令和6(2024)年能登半島地震及び同年4月17日に愛媛・高知で発生した地震について
 この度、亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。
また、それぞれの地震で被災された皆様に心よりお見舞い申し上げ、一日も早く平穏な日々に戻る事をご祈念申し上げます。
日本図書館協会及び図書館災害対策委員会も微力ではありますが、支援を模索し、対応してまいります。
被災情報並びにお困り事がありましたら、メールにてご一報いただければ幸いです。
saigai★jla.or.jp
(★を半角@に換えてください。)








JLAメールマガジンバックナンバー

2013/12/25

第684号

====================================================<2013/12/25発信>
            JLAメールマガジン  第684号
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   編集発行:社団法人 日本図書館協会
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▼目次▼
■図書館界ニュース
■新聞記事より
■集会等のお知らせ
■求人情報
■JLAからのお知らせ
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◆図書館界ニュース
○「IFLAプリントディスアビリティのある人々のための図書館宣言」
ユネスコ総会で承認
IFLAの「印刷物を読むことに障害がある人々のための図書館分科会(LPD)」
により作成され、2012年の4月にIFLAの承認を受けた「IFLAプリントディス
アビリティのある人々のための図書館宣言」が、11月5日から20日にかけて
パリで開催されたユネスコ総会において承認された。
「プリントディスアビリティ」とは、日本ではあまりなじみのないものであ
るが、視覚障害者だけではなく発達障害や肢体障害等、何らかの理由で印刷
物をそのままでは利用することのできない人のことを指す。宣言では、図書
館や出版社等に対し、電子書籍等を活用したアクセシビリティーの確保を求
めている。
ユネスコに提出した決議案文とIFLA宣言(日本語訳)は、
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/access/ifla/ifla_lpd_manifesto.html
IFLAウェブサイト内の該当ニュース(英語)は、
http://www.ifla.org/node/8208

○「国立国会図書館視覚障害者等用資料送信及び貸出規則」公布
国立国会図書館は12月18日、「国立国会図書館視覚障害者等用資料送信及び
貸出規則」を公布、官報に掲載された。1月1日に施行される。
その趣旨について、第1条に次のように記されている。
国立国会図書館が収集した視覚障害者等用データを一般公衆又は図書館等に
送信する場合の取扱い及び館が所蔵する学術文献録音テープ等を図書館等に
貸し出す場合の取扱いについてはこの規則の定めるところによる。
全条文は、
http://kanpou.npb.go.jp/20131218/20131218h06195/20131218h061950007f.html

○東日本大震災支援団体による支援情報交換会開催
12月20日、東日本大震災被災地図書館関連の支援団体による、今年度第3回
目の支援情報交換会が日本図書館協会において行われた。大震災出版対策本
部、シャンティ国際ボランティア会、saveMLAK,、全国学校図書館協議会、
国立国会図書館、日本図書館協会震災対策委員会から計8名が出席した。
大震災出版対策本部からは、継続事業の被災3県の子どもたちへのクリスマ
ス図書カードプレゼント、全国学校図書館協議会・図書館振興財団と連携し
た小・中・高等学校の復興に対応した図書館支援の取り組みなどの報告があ
った。シャンティ国際ボランティア会からは、まもなく3年になる本を届け
る支援の課題、どういう形で地域の復興に係っていくかなどが報告された。
saveMLAKからは、これまで3回行ったsaveMLAKメソッドと名づけた図書館専
用の防災訓練についての報告があった。全国学校図書館協議会からは、学校
が希望する本を地元書店から購入し寄贈する「学校図書館元気プロジェクト」
の経過と予定通り2014年度末で終了すること、当初の予定を完了したコンピ
ュータ・学校図書館管理ソフト寄贈を継続すること、大震災出版対策本部な
どと行う学校図書館の支援についての報告、8月開催予定の「学校図書館げ
んきフォーラム@福島」の情報提供があった。またこれまでの取り組みをま
とめて記録として残すことが報告された。国立国会図書館からは東日本大震
災関係資料の収集、記録として残し、防災・減災に役立てる取り組みについ
ての報告、東日本大震災アーカイブ国際シンポジウムの情報提供があった。
日本図書館協会は前回会議以降の活動、今後の支援予定、「図書館雑誌」3
月号の震災特集について報告した。
意見交換では、支援予算が少なくなってきていること、これまで以上に人的
支援が求められてきていることなどが話された。
次回の支援情報交換会は3月に開催予定。

