令和6(2024)年能登半島地震について

この度、地震により亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。
また、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げ、一日も早く平穏な日々に戻る事をご祈念申し上げます。
日本図書館協会及び図書館災害対策委員会も微力ではありますが、支援を模索し、対応してまいります。
被災情報並びにお困り事がありましたら、メールにてご一報いただければ幸いです。
saigai★jla.or.jp
(★を半角@に換えてください。)








JLAメールマガジンバックナンバー

2016/05/09

第794号

====================================================<2016/4/6発信>
             JLAメールマガジン  第794号
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   編集発行:公益社団法人 日本図書館協会
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▼目次▼
 ■図書館界ニュース
 ■新聞記事より
 ■集会等のお知らせ
 ■求人情報
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◆図書館界ニュース 
○第6期日本図書館協会認定司書、17名を認定
 日本図書館協会は、4月1日付けで第6期日本図書館協会認定司書(新規)16
 名および認定司書(更新)1名の氏名を公表した。昨年と比較して、勤務地
 が東京都の方が0名から6名と増加した一方、九州・沖縄地区は5名から1名と
 減少した(勤務地は申請時)。また、今年は、茨城県で初めて認定司書が誕
 生している。認定司書の有効期間は10年間であり、第6期認定司書の場合は、
 2026年3月末日までとなる。認定された方の氏名と認定司書番号は、協会サ
 イトにある認定司書事業委員会ページで第5期までの認定司書とあわせて公
 表されている。
 これで認定司書の総数は116名となった。今後の図書館界での活躍が期待さ
 れる。なお、第6期認定司書の名簿と審査会報告は、機関誌『図書館雑誌』
 5月号に掲載される。
 認定司書事業委員会ページ:http://www.jla.or.jp/nintei/

○平成27年度「学術情報基盤実態調査」公表
 文部科学省は、3月30日、平成27年度学術情報基盤実態調査結果報告をとり
 まとめ公表した。
 大学図書館の調査結果の主なものは次のとおり。平成26年度の資料費の総額
 は、約730億円であり、前年度に引き続き増加した(3.4% 約24億円)。図
 書館運営に関する総額もこれまでの減少傾向に対し、2.2%(約17億円)増
 となっている。資料費総額のうち、電子ジャーナル経費は、37.8%(約276
 億円)であり、前年度と比べて12.1%(約30億円)増加した。一方、紙媒体
 による図書の経費は減少している。電子ジャーナル経費の増加は、円安、電
 子ジャーナル価格の高騰、ジャーナルの紙媒体から電子化への切り替えが進
 んだことなどが影響している。大学図書館で導入している電子書籍のタイ
 トル数は延べ約509万タイトルまでに増加しているが、内訳は海外出版社に
 よるものが約96%、国内出版社によるものが約4%である。機関リポジトリ
 を構築している大学は440校となり、前年度より60校以上増加した。
 http://melmaga.mext.go.jp/c/ent00ya0011H
 なお、以下のサイトにも結果報告(冊子)のPDF版が公開されている。
 国立大学図書館協会HP:http://www.janul.jp/
 公立大学協会図書館協議会HP:http://www.japul.org/
 私立大学図書館協会HP:http://www.jaspul.org/

