所 情報管理・社会連携部門災害アーカ
  イブ研究分野(担当 小野、柴山)電話:022-752-2099 
  メールアドレス:archiveforum★irides.tohoku.ac.jp

○日本学校図書館学会静岡県支部 第14回研究会のお知らせ
 日時:2017年1月28日(土)13:00~16:15(受付12:30~)
 会場:藤枝市立駅南図書館 集会室
 内容:「全校で図書館教育に取り組むまでの司書教諭の仕事」小川景子氏
  (掛川市立横須賀小学校司書教諭)、浅井稔子氏(掛川市立横須賀小学校
  学校司書)、「教科のねらいを達成させる、図書館を活用した授業」齋藤
  史典氏(富士市立吉原北中学校)、「活用される図書館を目指して」登坂
  あゆみ氏(不二聖心女子学院中学校・高等学校学校司書)
 参加費:日本学校図書館学静岡県支部会員 無料/非会員 500円
 申込方法:日本学校図書館学静岡県支部会員は参加・不参加を1月20日(金)
  迄に下記まで。非会員の方は,所属と氏名を下記までお知らせください。
 問合先:事務局 海老原一彦 TEL/FAX:054-641-3195
 
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◆求人情報
○福岡女子短期大学教員公募:1名
 応募締切日:2016年12月9日(金)必着

○お茶の水女子大学図書・情報課 事務補佐員公募:1名
 応募締切:平成28年11月29日(火)17:00必着

○学校法人慈恵大学・病院職員募集:若干名
 応募締切日:平成28年12月3日(土)必着

○下関市立図書館非常勤職員(司書)募集:11名
 応募締切日:平成29年1月10日(火)必着

○大学図書館還流・除籍・受入フルタイムスタッフ:1名
 応募締切日:2016年12月9日(金)必着

○ぐんま国際アカデミー中高等部 図書館職員募集:1名
 応募締切日:平成28年11月25日

○東京大学法学部研究室図書室 短時間勤務有期雇用職員(事務補佐員)募集:1名
 応募締切:平成28年12月9日(金)17時まで(必着)

○荒川区立図書館事務嘱託員(非常勤職員)募集:若干名
 募集期間:平成28年11月22日(火)~平成28年12月13日(火)必着

 求人情報の詳しいことは下記でご覧ください。
 http://www.jla.or.jp/tabid/334/Default.aspx
 
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◆JLAからのお知らせ
○頒布協力本(他団体発行)
  アメリカ大都市公立図書館と「棄てられた」空間 日刊新聞・階級・1850-
 1930年 川崎良孝著 京都図書館情報学研究会 2016.11 A5判 
 定価6000円(税別) ISBN978-4-8204-1611-1
 http://www.jla.or.jp/publications//tabid/87/pdid/p11-0000000462/Default.aspx

○『図書館雑誌』11月号の発送は15日(火)に発送完了しました。
 29日(火)までに届かない場合は会員係までご連絡ください。
 問合先:会員係(TEL.03-3523-0811 FAX.03-3523-0841 somu★jla.or.jp)

○2016年度第6回施設会員配付資料(11月14日発送)
 <A会員配付資料>
(1)図書館の自由ニューズレター集成 4(2011-2015)
 上記資料とともに『図書館雑誌』2016年11月号をお届けしております。

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■登録アドレスの変更・解除はかならずご連絡ください。mailmaga★jla.or.jp
 

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