○白百合女子大学、東松島市震災アーカイブ支援活動開始
白百合女子大学は、東松島市図書館が震災アーカイブの一環としてホームペ
ージで公開を計画中の写真の整理作業支援を開始した(担当教員:座間直壯、
今井福司)。学生ボランティア27名が大学の情報科学教室(PCルーム)を
利用しデータ整理作業を実施。「東京にいても何か役に立てる仕事に関われ
ることがとても嬉しい」と真剣に取り組んでいる。写真は東松島市民から寄
せられた約2万点のうちの一部。東松島市図書館からの日本図書館協会への
支援要請に、白百合女子大学が協力を申し出たもの。

○「書店における電子書籍販売推進コンソーシアム」設立
日本出版インフラセンター(JPO)は、11月28日に標記コンソーシアムを
設立した。JPOでは全国的に書店の店舗数が毎年減り続けている現状を踏
まえ、さまざまな取組みを行っており、書店活性化の一つとして、「リアル
書店における電子書籍の販売のあり方」の研究を実施してきた。コンソーシ
アムは、そこで提案されたモデルの検証を行うために設立されたものである。
書店空間で陳列販売し、顧客が好きな電子書店を選択してコンテンツを取得
できるような環境を構築する。コンソーシアムには、書店、大手印刷会社、
出版取次会社、電子書店等13社が参加している。

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◆新聞記事より(地域版含む)
○明治の蔵 宮島口に活気 図書館併設カフェ きょうオープン 観光客に本
貸し出しも(中国11/15)

○森都心プラザ200万人突破 オープンから2年1カ月 図書館利用が好調
(熊本日日11/15)

○YA出版会が書籍を寄贈 第10回朝の読書応援ブック賞 石川 珠洲市立大谷
中学校が受賞 朝の読書大賞決定 見附市立田井小など3校に(教育家庭11/18)

○学校図書館の充実へ 地方行政のあり方 行政をあげて図書館運営 貸し出
し数が2倍以上に 学校・地域一体の活動を 鯖江市 「ちかもん文庫」創
設 H23年に学校図書館支援センターを設立(教育家庭11/18)

○予算カツカツ 新刊無理無理 人気作家の小説貸し出し2年待ち!? 秋田市
立図書館 蔵書更新滞り利用者遠のく(河北新報11/19)

○図書館を中核に 新徳山駅ビル 民活導入 周南市とツタヤ連携(山口11/19)

○公立図書館の「電子書籍」貸し出し 出版社、協力の動き 「競合」から
「協業」へ コボタッチを100台 読める本が少ない 電子書籍サービスを
提供している主な公共図書館(産経11/20)

○中之島図書館存続へ 廃止一転、リニューアル 歴史の重み 元司書ら動く
(朝日<大阪本社>11/20夕)

○〔いしかわフォーカス〕図書館利用急伸ナゼだ 金沢星稜大の試み 「立地」
良くし拡充 課題出し通わせる 外部委託し土曜延長 金沢大ではカフェ併
設(朝日<石川>11/21)

○県立図書館入館100万人 想定の半分の期間で達成(朝日<山梨>11/21)

○来館者が400万人突破 福山・中央図書館(朝日<広島>11/21)

○図書館 議論呼ぶカフェ型 注目集める佐賀県武雄市 各地に広がる新構想
恩納村→観光/大和市→健康 まず来てもらう 電子書籍の試行
(沖縄タイムス11/22)

○葵高 図書館利用トップ校 貸し出し実績09年度から4年連続 書評提出や
早朝開館効果(朝日<福島>11/22)

○調べ学習に道しるべ [静岡]市立図書館が「ブック通リスト」 富士山や登
呂遺跡幅広く40テーマ(静岡11/22)

○文字+音+画像で読む 佐賀市立図書館 デジタル図書導入 学習障害の読
書を支援(佐賀11/22)

○指定管理者にTRC [苫小牧]市立中央図書館(北海道<苫小牧・日高>11/23)

○「井上宇市文庫」を技研図書室に開設 新日本空調 先人の蔵書・資料公開"
技術伝承"(建設通信11/26)

○〔歴史を守る 失われゆく地域資料〕 上 過疎・災害個人管理に限界
古文書 調査員現地を訪ね「救出」 60万点以上確認 情報共有が必要
(中国11/26)

○図書館移転 疑問相次ぐ 高梁で市民ワークショップ 方向性決まらず
(山陽11/26)

○難度別の英語本 好評 背表紙に色シール 貸し出し増 蔵書、4年で5倍
超 [京都市]岩倉図書館 豪出身者提案(京都11/26夕)