○総務省が指定管理者制度導入状況調査結果を公表
 総務省は3月25日「公の施設の指定管理者制度の導入状況等に関する調査結
 果」を公表した。2015年4月1日現在で、前回2012年調査と同様「指定管理者
 制度の運用について」(2010年12月28日通知)に係る項目で調査している。指
 定管理施設は合わせて76,788あり、前回から3,312施設増、取消しは2,308施
 設(前回は2,415)である。
 日本図書館協会資料室は前回と同様総務省に連絡し、その全データを取得、
 図書館データの抽出作業を行っている。2012年調査の詳細は「現代の図書館」
 52(4)で紹介している。
 http://www.soumu.go.jp/main_content/000404851.pdf
 なお、先に高市総務相は地方行政改革の取組み状況の「見える化」を進める
 ことを明らかにしたが、既に昨年8月28日総務省は自治体宛ての大臣通知
 「地方行政サービス改革に関する留意事項について」において指示していた。
 今回「地方行政サービス改革の取組状況の見える化・比較可能な形での公表
 について」を出し、「統一した様式」を示した。図書館を例にした指定管理
 者制度導入状況などを全国平均との比較を図示している。日本地図での一覧
 化も例示されている。
 http://www.soumu.go.jp/main_content/000404850.pdf
 なお昨年8月28日付け文書では、「指定管理者制度等の活用」の項があり、
 その推進の具体的な内容を明らかにしている。
 http://www.soumu.go.jp/main_content/000374947.pdf

○Wi-Fi提供図書館のリスト公開
 海外に比べて普及が遅れているされる公共的な無料Wi-Fiサービス。公共図
 書館においても同様の状況である。しかし、デジタル情報の入手環境はこれ
 からの図書館が整備すべき重要なものの一つといえる。そのため、Wi-Fiを
 提供する公共図書館は徐々に増えており、このほど、図書館Wi-Fi推進協議
 会(公共図書館のWi-Fi環境を整えていくために2016年2月設立)がWi-Fi提
 供図書館リストをとりまとめ公開した。
 Wi-Fi提供館リスト:http://libwifi.jp/list/
 全国すべての図書館のウェブサイトを確認し、Wi-Fi提供が明記されている
 図書館をまとめあげたものとのことである。

○茨城県図書館協会が指定管理者制度導入図書館の調査報告書を刊行
 茨城県図書館協会はこのほど、『「指定管理者制度」を導入している図書館
 についての調査報告』を刊行した。制度化10年を経たが、その是非を巡って
 多くの議論が続けられている現状から、県内の導入館に対してアンケート調
 査を行い、その結果をまとめたものである。潮来、筑西、つくばみらい、龍
 ヶ崎の4市に対し、導入までの経緯、指定管理者の選定方法、選定委員の構成、
 選定基準・選定理由の公表、モニタリングの実施、業務の範囲、行政との役
 割分担、利用者アンケート、資料選定の方法、学校図書館支援の内容など34
 項目にわたって訊いている。なお同報告書は日本図書館協会資料室で所蔵し
 ている。

○日野市立図書館、枚方市立図書館が記念誌を刊行
 昨年開設50周年を迎えた東京・日野市立図書館はこのほどその記念誌『本の
 力 図書館の力を信じて』を刊行した。表紙は開設当時の「ひまわり号」に
 よるサービス風景を始め、本文の随所に貴重な写真が掲載されている。年毎
 のできごとやサービスの変遷などを綴った「あゆみ」、ひまわり号や各館の
 変遷のほか、例規、統計グラフなどの資料も収録されている。
 同じく開館40周年を迎えた大阪・枚方市立図書館は『枚方市立図書館四十年
 誌-平成元年以降の取組み』を刊行した。1989年に「十五年誌」を刊行して
 おり、それに続くものとして出された。サービスや事業運営などについて項
 目ごとにまとめ、年表、数値データのほか雑誌等に掲載された記事一覧も収
 録されている。

○国立国会図書館の館長交代
 3月31付で、大滝則忠氏が退任し、4月1日付で羽入佐和子氏が国立国会図書館
 長に就任した。
 
○第18回図書館サポートフォーラム賞決まる
 第18回を迎えた図書館サポートフォーラムが、埼玉県立久喜図書館、田川浩
 之氏、手代木俊一氏のご三方の表彰を決定した。4月18に表彰式が行われる。
 詳細:http://www.nichigai.co.jp/lib_support/index.html

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◆新聞記事より
○拠点は「アンフォーレ」 安城市が施設の愛称発表 [図書情報館など]
 (中日<西三河>1/7)
 
○市中央図書館を市長部局に移管 安城市、4月から(中日<西三河>2/25)

