令和6(2024)年能登半島地震について

この度、地震により亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。
また、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げ、一日も早く平穏な日々に戻る事をご祈念申し上げます。
日本図書館協会及び図書館災害対策委員会も微力ではありますが、支援を模索し、対応してまいります。
被災情報並びにお困り事がありましたら、メールにてご一報いただければ幸いです。
saigai★jla.or.jp
(★を半角@に換えてください。)








JLAメールマガジンバックナンバー

2014/02/25

第690号

====================================================<2014/2/12発信>
            JLAメールマガジン  第690号
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   編集発行:公益社団法人 日本図書館協会
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▼目次▼
■図書館界ニュース
■新聞記事より
■集会等のお知らせ
■求人情報
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◆図書館界ニュース
○2014年度全国公共図書館研究集会の日程決定
群馬県で開催される予定の2014年度全国公共図書館研究集会の日程等が下記
のとおり決定した。
日時:2014年10月9日(木)10日(金)
会場:高崎市総合保健センター・高崎市中央図書館
テーマ:未定
問い合わせ先:群馬県立図書館総合企画係 電話:027-231-3008

○『はだしのゲン』をめぐる陳情・請願に対する教委の対応
東京では、漫画『はだしのゲン』の学校図書館からの撤去を求める陳情、請
願が昨年9月から都と5区1市の教育委員会に提出されている。自由閲覧継続
を求める陳情・請願も対抗して提出される中、報道等によれば、都と港区、
練馬区、西東京市教委は「図書選定は校長の責任と判断」としてこれらを不
採択とした。足立、中野、大田各区の現状況は不明だが、都教委の回答書と
練馬区教委の審議記録をネットで参照できる。練馬区教委では、全委員が各
自意見を述べ、委員長が区教委としてのまとめを提案、全員が了承した。
都教委の回答書(2014.1.9付)
https://docs.google.com/file/d/0B47lMozIm-g3U05XcER2Z21sam8/edit?pli=1
https://docs.google.com/file/d/0B47lMozIm-g3Mi1uRUZnMGM3cEE/edit?pli=1
練馬区教委の審議記録(2013.12.2定例会議事録)
http://www.city.nerima.tokyo.jp/kusei/gakko/kyoikuiinkai/nitei_h25/ugoki/ugoki2512.files/251202.pdf

○2013年度第2回東日本大震災被災地図書館情報交換会開かれる
2月4日、日本図書館協会において標記の会議が開催された。岩手、宮城、福
島の3県立図書館の市町村図書館支援担当者と日図協東日本大震災対策委員
会から5名が出席。オブザーバーとして、支援情報交換会メンバーのsaveMLAK、
日本ユネスコ協会連盟から3名が参加した。主な内容は以下のとおり。
岩手県では新館整備に向けての具体的な動き、宮城県では移転開館やBMの
巡回場所の増設など、復興に向けての取り組みやサービスの拡充が進んでい
る。しかし、多数の非常勤職員によって運営されているところが多く、研修
や人員確保の措置が課題。仮設図書館では書庫の確保も課題となっている。
震災記録を残す活動が進められ、岩手県では記録集・記録誌を発刊するなど
の取り組みがある。宮城県では全県域でのデジタルアーカイブの構築が推進
されているが、図書館以外の部局が関わっている自治体が多い。
福島県の原発事故による帰還困難区域(大熊・双葉町)・居住制限区域(富
岡・浪江町)・避難指示解除準備区域(南相馬市小高)では、避難場所で仮
設図書館が開館するなどの動きがある。避難区域以外の地域では利用が減っ
ており、特に子どもの利用減が大きい。  
公共図書館や学校図書館の復興に向けて、まだこれからも取り組みが必要で
あり、情報を発信し続けることを確認しあった。情報交換会は来年度も継続
して開催される。

○書協、相賀理事長が図書館の課題について語る
「新文化」1月16日号は日本書籍出版協会の相賀昌宏理事長(小学館社長)の
新春インタビュー「読書と販売環境変革への課題」を掲載した。相賀理事長
は、図書館をめぐる問題についても、次のように積極的に述べている。
・図書館の存在価値高い
高価な本を読みたくても読めない人が大勢いる。図書館のベストセラーの複
数購入について、小学館が行った調査では、複数購入されたタイトルはそれ
ほど多くはなかった。大手書店が図書館との取引きを独占するのは困る。地
域の書店と話合いをもってもらうことが大切。
・国立国会図書館のデジタル資料送信
市場にない本のみ、国立国会図書館から公共図書館に[デジタル]送信される。
それによって紙の本が売れなくなるとは思えない。[書誌]データが送信され
た履歴を公共図書館が分析し購入に結びつけることもできる。
・武雄市図書館のポイントサービス
近隣の書店への配慮はもう少し必要だったのではないか。
・図書館第法17条
第17条はアメリカに倣ったものだが、寄贈や寄付の有無などの背景の違いが
あることをきちんと認識しなければいけない。かつて貸出しで利用者から10
円をとる法改正を提案したことがあったが、いまは、図書館が書店から2000
円以上で購入した本については、1回の貸出しで100円を徴収するという方法
を考えている。
・図書館におけるレンディングサービス
日本電子図書館サービスが設立されたが、図書館サイドの予算はきわめて厳
しく、収支バランスを考えると、難しい事業になると判断している。

