令和6(2024)年能登半島地震について

この度、地震により亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。
また、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げ、一日も早く平穏な日々に戻る事をご祈念申し上げます。
日本図書館協会及び図書館災害対策委員会も微力ではありますが、支援を模索し、対応してまいります。
被災情報並びにお困り事がありましたら、メールにてご一報いただければ幸いです。
saigai★jla.or.jp
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JLAメールマガジンバックナンバー

2014/07/31

第710号

====================================================<2014/7/9発信>
             JLAメールマガジン  第710号
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   編集発行:公益社団法人 日本図書館協会
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▼目次▼
 ■図書館界ニュース
 ■新聞記事より
 ■集会等のお知らせ
 ■求人情報
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◆図書館界ニュース
○東京国際ブックフェア 図書館・出版シンポジウムに約400名が参加
 日本図書館協会と日本書籍出版協会が初めて共催した、第21回東京国際ブッ
 クフェア 図書館・出版シンポジウム「図書館・出版、変わりゆくコミュニ
 ティのなかで」が、7月3日午後に盛会裏に開かれた。当初は150人程度の参
 加者を予定したが400人近い申し込みがあり、当日申込も多くこのテーマへ
 の関心の高さが伺える催しだった。
 まず、シンポジウムの実現に尽力した書協副理事長・図書館委員会委員長の
 みすず書房社長持谷寿夫氏が挨拶。続いて出版社と書店から各一人、図書館
 から二人、合わせて4人の登壇者が発言し、それを受けての討論と具体的な
 提案されるなどして、今後につながる内容だった。
 最初に伊万里市民図書館館長の古瀬義孝氏が、ミッションを明確にした同館
 の活動ぶりを「伊万里市民図書館、市民が育てる図書館」と題して紹介した。
 次に、ジュンク堂書店難波店店長の福嶋聡氏は「書店と図書館、それぞれの
 機能と連携」をテーマに、図書館は本を貸し、書店は本を売ることと機能は
 異なるが、本を扱うという共通点があり、それゆえに連携できると話した。
 出版社からは文藝春秋前社長の平尾隆弘氏が、「出版社(人)から見た現在
 の図書館~図書館と出版の関わりとこれからを考える」と題して、今の『ア
 ンネの日記』しか無い書店、それに対し図書館には古い『アンネの日記』も
 今の『アンネの日記』もあると両者の違いを述べた。また、少数のベストセ
 ラーが多くの出版物を支える出版販売の現実から複本の大量所蔵と、文庫の
 売上げが単行本を支えていることから文庫の所蔵を図書館は止めて頂きたい
 と主張した。
 シンポジウムのコーディネーターの元鳥取県立図書館館長齋藤明彦氏は、
 「地域の中での図書館の役割・活動の変化」をテーマに、自己責任社会、急
 速に進む人口減、そうした中で幅広い本の流通を支える、地域の知の拠点と
 しての図書館の重要な役割を話した。

○公立図書館費、さらに減少 文部科学省調査
 文部科学省は平成25年度地方教育費調査の中間報告を公表した。同省は地方
 公共団体が支出した教育費を毎年調査しており、人件費、土地・建築費、債
 務償還費も明らかにしている特徴がある。今回は2012年度の決算状況で、教
 育費総額は15兆9,261億円で前年度に比べ582億円増で、3年ぶりに増加した。
 これは東日本大震災後の小中学校の耐震建築費が要因である。
 社会教育費は1兆5,534億円と前年度に比べ210億円の減額となっている。う
 ち公立図書館の経費は2,754億円で、2011年度より124億円の減、1993年度以
 来最低となっている。うち人件費は1,017億円で1999年度以来最低である。
 学校教育費には「図書購入費」を明らかにしている。学校図書館を含む学校
 全体の図書購入費であるが、大学を除く学校の総額は191億円(うち小学校
 88億円、中学校65億円)であり、1998年度以来最低額となっている。
 http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/26/06/1349121.htm

