令和6(2024)年能登半島地震及び同年4月17日に愛媛・高知で発生した地震について
 この度、亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。
また、それぞれの地震で被災された皆様に心よりお見舞い申し上げ、一日も早く平穏な日々に戻る事をご祈念申し上げます。
日本図書館協会及び図書館災害対策委員会も微力ではありますが、支援を模索し、対応してまいります。
被災情報並びにお困り事がありましたら、メールにてご一報いただければ幸いです。
saigai★jla.or.jp
(★を半角@に換えてください。)








JLAメールマガジンバックナンバー

2014/12/17

第731号

====================================================<2014/12/10発信>
             JLAメールマガジン  第731号
=====================================================================
   編集発行:公益社団法人 日本図書館協会
  Copyright,2014 Japan Library Association   無断転載転送を禁じます 
  JLAホームページアドレス  http://www.jla.or.jp/
=====================================================================
▼目次▼
 ■図書館界ニュース
 ■新聞記事より
 ■集会等のお知らせ
 ■求人情報
----------------------------------------------------------------------
◆図書館界ニュース
○2014年度第2回東日本大震災被災地図書館情報交換会
 および第3回支援情報交換会を開催
 12月5日、日本図書館協会(日図協)において標記の会議が開催された。情
 報交換会は、岩手、宮城、福島の3県立図書館の市町村図書館支援担当者と
 日図協東日本大震災対策委員会による情報交換会である。支援情報交換会は
 日図協震災対策委員会が呼びかけたもので、被災地図書館関連の支援活動実
 施機関・団体が、活動の報告や情報交換を行いながら今後の支援について話
 し合う会である。
 情報交換会には東日本大震災対策委員会から6名が出席、支援情報交換会の4
 機関・団体(saveMLAK、国立国会図書館、図書館振興財団、日本親子読書セ
 ンター)がオブザーバー参加した。主な内容は以下のとおりである。
 岩手県では大槌町、陸前高田市の新館建設に向け検討が進められ、一関市と
 岩泉町では7月に新館開館した。また県立図書館では要望のあった臨時職員
 等への出前研修を陸前高田市と山田町の図書館で行った。震災関連資料の収
 集や利活用では復興局や県立大学で新たな取組みがある。「いわての図書館
 2014東日本大震災津波記録誌」(岩手県図書館協会)を来年1月に発行予定。
 宮城県では名取市で新図書館建設に向けて、ワークショップと「施設整備検
 討委員会」を開催した。南三陸町では新図書館に向けて県と町の図書館協議
 会による意見交換会を行った。震災関連資料の利活用では、東松島市図書館
 で震災の記憶を風化させない事業「まちなか震災アーカイブ」に取組み、DVD
 「東松島市からのメッセージ」の作成を行った。課題として、震災関係資料
 の収集の困難さ、復興まちづくりを担当している部署とつながりができてい
 ないこと、また図書館が本格復旧する際の検討段階における支援の必要性に
 対応できていないことがあげられた。
 福島県では原発事故避難区域自治体(大熊・双葉・富岡・浪江町)の状況や
 県立図書館の支援について報告があった。4自治体の教育委員会へ行った図
 書館についての調査で、図書館活動の再開は難しい状況が続いていることが
 わかった。しかし、幹線道路の開通により新しい動きが生まれる可能性があ
 ると報告された。
 オブザーバー参加の図書館振興財団からデジタルアーカイブへの助成事業に
 ついて説明があった。
 続いての支援情報交換会は、saveMLAK、シャンティ国際ボランティア会、国
 立国会図書館、日本親子読書センター、日図協震災対策委員会から11名が出
 席、宮城県図書館から1名がオブザーバー参加した。大震災出版対策本部か
 らは継続事業の震災遺児たちへの図書カードのクリスマスプレゼントを実施
 した連絡があった。saveMLAKからは防災訓練プログラムsaveMLAKメソッドを
 実施できる人を増やす取組みの報告があった。シャンティ国際ボランティア
 会からは、現地事務所や仮設住宅への移動図書館の巡回事業の今後の方向性
 についてや、支援中の各自治体の状況について報告があった。国立国会図書
 館からは平成27年1月11日に東北大学で開催する「東日本大震災アーカイブ
 シンポジウム」について、県立図書館との震災記録に関する協力事業につい
 て、ひなぎくに追加されたデータについて報告があった。日図協からは前回
 会議以降の活動、今後の活動予定、図書館雑誌3月号の震災特集の予定につ
 いて報告した。意見交換では、図書館の建設が進んでいく状況で図書館づく
 りの相談に応じる体制の必要について意見が交わされた。

