令和6(2024)年能登半島地震について

この度、地震により亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。
また、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げ、一日も早く平穏な日々に戻る事をご祈念申し上げます。
日本図書館協会及び図書館災害対策委員会も微力ではありますが、支援を模索し、対応してまいります。
被災情報並びにお困り事がありましたら、メールにてご一報いただければ幸いです。
saigai★jla.or.jp
(★を半角@に換えてください。)








JLAメールマガジンバックナンバー

2015/09/28

第762号

====================================================<2015/7/29発信>
             JLAメールマガジン  第762号
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   編集発行:公益社団法人 日本図書館協会
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  JLAホームページアドレス  http://www.jla.or.jp/
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▼目次▼
 ■図書館界ニュース
 ■新聞記事より
 ■集会等のお知らせ
 ■求人情報
 ■JLAからのお知らせ
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◆図書館界ニュース
○第101回全国図書館大会分科会について
 本メールマガジン第760号で第101回全国図書館大会の分科会についてお知ら
 せしましたが、第21分科会(利用教育)は、第2分科会(大学大学図書館)
 と合同開催することとなりました。21分科会参加をご検討の方は、第2分科
 会の内容を参照され、分科会参加をご検討ください。
 なお、大会テーマは「図書館は 地域の広場 生きる力」、また、全体会
 シンポジウムのテーマは「図書館とまちづくり -世代をつなぎ、次代を
 育て、地域をつくる-」に決定しました。

○文科省、障害者差別解消法の実施に関する指針策定で協力者会議
 「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律(障害者差別解消法)」
 が来年4月から施行される。このため文部科学省においても所管する事業者の
 ための対応指針の策定が取り組まれており、具体的な検討に資するとともに
 関係者の意見を適切に反映するため調査研究協力者会議が開催されている。
 6月30日に開かれた第2回協力者会議で、日本図書館協会へのヒアリングが行
 われ、障害者サービス委員会の佐藤聖一委員長と山本宏義副理事長が出席し
 た。佐藤氏は、まず、障害者への合理的配慮の基本理念を述べた後、図書館
 の障害者サービスの目的や対象者、図書館が行っているサービスの具体的な
 内容について説明し、最後に課題を語った。山本副理事長は公共図書館にお
 ける障害者サービスの実施状況の調査を紹介し、図書館の障害者サービスの
  状況をデータで示した。
 現在、協力者会議ではヒアリングを終えて、対応指針の検討が行われており、
 8月にパブリックコメントを実施し、9月に指針を告示の予定である。
 調査研究協力者会議(第2回):
 http://www.mext.go.jp/b_menu/gyouji/detail/1359223.htm
 調査研究協力者会議(第2回)配付資料:
 http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/113/shiryo/1359701.htm

○やまなし読書活動促進事業について ―書店と連携で注目される山梨県立
  図書館の取組み
 「長い歴史を持つ“紙の本”の文化が曲がり角にさしかかり、出版不況とい
 われる中、町中の書店は減少の一途である。“紙の本”の文化的価値を訴え、
 行政と図書館と地元の書店が連携した新しい読書運動を山梨県で展開したい。」
 という阿刀田高館長の提案を受け、平成26年から「やまなし読書活動促進事
 業」がスタートした。
 この事業を簡単に表現すると「地元の書店で本を買って、大切な人に本を贈
 ろう」ということである。山梨県教育委員会社会教育課が中心となり、県立
 図書館、書店と連携して立ち上げた「やまなし読書活動促進事業実行委員会」
 が協働して事業を展開している。社会教育課は「本を贈ったエピソード」の
 募集、シンポジウム、「家読100選」や「ビブリオバトル」などを実施した。
 県立図書館では「贈りたい本大賞」の募集や「図書館司書が選ぶこんな時こ
 の一冊」、講演会や朗読会を実施している。「やまなし読書活動促進事業実
 行委員会」では、「ワインと本と作者と」と題し、県産ワインを楽しみなが
 ら作者と身近に語る会や各書店に共通の書籍を販売する「やまなし読書活動
 促進事業ブックフェアー」を展開している。中でも、教育委員会及び図書館
 と、書店が連携して一つの事業を展開することは、非常に珍しいケースであ
 り、県内外の図書館のみならず、書店、出版社等から関心を寄せられている
 ところである。
 山梨県立図書館では、今年度もこの事業の一環として「贈りたい本大賞-大
 切な人に贈りたい1冊-」の募集を6月28日から9月4日まで行っている。応募
 に当っては所定の応募用紙に、本を贈りたい相手、本の書名、理由など明記
 の上、当館に送付をお願いしたい。県外の方にも多数の応募をお願いしたい。
 なお、詳しくは当館ホームページ「やまなし読書活動促進事業」をご覧いた
 だきたい。http://www.lib.ref.yamanashi.jp