○『全国読書グループ総覧』刊行
 読書運動推進協議会は『2013年度 全国読書グループ総覧』を刊行した。こ
 の「総覧」は1971年創刊され、その後おおむね5年ごとに調査、刊行してい
 るもので2013年度版は9冊目となる。全国の公共図書館の協力を得て調査し
 た結果、読書グループの総数は11,417で、前回調査2008年の8,499を上回り、
 1971年の11,710に匹敵している。うち子どもの本のグループは9,053、一般
 の本のグループは3,322、両方が1,290である。グループに参加、活動してい
 る人は延べ150,927人にも及んでいる。その活動の場として図書館を挙げて
 いるグループは5,578、ついで学校が3,199、公民館が2,588となっている。

○福生市立図書館が40周年、記念誌を発行
 福生市立図書館は昨年度開館40周年を迎え、その記念誌として『本はともだ
 ち』を刊行した。増田明美さん、山花郁子さん、山口創氏の記念講演のほか、
 利用者からのメッセージやデータなどが収録されている。図書館協議会の松
 尾会長は、これからの図書館に望む12項目をまとめた答申を出したこと、そ
 れ踏まえた今後10年間の「市立図書館基本計画」の策定について、川越教育
 長は「地域社会の基盤をなす図書館の方向を示す」と述べている。

○「日本古書通信」が「文芸作品に描かれた図書館入門」を連載
 「日本古書通信」は4月号から小西和信氏による「文芸作品に描かれた図書
 館入門」を連載している。氏は、「図書館」や「図書館員」「司書」などの
 言葉が登場する明治以降の文芸作品の抜書き収集をしており、それを紹介し
 ようとする連載である。文芸作品にとどまることなく、コミックも採り上げ
 るなど多岐にわたる資料を紹介している。6月号は「図書館巡り」と題して、
 各地の図書館を訪れての紀行書を採り上げている。
 
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◆新聞記事より(地域版含む)
○漢字博物館 16年開館へ 元弥栄中跡地 体験型展示、シアター 漢検協
 (京都4/29)

○ブックバスをミャンマーへ スーチーさんの支援団体が引き取り 新潟・白
 根 図書館長 「子どもたちに笑顔届けて」(毎日4/30)

○武雄市図書館100万人 新装1年1カ月で達成 久保さん親子 「自由な空
 間好き」(佐賀5/6)

○黒川小 伊万里市民図書館 文科大臣表彰W受賞 「家読」で子どもの読書
 推進 関係者 「活動広げたい」 伊万里市(佐賀5/8)

○新[潟]大中央図書館100万人 改築後1年で利用者倍増(読売5/9)

○小牧市 図書館新設へ 設計から運営 民間と連携(朝日<愛知・尾張>5/9)

○市央図書館利用増 指定管理1カ月で効果 [苫小牧](北海道<苫小牧・日
 高>5/10)

○お店の蔵書ネットで共有 飲食店など参加の検索サービス 県内でも4ヵ所
 登録(新潟日報5/12)

○リニューアルオープン1カ月 [札幌]市中央図書館 入館者1.3倍 木の空
 間、利便性好評 新規貸し出し登録1.7倍(北海道5/13)

○和光市 地域開放型複合施設に 下新倉小新設で基本設計(建設工業5/14)

○広く明るくリニューアル 青雲学園に新図書館(長崎5/23)

○南魚沼 市立図書館が完成 来月開館 面積9倍、蔵書1.5倍(毎日5/27)

○図書館の学生案内人好評 熊本学園大が昨年導入 本の紹介や読書会 リポ
 ート手伝いも(熊本日日6/2)

○「アンネの日記」被害図書館支援に62万円 筑波大大学院生らネットで募る
 (毎日6/15)

○日立社員を刑事告発 国会図書館 入札情報不正取得で(産経6/17)