○図書館友の会全国連絡会が政党に公開質問
 図書館友の会全国連絡会(福富洋一郎代表)は12月5日、「公立図書館の振
 興・発展に関する政策についての 公開質問状」を各政党に送付した。「日
 本の公立図書館は先進諸国に比べ質、量ともにまだ低いレベルであるにもか
 かわらず、最近は地方公共団体の財政悪化により、資料費や人員の削減ばか
 りか、指定管理者制度導入による民営化など、多くの課題を抱えております。
 新しい活力のある社会を築くためには、迂遠であっても、知力、文化力、技
 術力といった基礎的な力を身につけ、自ら考え判断する力を持つ人間が育つ
 環境を整備することが重要であり、それが民主主義社会を支え、わが国の繁
 栄につながるものと考えます。」として、公立図書館の政策を訊いている。
 12月10日の時点で、維新の党、日本共産党、自由民主党からの回答が掲載さ
 れている。
 http://totomoren.net/blog/

○雑誌コードのガイド、ISBNコード使用規約を公表
 日本出版インフラセンター(JPO)雑誌コード管理センターは、このたび
 「定期刊行物コード(雑誌)登録とソースマーキングのガイド」を10年ぶり
 に改訂し、2014年版を刊行した。これまで同ガイドは関係者のみに有料で頒
 布され入手が難しかったが、今回の版よりデジタル化され、PDFファイルを
 無料でダウンロードできるようになった。これにより、常に最新の規定にア
 クセスし、出版業界における流通コードの体系や、雑誌コード、雑誌扱いコ
 ミックス・ムックのコード体系、表示方法、ソースマーキングの流れ、諸手
 続きについてわかりやすく知ることができるようになった。
 出版インフラセンターHP : http://www.jpo.or.jp/
 雑誌コード管理センターHP簡易版: http://www.jpo.or.jp/magcode/
 また、ISBN(International Standard Book Number)を管理運営する日本出
 版インフラセンター日本図書コード管理センターでは、このほど「ISBNコー
 ド/日本図書コード使用規約」を制定し公表した。ISBNを使用するにあたり、
 出版者と同センターの間の基本的な決まりごとをより明確にするために策定
 されたものである。ISBNはわが国に導入されて34年、現在、商業出版物のほ
 ぼ100%に付与されており、図書館においても資料の特定や情報検索に必須
 の書誌情報となっている。
 日本図書コード管理センターHP: http://www.isbn-center.jp/

○UDC日本語要約版が発行される
 国際十進分類法(UDC)日本語版が10年ぶりに発行された。2002年にCD-ROM版
 が出されたが、2年後に発行元の情報科学技術協会がUDC事業から撤退し、
 UDCコンソーシアムから退会したため絶版となっていた。今回の日本語要約
 版(2600項目)の作成は情報科学技術協会分類/シソーラス/Indexing分科会
 が担当した。UDCCのホームページからUDC SummaryをクリックしTRANSLATIONS
 から見ることができる。
 UDCCホームページ:http://www.udcc.org/

○日本医学図書館協会「ヘルスサイエンス情報専門員」の申請受付
 NPO法人日本医学図書館協会では、「認定資格ヘルスサイエンス情報専門員」
 第23回申請を下記の期間受け付ける。
 受付期間:2015年1月1日(木)~31日(土)
 詳細HP:http://jmla.umin.jp/nintei/
 問合先:NPO 法人日本医学図書館協会中央事務局
 〒101-0051 東京都千代田区神田神保町1-3 冨山房ビル6
 TEL:03-5577-4509 FAX:03-5577-4510 E-Mail:jmlajimu★sirius.ocn.ne.jp
 
----------------------------------------------------------------------
◆新聞記事より(地域版含む)
○電流協 図書館の電子書籍貸出しサービス調査 72%が「実施予定なし」
 (新文化10/30)

○学芸員と図書館司書 大学で取れる人気資格 その実態は 結構多い必修科
 目 博物館で実習 ひたすらパソコン検索 極端に少ない採用枠 大学院か
 ら再挑戦の人も(毎日10/31夕)

○学生読書会 自由に活発に 「本離れ」解消へ多彩な取り組み 感想生き生
 き議論 作家招きイベント(河北新報11/1)

○気仙沼市 図書館・児童センター設計 岡田新一事務所を特定
 (建設通信11/4)

○太田駅北口に美術館・図書館 複合交流施設、2年後開館(朝日<群馬>11/5)

○図書館や遊戯室 複合施設開業 北本市、児童向け(日経<埼玉>11/5)

○ホール図書館一括整備 利府町 文化複合施設で方針(河北新報11/6)

○飲食店が「ちいさな図書館」 鹿沼市が9カ所指定 ガイドマップ作製 店
 主がお薦め「本の奥深さ知ってほしい」(東京<栃木>11/6)

○大学図書館身近に 貴重書見える閲覧室 多様な学習室 取り組み進む
 (読売<東京・多摩>11/6)

○図書館で脱出ゲーム 早大 7問正解で「成功」278人 多様な施設順に巡り
 「親しみ感じて」(毎日11/7)

