令和6(2024)年能登半島地震について

この度、地震により亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。
また、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げ、一日も早く平穏な日々に戻る事をご祈念申し上げます。
日本図書館協会及び図書館災害対策委員会も微力ではありますが、支援を模索し、対応してまいります。
被災情報並びにお困り事がありましたら、メールにてご一報いただければ幸いです。
saigai★jla.or.jp
(★を半角@に換えてください。)








JLAメールマガジンバックナンバー

2015/04/23

第746号

====================================================<2015/4/1発信>
             JLAメールマガジン  第746号
=====================================================================
   編集発行:公益社団法人 日本図書館協会
  Copyright,2015 Japan Library Association   無断転載転送を禁じます 
  JLAホームページアドレス  http://www.jla.or.jp/
=====================================================================
▼目次▼
 ■図書館界ニュース
 ■新聞記事より
 ■求人情報
----------------------------------------------------------------------
◆図書館界ニュース
○文部科学省2014年度「学術情報基盤実態調査」結果公表  
 大学図書館の資料費、増額
 文部科学省は3月31日、2014年度「学術情報基盤実態調査」の結果を明らか
 にした。“大学における研究教育活動を支える大学図書館及びコンピュータ・
 ネットワーク環境の現状について明らかにし、その改善・充実への基礎資料
 とする”ものとしている。従来「大学図書館実態調査結果報告」であったも
 のが2005年度から現在のかたちになった。
 今回の調査結果の主なポイントに資料費の増額を挙げている。大学図書館の
 2013年度図書館運営費は804億円、前年度と比べて23億円、2.8%減少してい
 るが、資料費については706億円で10億円、1.4%増となったとしている。電
 子ジャーナル経費の増額が背景にあると想定されると述べ、価格の上昇、円
 安などを挙げており、経費の課題として「外国雑誌・電子ジャーナル購入に
 係る経費の確保」を83%の大学が挙げている。電子ジャーナル経費は246億円、
 資料費総額の35%占め、前年度と比べて18億円、8.1%増である一方、図書、
 雑誌は合わせて354億円、50%占めるが11億円、4%減である。
 管理運営等における課題として、「専門性を有する人材の確保」を挙げてい
 る大学が77%と最も高い。
 なお、本メールマガジン744号(3月18日配信)では、日本図書館協会「日本
 の図書館」2014の結果、資料費は2009年度の95%であると述べた。文部科学
 省調査でも2003年度比較で65億円減少していることを明らかにしている。
 http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/27/03/1356099.htm

○平成27年度司書及び司書補の講習実施大学
 来年度の司書及び司書補の講習実施大学一覧が官報に告示された(平成27年
 3月27日付(号外 第69号)。 
 富士大学、聖学院大学、聖徳大学、亜細亜大学、明治大学、鶴見大学、中部
 学院大学、愛知学院大学、滋賀文教短期大学、桃山学院大学、別府大学、鹿
 児島国際大学の12大学。詳細はそれぞれ大学に問い合わせること。
 インターネット版官報:https://kanpou.npb.go.jp/

○陸前高田市立図書館(岩手県)被災郷土資料、故郷に帰る
 2011年の東日本大震災の津波により大きな被害を受けた岩手県陸前高田市図
 書館の郷土資料の修復を都立中央図書館が行っているが、平成25年度に受け
 入れた第1次資料51点の修復が完了し、陸前高田市立図書館に返還された。
 3月20日に陸前高田市役所で関係者が集まって返還式が行われた。陸前高田
 市からは教育長、図書館長ら4人、東京都立中央図書館から3人、岩手県立図
 書館から2人、そして日本図書館協会からは西村専務理事が出席した。
 式のあと当日に限り、返還資料51点と都立中央図書館が作成したパネルが展
 示され、市民に披露された。この展示パネルは都立中央図書館での展示(JLA
 メールマガジン第739号参照)の後、3月14日に開催された「図書館総合展2015
 フォーラムin 一関」でも展示され、陸前高田に運ばれたものである。
 返還式の様子はマスコミ各社(テレビ4社、新聞5社)によって報道された。
 なお、返還を前に都立中央図書館で行われた展示もテレビ4社、新聞9社で報
 道され、大きな反響をよび、修復の様子はテレビで生中継された。
 陸前高田市立図書館では、返還資料51点は開架にはせず、複製本を作成、市
 民に提供する予定とのことである。3月20日一日限りの展示をされた返還資
 料については、時期をみて再度展示を行う予定。
 なお、その後発見された第2次資料83点は、現在もなお都立中央図書館で修
 復中である。

○北海道図書館振興協議会のチームが資料のデジタル化の報告書作成
 北海道図書館振興協議会は2013年に図書館資料のデジタル化に関する調査研
 究チームを設置し取組んできたが、このほど報告書『ゼロからはじめるデジ
 タル化-小規模でもできる-』をまとめ、公表した。資料デジタル化の現状、
 著作権、事例などをまとめている。全文は北海道立図書館のホームページに
 も掲載されている。