○豊田市中央図書館 サービス改善、経費削減へ 市、民間運営に変更方針 
 選書めぐり課題も(中日<豊田>2/27)

○北庁舎跡に複合施設 副案は南庁舎を改修利用 伊賀市庁舎移転後活用検討
 協[議会](建設通信2/9)

○絵本読み聞かせて10年 サークル和、明和[町立]図書館などで(夕刊三重2/15)

○漢字学べる博物館 漢検、京都・祇園に6月開館 [漢検漢字博物館・図書館
 (漢字ミュージアム)](日経<大阪本社>2/10)

○KoRo進化 できる4代目 甲南大[学]開発 犬型ロボット 初代から8年か
 け 図書館常駐 書籍検索、会話も可能(神戸1/28夕)

○海南市 現庁舎跡に市民交流施設 図書館核に 16年度に基本計画
 (日刊建設工業2/2)

○面積1.6倍 交流エリアも 三原市 新図書館で方針案(中国2/5)

○貧弱な下関の学校図書 購入費一般財源化から10年 標準には程遠く 県内
 最低レベル(長周1/20)

○今年も図書券430万円分 (株)トクヤマ 市内全小中学校へ“御影文庫”
 (日刊新周南1/28)

○[宇部]市立図書館の2文庫充実に 渡辺翁記念文化協[会]が寄付(宇部日報2/5)

○厚狭地区複合施設が供用開始 山陽小野田市 地域の交流拠点に 新図書館
 に掛け時計や紙芝居 厚狭図書館友の会が寄贈(山口2/9、関連2紙)

○図書館の役割否定した民営化 やらせで急増した貸出冊数 司書は抗議の辞
 職 残ったのは非正規 経費は以前よりも増大 直営に戻した下関の教訓 
 知識の蓄積と人材失う 市民の相談も困難に 知性を育む重要な役割 民営
 化と相容れぬ / ツタヤ図書館に反対広がる周南市 耳傾けぬ市長や市議
 会 市民の怒り拡大 全国初の武雄市図書館の実態(長周2/12)

○住民投票案 賛成は3 図書館巡り周南市議会否決 市民団体、市議会争点
 に 〔視点〕市・議会に民意生かす責務(朝日2/23)

○〔ふるさと あしたへ〕古民家改修島に図書館 高松[市]沖・男木島 あす
 開館 移住家族地元と協力(読売<大阪本社>2/13夕)

○大平元首相の蔵書9135冊寄贈 [大平正芳]記念財団 [香川]県立図書館にコ
 ーナー(読売<香川>2/17)

○病気の悩みは図書館行こう 医療機関との連携広がる 蔵書充実 健康講座
 も [春日市市民図書館など](毎日<九州>3/4夕)

○図書館の本無料お届け 高齢者・子育てママ支援 筑後市 商店街の宅配活
 用 有料宅配苦戦目立つ(読売<西部本社>1/30夕)

○サンフレアこが改修オープン 古賀市 児童図書コーナーを一新 船原古墳
 の展示も充実(西日本<福岡都市圏>2/3)

○筑後市立図書館、プレゼント 図書館に来て 雑誌付録活用 貸し出し5点
 で抽選応募権1枚(朝日<福岡・筑後>2/11)

○図書館スポンサー県内広がる 企業や団体、雑誌購読料を負担 11市町で導
 入 古賀市も今月から募集(読売<福岡>2/28)

○〔論説〕佐賀市立図書館開館20周年 第2次サービス計画策定へ(佐賀2/4)

○佐賀市久保田支所移転へ 18年3月完成、県道拡幅で [図書館分館も整備]
 (佐賀2/24)

○コンビニが子育て支援 東彼杵[町]セブン[イレブン]蔵本郷店 絵本読み聞
 かせ 10年から継続 きょう午後町図書館で(長崎2/13)

○キャラ「ラブックン」登場 雲仙市図書館 考案した小林さん表彰(長崎2/16)