○個性派2図書館開設へ 絵本(白石区) 国内流通を網羅 都心(中央区) 
 情報提供に特化 市教委が基本計画案[札幌市](北海道11/12)

○デジタル化作品 館内で閲覧 マルチメディアデイジー図書 さいたま・中
 央図書館(読売<埼玉>11/14)

○能代図書館 来年度に指定管理者制へ移行(読売<秋田>11/14)

○永明小など3校が受賞 第8回 朝の読書大賞(教育家庭11/17)

○1か月の読書冊数 小学生は平均11.4冊 「読書調査」「学校図書館調査」
 結果(教育家庭11/17)

○特別な一冊 あなたに届け 文京区 和室開ければ絵本の図書館 男性3人
 で開設 みんな集まる場所に(東京11/17夕)

○新図書館 17年度開館 市教委素案 各階レイアウトも提示[釧路市]
 (北海道<釧路・根室>11/26)

○弱視者のための大活字本 高齢者に高まるニーズ 視力低下…読書離れ 神
 保町に専門店 少ない種類(産経11/27)

○仙台市公共施設 23件の管理者選定 若林図書館は都内業者(河北新報11/19)

○マンガ図書館 北京大に開設 明大提供の2万冊収蔵(日経11/29)
 
----------------------------------------------------------------------
◆集会等のお知らせ
○むすびめ講演会「図書館の多文化サービス-様々な読者、担い手と共に」
 日時:12月13日(土)午後2時45分~
 場所:日本図書館協会 2階研修室
 スピーカー:加藤佳代さん(外国人学校の子どもたちの絵画展実行委員会事
 務局長、神奈川県立地球市民かながわプラザ(あーすぷらざ)外国人教育相
 談コーディネーター)
 主催:むすびめの会 詳細:http://www.musubime.net/

○主題文献精読会2014年12月例会
 日時:12月27日(土)13:00~17:00
 場所:文京シビックセンター5階 会議室B
 http://www.city.bunkyo.lg.jp/shisetsu/civiccenter/civic.html
 テーマ:Vanda Broughton著「Essential Ligrary of Congress Subject
 Headings」([London] Facet Publishing [2012])
 担当者:3章 高澤玲子(獨協大学図書館) 4章 赤川公規
 問合せ先: 光富健一(情報科学技術協会 E-mail:mitutomi★gmail.com),
  鈴木学(日本女子大学西生田図書館 E-mail:suzukima★atlas.jwu.ac.jp)

○知の地域づくりを考えるin帯広
 主催:公益財団法人 文字・活字文化推進機構
 内容:片山善博氏(慶應義塾大学教授 元総務大臣)による基調講演と、幕別
 町教育長飯田晴義氏、前帯広図書館長吉田真弓氏、「図書館と地域をむすぶ
 協議会」設立準備委員会常任理事太田剛氏によるパネルディスカッション。
 日程:平成27年1月17日(土)13:30~16:00
 会場:とかちプラザ(北海道帯広市西4条南13丁目1番地)レインボーホール
 定員:350名(先着順)
 費用:無料
 詳細HP:http://www.mojikatsuji.or.jp/katsudou.html#chiiki-obihiro
 問合先:公益財団法人 文字・活字文化推進機構(アカグマ) 
 TEL03-3511-7305 FAX03-5211-7285 MAIL info★mojikatsuji.or.jp

○看護図書館員のための文献検索教育セミナー
 主催:日本看護図書館協会 研究・研修グループ「看護図書館利用者サービ
 ス研究会」
 日時:2015年1月24日(土)13:30~16:00
 会場:京都橘大学 明優館
 講演:「看護図書館員による文献検索の教育を考える」       
 講師:諏訪 敏幸氏(大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程)
 参加費:日本看護図書館協会会員 無料,会員外 1,000円
 定員:50名(先着順)
 詳細・申込:http://kokucheese.com/event/index/235341/
 申込締切:2015年1月15日(木)17:00(定員に達した時点で受付終了予定)

 図書館イベントカレンダーは下記でご覧ください。
 http://www.jla.or.jp/calendar/tabid/92/Default.aspx
 
----------------------------------------------------------------------
◆求人情報
○平成27年度佐賀県立図書館非常勤嘱託員募集:若干名
 応募期間:2014年12月11日(木)から12月25日(木)

○川崎市立看護短期大学図書館司書嘱託員(非常勤嘱託員)募集:1名
 応募締切:2015年1月30日必着

 求人情報の詳しいことは下記でご覧ください。
 http://www.jla.or.jp/tabid/334/Default.aspx

============================================================no.731END=
■登録アドレスの変更・解除はかならずご連絡ください。mailmaga★jla.or.jp  

一覧

トップに戻る
公益社団法人日本図書館協会
〒104-0033 東京都中央区新川1-11-14
TEL:03-3523-0811 FAX:03-3523-0841