○明日7月30日は図書館法施行65周年
 1950年4月30日に公布された図書館法は、「公布の日から起算して3月を経過
 した日から施行する」(附則1)とあり、7月30日が施行日である。明日2015
 年7月30日はその65周年となる。この施行日について当時文部省は、1950年5
 月1日付「文社施第198号」において「7月31日施行」と通知したが、その後
 検討の結果誤りであることが分かり、6月5日付で訂正方通知がなされた。そ
 の経緯については、『図書館雑誌』1950年6月号の「図書館ニュース」、お
 よび7月号の神野清秀氏(当時大阪市立図書館司書)「図書館法の施行期日
 について」において詳細に記されている。
 なお、無料の原則を定めた第17条は、当時入館料等を徴収していた事情を考
 慮して、翌1951年4月1日とされている。

○学校施設の複合化検討部会が報告骨子案を検討
 文部科学省の「学校施設と他の公共施設等との複合化検討部会」は6月5日第
 4回会議を行い、報告書(骨子案)を検討した。
 その内容は、学校施設の複合化に関するこれまでの取組、調査研究の目的を
 記した序章につづいて、複合化に関する現状と課題、複合化の在り方、国の
 今後の取組の3章となっている。公立図書館との複合化については、小学校
 38、中学校7、計45件あるとの調査結果を紹介し、その視察先として千代田
 区立昌平、品川区立第一日野、志木市立志木の各小学校を挙げている。事例
 として、志木小学校を「小学校に図書室は設けず、資料の豊富な公共図書館
 を活用。本の貸出しサービスを利用するだけでなく、授業でも1日約3クラス
 が図書館を利用している。児童と図書館利用者の動線も明確に区分していな
 い。」と紹介している。
 国の取組として「公共施設最適化事業債等の創設」を紹介し、「地方公共団
 体が公共施設等総合管理計画に基づき実施される事業であって、既存の公共
 施設の集約化・複合化を実施するものに対し、新たな地方債(公共施設最適
 化事業債)を充当」、さらに「既存の公共施設等の転用事業について、新
 たに地域活性化事業債の対象とする」としている。
 報告書案は9月頃検討するとのことである。
 http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shisetu/013/008/shiryo/1359984.htm

○『図書館年鑑』の在り方検討会の報告書全文について
 標記報告書の本文を『図書館雑誌』7月号(p.454~457)に掲載しましたが、
 紙幅の都合で添付資料、別紙を掲載できませんでした。本文を含む全文を
 ホームページに掲載しましたので、ご覧ください。
 http://www.jla.or.jp/tabid/265/Default.aspx

○専門図書館協議会、専門図書館員のための認定資格制度(案)の意見募集
 このたび、専門図書館協議会では、2013年10月から検討を重ねてきた「専門
 図書館員のための認定資格制度(案)」をとりまとめた。
 この制度(案)について、2015年7月25日(土)から8月24日(火)まで、
 意見を募集している。
 詳しくは、下記の意見募集のページを参照。
 http://www.jsla.or.jp/nintei-shikaku/
 
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◆新聞記事より(地域版含む)
○どんな本かな? 見附市図書館が「福袋」貸し出し(新潟日報5/2)

○史料保存の10年一冊に 十日町 中越地震機に活動 「市民有志 篤姫ゆか
 りの帳簿も収録(新潟日報6/2)

○患者くつろぐ癒やし空間 済生会第二病院(新潟) 院内で全国初 ブック
 カフェ来月開設 蔵書1000冊、幅広いジャンル(新潟日報6/10)

○南魚沼図書館 六日町駅前移転1年 入館30万人 地域の核に 商店街の催
 しに協力/館内でジャズライブ 一気に旧館の7倍(新潟日報6/20)

○〔にいがた 戦後70年〕旧制新発田中卒業、「陸軍一の仁将」 今村均の肉
 声CDに 「国民同胞に迷惑かけた」 [新発田]市図書館 きょうから貸し出
 し(新潟日報6/21)

○地域交流の新拠点に 伏木コミュニティセンター完成 老朽化で移転新築 
 車山を常時展示 [高岡市立伏木図書館] (北日本5/4)

○市立砺波図書館 移転新築の方針 市長が表明(読売<富山>6/23)

○山梨 静岡 県立図書館が連携 富士山資料を相互活用(山梨日日5/31)

○駒ヶ岳遭難資料後世に 箕輪 町図書館 デジタル化し公開(信濃毎日5/30)

○大学図書館 住民にも開放 信大付属 1日新装オープン 松本
 (信濃毎日5/30)

○本親しんで 3歳児に読書手帳 恵那市中央図書館が配布(読売<岐阜>6/1)

○図書情報館 建設始まる 安城の病院跡地 17年6月開業予定(中日<愛知・
 西三河>6/4)

○絵本、今年は550冊に 多気・勢和両図書館 5保育園回り、貸し出し好評
 (夕刊三重6/12)

○加害男性の手記「絶歌」 要望あれば貸し出す 市松阪図書館(夕刊三重6/30)

○諮問を先送り 米子市立図書館 指定管理者導入 市、疑問の声受け
 (日本海6/6)