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◆新聞記事より(地域版含む)
○書店で電子書籍販売へ 紀伊国屋・楽天・ソニー 来春、13社連携 限定作
品構想も(朝日12/22)

○電子図書館 企業がお助け システム作りに参入 貸し出し、法は未整備
(朝日1/7)

○「はだしのゲン」撤去×自由閲覧 都教委、きょう審議(朝日1/9)

○「はだしのゲン」従来通りに [都教委、特定の図書に対する新たな指導や
意見表明はしないと決めた](朝日1/10)

○〔話題を追う〕生徒がオススメ☆で評価 ゲーム感覚やPOP表示 「読みたく
なる」工夫中 図書館や教育関係者 子どもの読書離れ食い止めろ 不読率
進む 中学生に贈る100冊(日本海12/30)

○〔自由の風景〕プロローグ 規制・制限生む"空気" 閲覧制限飛び火 秘密
保護法が成立 不健全図書を指定
〔自由の風景 第1部 ゲン問題から考える(1)〕1 始まりは一市民の要望
「撤去はしない」 閲覧制限に影響?
〔同〕2 ネットで拡散、反応増幅 動画再生7万8000回 「スイッチ切って」
〔同〕3 平和教材へ公然と異論 被爆者ら普及活動 「環境が変わった」
〔同〕4 議論必要な選書ルール 曖昧な部分残る 「置け」も間違い
〔同〕5 「守る」はずが権利奪う 意見を過剰に斟酌 自己矛盾抱え込む
〔同〕6 学校の裁量自ら放棄 現場では疑問視も 全て市教委の責任か
〔同〕7 脇に置かれた教育委員 「市民の目が必要」 結論をうのみに
〔同〕8 本質論避け早期幕引き 「答えは出ない」 教育現場も翻弄
〔同〕9 記録残さず密室で決定 公開だったら… 事後検証難しく
〔同〕10 検証と議論欠く再出発 際立った意識差 憂慮の念拭えず
〔同〕11 自己規制で萎縮する社会 ジャーナリスト 江川紹子さんに聞く
(山陰中央新報1/1-13)

○〔佐賀・武雄市図書館に行ってみた 上〕カフェ併設 来館者3倍に 商業
施設の発想が先行 「公共」置き去り? 平日も大盛況 本に届かない 中
身の議論は(神奈川1/20)
○〔同 下〕本当に「高評価」? 薄れる知の役割 公設ブックカフェ ミッ
ション明示 数字先行の懸念(神奈川1/21)

○〔文化 歴史〕キリシタン弾圧文書1万点 バチカン図書館で発見(読売1/29)

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◆集会等のお知らせ
○せとうちデジタルフォトマップ
主催:瀬戸内市立図書館・瀬戸内市中央公民館
【1】~フィールドワーク~ わくわくまち歩き@牛窓フォトウォーク
日時:2014年2月22日(土)13:30-16:30
会場(集合):瀬戸内市牛窓町公民館3階大会議室
講師:野口智子氏(ゆとり研究所・所長 NPOスローライフ・ジャパン事務局)
参加費:無料 定員:30名(申込先:同市社会教育課 TEL.0869-34-5607)
http://lib.city.setouchi.lg.jp/noguchiplan.pdf
【2】わくわくまち探し@小布施発“ちずぶらり”に学ぶ極意
日時:2014年3月2日(日)13:30-15:30
会場:瀬戸内市牛窓町公民館3階大会議室
講師:花井裕一郎氏(NPOオブセリズム代表 前小布施町立図書館長)
参加費:無料 定員:50名(申込不要)
http://lib.city.setouchi.lg.jp/hanaiplan.pdf
【3】"Yahoo!Japan知恵袋”の生みの親が語る!デジカメ・スマホを活かし
た地域を元気にする情報発信術
日時:2014年3月8日(土)13:30-15:00
会場:瀬戸内市中央公民館多目的ホール
講師:岡本真氏(アカデミック・リソース・ガイド(株)代表)
参加費:無料 定員:50名(申込不要)
http://lib.city.setouchi.lg.jp/okamotoplan.pdf