○アンネ本破損 不起訴へ 東京地検 容疑の男は「心神喪失」(読売6/19)

○「学校司書」初の明記 改正学校図書館法が成立(読売6/21)

○図書館整備へ担当参事新設 26日付、県教委(神奈川<広域>6/24)

○〔知らんかった!!〕1人当たり図書購入費県内一 くりの図書館(湧水)
 (南日本6/24)

○手の届く所へ本を配置 カートに120冊乗せ巡回 病院図書室に司書補常駐
 患者「入院生活の癒やし」 今村分院・獅子目さん(南日本6/25)
 
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◆集会等のお知らせ
○日本図書館研究会第307回研究例会
 日時:2014年7月26日(土)13:45~15:45
 テーマ:江北図書館見学会
 会場:江北図書館(滋賀県長浜市木之本町木之本1362)
 参加費:無料(申込不要)
 詳細HP:http://www.nal-lib.jp/events/reikai/2014/307invit.html
 
○日比谷図書文化館・米国大使館/アメリカンセンターJapan
 アメリカンシェルフ1周年記念講演会「インフォプロと図書館の新たな
 役割米国図書館協会(ALA)の取り組み:Libraries Change Lives」
 日時:2014年7月29日(火)午後3時30分~5時30分(受付は午後3時から)
 場所:日比谷図書文化館 コンベンションホール
 講師:バーバラK.ストリプリング(Barbara K. Stripling)氏
       米国図書館協会(ALA)会長
 司会:糸賀雅児 慶應義塾大学文学部教授
 主催:アメリカンセンターJapan(旧米国大使館レファレンス資料室)
 共催:日比谷図書文化館
 申し込み先:https://business.form-mailer.jp/fms/256d58c033251
 講演会案内・講師略歴
  http://japan2.usembassy.gov/j/irc/ircj-signup-20140729.html
 定員150名、逐次通訳付、参加無料

○国立国会図書館国際子ども図書館児童文学連続講座
 -国際子ども図書館所蔵資料を使って「児童文学とそのマルチメディア化」
 主催:国立国会図書館国際子ども図書館
 監修:川端有子(日本女子大学家政学部児童学科教授、
     国立国会図書館客員調査員)
 期日:平成26年11月10日(月)~11日(火)
 会場:国際子ども図書館3階ホール
 対象:現在、図書館等において児童サービスに従事している方。定員60名。
  ※原則1機関1名。応募多数の場合は調整するので、複数名での応募の場合
  は優先順位をつけて申し込むこと。※2日連続して参加できる方を優先。
 受講に要する経費:受講料は無料。経費、旅費は受講者負担。
 申込締切:8月27日(水)17時  ※郵送の場合は、8月27日(水)必着。
 詳細HP:http://www.kodomo.go.jp/study/chair/notice.html
 問合先:国際子ども図書館企画協力課協力係 電話03-3827-2053(代表)
 
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◆求人情報
○神戸大学附属図書館事務補佐員(パートタイム職員)募集:1名
 応募締切日:2014年7月9日(水)(必着)

○横浜国立大学社会科学系法科大学院係事務補佐員募集:1名
 応募締切:2014年7月11日(必着)

○消費者庁図書館臨時事務補助員募集:1名
 提出締切り:2014年7月18日(金)必着

○東京大学大学院人文社会系研究科・文学部図書室短時間勤務有期雇用職員
(事務補佐員)募集:1名
 応募締切:2014年7月18日(金)17時まで

○日出学園中学高等学校図書館事務補佐員募集:1名
 応募締切日:2014年7月26日(土)消印有効

○広島県職員採用試験(短大卒業程度):1名程度
 締切:2014年9月9日(火)

 求人情報の詳しいことは下記でご覧ください。
 http://www.jla.or.jp/tabid/334/Default.aspx

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■登録アドレスの変更・解除はかならずご連絡ください。mailmaga★jla.or.jp  

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