○由布市の図書館 読書通帳導入へ 本のタイトルを記録(大分合同2/19)

○点字 図書館で紹介 町広報など専用コーナー [宮崎県]高鍋[町]
 (宮崎日日2/25)

○旧大丸跡地 公共施設の設計公表 都城市 図書蔵書数など変更
 (宮崎日日2/27)

○待ち時間 読書楽しんで ロビーに図書コーナー 宮[崎]銀[行]吾田支店
 (宮崎日日2/27)

○規模縮小し16年度着工 阿久根市の市民交流センター(日刊建設工業1/27)

○読書奨励 あの手この手 ビンゴやおみくじ 絵本の料理給食に 霧島[市]・
 青葉小 児童平均月10冊超 幅広い本に興味(南日本2/25)
 
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◆集会等のお知らせ
○日本図書館研究会情報組織化研究グループ2016年4月月例研究会
 日時:2016年4月23日(土)14:30~17:00
 会場:大阪学院大学 2号館地下1階04教室(02-B1-04教室)
 JR東海道本線「岸辺」駅または阪急京都線「正雀」駅から徒歩約5分
 発表者:丸川雄三氏(国立民族学博物館)
 テーマ:美術分野における制作者データベースの構築と課題
 詳細HP:http://josoken.digick.jp

○「図書館はひらかれている~いつでも、どこでも、だれにでも
  ~ケルン市立図書館の取組」
 主催:東京ドイツ文化センター・ケルン市立図書館・横浜市中央図書館
 日時:平成28年4月23日(土)14時~16時(受付は13時30分~)
 場所:横浜市中央図書館(横浜市西区老松町1番地) 地下1階ホール
 内容:講師 ハンネローレ・フォークトケルン博士(市立図書館長)*「発
  見、学習、創造性」というモットーの下、ケルン市立図書館が実施して
  いるさまざまな斬新な取組を紹介していただく。
 対象者:どなたでもご参加できます。(要申込み、逐次通訳有、参加無料)
 申込先:東京ドイツ文化センター 電話(03-3584-3203)、FAX(03-3586-3069)、
  E-mail(machida★tokyo.goethe.org)
 *手話通訳等配慮を希望される方は事前に中央図書館にお問い合わせください。
 問合せ先:横浜市中央図書館 電話(045-262-7334)、FAX(045-262-0052)、
  E-mail(ky-libkyokai★city.yokohama.jp)
 詳細HP:http://www.city.yokohama.lg.jp/kyoiku/library/event/kouen-goethe-institut.html

○日仏図書館情報学会講演会「アルド・マヌーツィオとフランス」
 日時:2016年5月21日(土)15:30~17:00
 会場:日仏会館501号会議室
 協賛:印刷博物館
 内容:講師 雪嶋宏一氏(早稲田大学教授、西洋書誌学・書物学専攻)
  *アルド・マヌーツィオはイタリア・ルネッサンスの牽引者と目されてい
  る大印刷業者。彼及び彼の後継者たちがフランスに与えた影響についてご
  講演いただく。
 参加:自由・無料・要申込み
 申込先:日仏図書館情報学会事務局(sfjbibdoc★yahoo.co.jp)あてに名前・
  所属を明記し、メールで申し込み下さい。(定員50名。先着順) 
 詳細:http://sfjbd.sakura.ne.jp/03_main/sub/pdf/yukishima.pdf
 
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◆求人情報
〇平成28年度採用 豊橋市民病院非常勤嘱託員募集:1名
 受付〆切:平成28年4月19日(火)必着

○名古屋大学文系事務部図書室パートタイム勤務職員募集:1名
 応募期限:平成28年4月18日(月)(17時必着)

 求人情報の詳しいことは下記でご覧ください。
 http://www.jla.or.jp/tabid/334/Default.aspx
============================================================no.794END=
■登録アドレスの変更・解除はかならずご連絡ください。mailmaga★jla.or.jp

 

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