○調査研究報告会「公共図書館における地域活性化サービスの創造
-あのサービスはいかにして生み出されたのか」
日時:2014年2月24日(月)14:00-17:30
会場:国立国会図書館東京本館人事課大会議室(新館3階)
内容:紫波町図書館,東松島市図書館,田原市中央図書館,東近江市立八日市
図書館の事例報告,「地域のための図書館サービスのつくりかた」をテー
マとしたディスカッション 締切:2月20日(木)
詳細HP:http://current.ndl.go.jp/node/25274
申込・問合先:(株)浜銀総合研究所「図書館経営調査」係(担当:加藤,
樽田 E-mail:NDL2013★yokohama-ri.co.jp FAX.045-225-2197)

○NPO官製ワーキングプア研究会講座「指定管理者から見た図書館」
日時:2014年3月7日(金)18:30-20:30
会場:港区立「三田いきいきプラザ」
内容:パネルディスカッション
パネリスト:永見弘美氏(新宿区立北新宿図書館長)渡辺百合子氏(NPOげ
んきな図書館理事長)ほか 会費(資料代含):500円
詳細HP:http://kwpk.web.fc2.com/
問合先:官製ワーキングプア研究会(kanseiwakingupua1950★yahoo.co.jp)
岩渕(TEL.090-9681-9164)本多(TEL.090-9806-6870)

○日仏図書館情報学会講演会
「フランスの和古書コレクション-各所での調査と発見」
日時:2014年3月15日(土)16:00-17:30
会場:日仏会館1階ホール
講師:クリストフ・マルケ氏(フランス国立東洋言語文化研究院教授,日仏
会館フランス事務所長)
定員:先着120名 参加費:無料 詳細HP:http://www.sfjbd.sakura.ne.jp
問合先:日仏図書館情報学会事務局(TEL.03-5421-7643)

○公共図書館の児童サービスを考える2014-子ども・地域・図書館-
主催:図書館問題研究会・兵庫支部こども委員会 共催:同・大阪支部
日時:2014年3月17日(月)13:30-17:00
会場:神戸市立婦人会館4階つばき
内容:「子どもへの地域資料サービスを考える」藤田章子氏(大阪府立中央
図書館)他 持ち物:ハサミかカッターナイフ
参加費(資料費,会場費):200円 ※図書館問題研究会会員は無料
申込先:島崎晶子(西宮市立鳴尾図書館 FAX.0798-45-5004)
清水純子(兵庫支部事務局 E-mail:usagi73haneru★docomo.ne.jp)

○図書館情報学を学ぶ大学院生・学生と図書館員の交流会
主催:中部図書館情報学会 共催:愛知淑徳大学大学院文学研究科図書館情
報学コース
日時:2014年3月17日(月)13:00-17:00
会場:愛知淑徳大学星ヶ丘キャンパス2号館25B
内容:発表「大学図書館の学生協同活動」服部純佳氏(愛知淑徳大学)「愛
知県図書館の企画展示について」武内美和子氏(愛知県図書館)「日本の
近代化に果たした『明六雑誌』執筆者の人物分析」松本佳奈氏(愛知淑徳
大学大学院)「大学図書館の学習支援~取組事例報告」千邑淳子氏(愛知
学院大学図書館情報センター)参加費:無料
詳細HP:https://sites.google.com/site/chuubutoshokanjouhougakkai/home
申込・問合先:中部図書館情報学会・戸田(E-mail:toda★t.email.ne.jp)
星野(TEL.080-6903-4167)

図書館イベントカレンダーは下記でご覧ください。
http://www.jla.or.jp/calendar/tabid/92/Default.aspx

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◆求人情報
○甲南女子大学図書館 臨時職員:2名程度
応募締切:2014年2月14日(金)

○東京国立博物館 有期雇用職員:1名
応募締切:2014年2月14日(金)17:00必着

○倉吉市(図書館) 臨時職員・嘱託職員:9名
応募締切:2014年2月14日(金)17:15必着

○学校法人渡辺学園 東京家政大学 専任事務職員(司書):若干名
応募締切:2014年2月18日(火)

○名古屋大学国際開発図書室 事務補佐員(非常勤職員):1名
応募締切:2014年2月19日(水)17:00必着

○国際交流基金情報センター 嘱託(JFICライブラリー司書):1名
応募締切:2013年2月24日(月)12:00必着

○名古屋経済大学・名古屋経済大学短期大学部 事務職員(正職員):1名
応募締切:2014年2月28日(金)必着

○名古屋市立大学図書館 パートタイム職員:1名
応募締切:2014年2月28日(金)

○草加市立中央図書館 司書(臨時職員):2名
応募締切:2014年2月28日(金)持参受付

○愛知淑徳大学図書館 事務職員(嘱託職員):1名
応募締切:2014年3月3日(月)必着

○東京海洋大学附属図書館 教務補佐員(非常勤職員):1名
応募締切:2014年3月7日(金)必着

求人情報の詳しいことは下記でご覧ください。
http://www.jla.or.jp/tabid/334/Default.aspx

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■登録アドレスの変更・解除はかならずご連絡ください。mailmaga★jla.or.jp 

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