○司書資格所得を支援 真庭市が補助制度創設 受講料など最高10万円 [取得
 者に図書館運営に参加してもらい、市民の読書熱を高めるという試み]
 (山陽5/10)

○10年連続1位確実 [岡山]県立図書館 14年度実績 入館者微減104万人
 144万冊、個人貸し出しも(山陽5/22)

○貸出冊数5年ぶり増 14年度中央図書館 開館日数増の効果 混雑も緩和 
 [岡山市](山陽6/12)

○「生存権」広めた社会保障の転機 朝日訴訟再び注目を 岡山・早島町立図
 書館 機関誌など114点発見(山陽6/2)

○指定管理にTRC 玉野市立図書館 市、6月議会提案へ(山陽6/12)

○子育てに「絵本」活用を 47冊紹介のブックリスト製作 中央図書館
 (宇部日報5/19)
 
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◆集会等のお知らせ
○第47回日本子どもの本研究会 全国大会
 大会テーマ:平和へつなぐ子どもと本の出会い
 日時:2015年 8月 2日(日)10:00~8月3日(月)16:00
 場所:国立オリンピック記念青少年総合センターカルチャー棟・センター棟
 参加費:1日参加2,500円 両日参加4000円 
 内容:8月2日 報告、記念講演:那須正幹「戦後 70年、広島と平和を語る」
      読書会&創作講座 夜のつどい:読みきかせ、科学あそび、他 
    8月3日 分科会&親子ワークショップ 
 主催・問合せ:日本子どもの本研究会 176-0012 練馬区豊玉北4-4-18-105
    Tel 03-3994-3961、Fax 03-3992-0362 
 詳細HP:http://homepage3.nifty.com/kodomonohonken/

○日本図書館協会学校図書館部会第44回夏季研究集会 群馬大会
 テーマ:学校図書館が図書館である意味を考える-日常の活動から-
 日時:2015年8月9日(日)~10日(月)
 会場:高崎健康福祉大学 〒370-0033 群馬県高崎市中大類町37-1
 主催:公益社団法人 日本図書館協会学校図書館部会
 申込締切:2015年7月15日
 詳細HP:http://www.jla.or.jp/divisions/school/tabid/199/Default.aspx

○日本図書館研究会ワークショップ「学校図書館専門職員制度化の課題につい
 て考える」
 主催:日本図書館研究会研究委員会・学校図書館研究グループ
 日時:2015年8月30日(日)13:30~16:30
 会場:灘中学校灘高等学校図書館(神戸市東灘区)
 内容:論点整理 塩見昇氏(大阪教育大学名誉教授)/
    ワークショップ コーディネーター狩野ゆき氏(灘中学校灘高等学校)
 申込:HP入力フォームまたはEmail(本件専用)nal2015work@gmail.comにて
 記入項目:1氏名,2所属,3職名,4会員・非会員の別,5懇親会参加の有無,
  6資料郵送宛先(非会員のみ) 参加費:会員無料 非会員500円(当日)
 ※事前に、『図書館界』66(6)掲載論文「学校図書館専門職員制度化の課
  題(塩見昇)」を読んできてください。非会員の方にはお送りします。
 締切:8月21日(金) 定員:40名(申込順)
 問合わせ先:nal2015work@gmail.com(日本図書館研究会研究委員会 狩野)
 詳細HP:http://www.nal-lib.jp/events/reikai/2015/ws-invit.html
 
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◆求人情報
○野田宇太郎文学資料館専門職員(常勤嘱託職員)募集:1名
 申込期間:平成27年8月1日(土)~8月31日(月)※必着

○学校法人 ルーテル学院(ルーテル学院大学・大学院/日本ルーテル神学校)
 図書館司書[特別契約職員]募集:若干名
 書類提出締切日:2015年8月11日(火)17時までに郵送必着

○国文学研究資料館パートタイム職員募集:1名
 応募締切:平成27年8月17日(月)17時 必着(締切厳守)

○京都大学東南アジア研究所図書室事務補佐員募集:1名
 応募締め切り:9月7日(月)応募書類必着

 求人情報の詳しいことは下記でご覧ください。
 http://www.jla.or.jp/tabid/334/Default.aspx
 
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◆JLAからのお知らせ
○JLA販売委託本新刊
  アメリカ強制収容所における日系人の図書館 1942-1946年 アンドリュー・
 ウェルトハイマー著 川崎良孝・久野和子訳 京都図書館情報学研究会発行
 日本図書館協会発売 2015.8 A5判 226p 定価4000円(税別)
 ISBN:978-4-8204-1503-9

○【締切間近】2015年度中堅職員ステップアップ(1)研修申込受付中!!
 詳細は『図書館雑誌』6月号および当協会ホームページをご覧ください。
 http://www.jla.or.jp/committees/kenshu/tabid/579/Default.aspx
 問合先:研修事業委員会担当(kenshu★jla.or.jp TEL.03-3523-0818(直通))

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■登録アドレスの変更・解除はかならずご連絡ください。mailmaga★jla.or.jp  

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