○東京大学生涯学習基盤経営コースが『図書館情報学検定試験報告書』を公表
 東京大学大学院教育学研究科生涯学習基盤経営コース(代表・根本彰教授)
 は、このほど『図書館情報学検定試験報告書』を公表した。日本図書館情報
 学会が実施した図書館情報学検定試験の実施概要のほか、受験者や試験結果
 の概要、受験者の成績、受験生からのアンケートなどをまとめたものである。
 目指すべき専門職制度の内実を検討するうえで参考となる報告書である。

○電子ジャーナル『資料組織化研究-e』、サイトリニューアル
 図書館資料組織化研究会刊行の電子ジャーナル『資料組織化研究-e』(ISSN:
 1883-2482)は、66号(2015年3月刊)より、サイトがリニューアルされ、次
 のURLに移設された。
 http://techser.info/
 なお、66号の掲載論文は次のとおり。
 古川肇「RDA改訂項目総覧-改訂の開始から2014年まで-」
 和中幹雄「RDAと国際化-個人名の典拠形アクセスポイントの形式をめぐって-」
 
---------------------------------------------------------------------
◆新聞記事より(地域版含む)
○図書館の本保存 公開データ活用 「多摩で蔵書ゼロ」防げ NPO、30市町村
 網羅(日経3/12)

○公民館と図書館、美しく合体 小平の「なかまちテラス」、妹島さん設計
 (朝日<多摩>3/14)

○よみがえった陸前高田の歴史 被災した郷土資料修復 都立中央図書館
 (産経2/22)

○市立図書館2文庫 充実に80万円寄付 渡辺翁記念文化協会(宇部日報2/7)

○身分証ニモカじわり 筑女、新年度から導入 福岡女学院大は11年 図書館
 入館など多機能好評(西日本2/6)

○「本でまちづくり」を推進 来年開館の福智町立図書館 設計業者募る 館
 長は全国公募へ(西日本<筑豊>2/10)

○図書館の指定管理者「反対」 福岡市司書ユニオンなど申し入れ
 (読売<福岡>2/17)

○〔筑後 Magazine〕動く図書館アイデア満載 小郡市の「しらさぎ号」 
 ルートごと本入れ替え/ためたスタンプ景品に(西日本2/19)

○新施設 来年4月利用開始 [北九州市]八幡図書館 年19万人来館目指す
 (西日本<北九州>2/20)

○三池炭鉱資料 整理に尽力 争議、爆発事故など 段ボール100箱以上 元
 大牟田市職員の大原さん(読売2/20)

○市立図書館移転へ 行橋、市街地活性化狙う カフェや学習塾、託児所も入
 居(西日本<北九州>2/26)

○本とスイーツ楽しんで ちくほ図書館 28日に「カフェ」 飯塚市
 (西日本<筑豊>2/26)

○八火図書館 4月移転開館 氷川町 蔵書数2万5千冊に(熊本日日2/24)

○新聞、書籍 もっと読みやすく 球磨工高生5人作製の専用棚 県議会図書
 室に寄贈(熊本日日2/26)

○熊本市立図書館 あす再開 改修工事終え半年ぶり 7、8日 無料 本の
 リサイクル市(熊本日日2/28)

○野上弥生子生誕130年 今春、図書館を一新(大分合同1/28)

○図書館に親しみを 中津の小中学校 司書の活用広まる 貸出数3倍の例も
 (大分合同2/5)

○図書館費復活4124万円 県15年度予算案 日・祝日の開館時間延長
 (宮崎日日2/13)

○県立図書館が新システム 蔵書検索便利に 返却期限メールで通知
 (宮崎日日2/25)
 
---------------------------------------------------------------------
◆求人情報
○京都大学東南アジア研究所図書室事務補佐員募集:1名
 応募締切日:5月15日(金)必着

○九州大学附属図書館資料整備室非常勤職員(事務補佐員)募集:1名
 応募締切日:4月17日(金)午後5時必着

○東京医療学院大学図書館パートリーダー募集:1名
 応募締切日:4月6日(月)必着

○山口市立図書館臨時職員募集:中央図書館1名 小郡図書館2名
 応募締切日:4月6日(月)必着

○湘南工科大学附属図書館契約職員募集:1名
 応募締切:4月10日(金)必着

○東京弁護士会・第二東京弁護士会合同図書館パート職員募集:1名
 応募締切:4月20日(月)午後5時必着

 求人情報の詳しいことは下記でご覧ください。
 http://www.jla.or.jp/tabid/334/Default.aspx

============================================================no.746END=
■登録アドレスの変更・解除はかならずご連絡ください。mailmaga★jla.or.jp
 

一覧

トップに戻る
公益社団法人日本図書館協会
〒104-0033 東京都中央区新川1-11-14
TEL:03-3523-0811 FAX:03-3523-0841