○茂原市立図書館 そごう跡へ移転 台風26号浸水で(朝日<千葉>11/27)

○図書館がビジネス支援 新潟市「ほんぽーと」など取り組み 専門家とタッ
グ セミナー・相談会 就職や転職、起業 「可能性広げたい」 経営ノウ
ハウ学び美容室開業 支援コーナー利用 高津さん(39)(朝日<新潟>11/27)

○不調で設備も中止 高知県の新図書館等複合施設建築(建設通信11/27)

○女性、子ども向け図書95冊を寄贈 ソロプチミスト大村(長崎11/28)

○市立図書館に優秀賞 ライブラリー・オブ・ザ・イヤー がんの情報提供評
価(長崎11/29)

○児童書1万冊、水漏れ被害 改修の大分市民図書館分館(朝日<大分>11/29)

○平和願う物語本 福岡の子に 戦禍のアフガン舞台「ソルハ」 明善高同窓
生が先輩・帚木蓬生さん作品 608校の図書館に送る(読売福岡南かわらばん11/30)

○児童向けに読書ノート [全国]学校図書館協[議会](日本農業12/1)

○未来の子どもに禍根を残す法案 図書館関係者有志(東京<多摩>12/6)

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◆集会等のお知らせ
○主題文献精読会2013年12月例会
日時:2013年12月28日(土)13:00-17:00
会場:文京シビックセンター4階会議室A
テーマ:G.G.Chowdhury and Chowdhury著「Organizing information:from
the self to the web」(Faceted Publishing, 2007)の精読
発表者:宮本康行氏(東洋大学図書館)
問合先:光富健一(情報科学技術協会 E-mail:mitutomi★gmail.com)
鈴木学(日本女子大学西生田図書館 E-mail:suzukima★atlas.jwu.ac.jp)

○日本図書館協会資料保存委員会 平成25年度第3回資料保存セミナー
「文化資産としてのマイクロフィルム保存を考える」
日時:2014年1月24日(金)19:00-20:30
会場:日本図書館協会2階研修室
講師:小島浩之氏(「文化資産としてのマイクロフィルム保存に関する基礎
研究班」代表・東京大学大学院経済学研究科・経済学部資料室)
事前申込不要
問合先:日本図書館協会・高橋(TEL.03-3523-0812 takahashi★jla.or.jp)

○大図研京都ワンディセミナー
「若手研究者の文献利用環境を巡る問題と図書館へのニーズ」
(日本図書館研究会第302回研究例会)
共催:大学図書館問題研究会京都支部,日本図書館研究会
日時:2014年1月25日(土)14:00-17:00
会場:キャンパスプラザ京都第1会議室
発表者:崎山直樹氏(千葉大学普遍教育センター)菊池信彦氏(国立国会図
書館関西館)参加費:無料 締切:1月21日(火)
詳細HP:http://www.daitoken.com/kyoto/event/20140125.html

○〈東京都子供読書活動推進事業〉都立多摩図書館 公開講座
『本のたのしみをわかちあう』
日時:2014年2月15日(土)14:00-16:00
会場:東京都多摩教育センターホール
講師:松岡享子氏(公益財団法人東京子ども図書館理事長)
対象:子供の読書に関心のある方など 定員:800名(参加費無料)
詳細HP:http://www.library.metro.tokyo.jp/ 締切:1月31日(金)
申込先:東京都立多摩図書館(〒190-8543 東京都立川市錦町6-3-1)

○全国大会(宇都宮大会)プレ学習会2「図書館の接遇・面白大作戦」
主催:図書館問題研究会栃木支部
日時:2014年3月1日(土)14:00-16:30
会場:宇都宮市中央生涯学習センター205学習室
対象:図書館職員又は図書館司書を目指す学生 参加費:500円(学生無料)
講師:明石浩氏(福山市中央図書館)
締切:2月23日(日)詳細HP:http://tomonkentochigi.jimdo.com
申込・問合先:図書館問題研究会栃木支部・立川
(E-mail:tomonkentochigi★gmail.com)

図書館イベントカレンダーは下記でご覧ください。
http://www.jla.or.jp/calendar/tabid/92/Default.aspx

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◆求人情報
○飛騨市図書館 臨時職員(嘱託職員):4名
応募締切:2014年1月10日(金)17:00必着

○東京大学駒場図書館 短時間勤務有期雇用職員(事務補佐員):1名
応募締切:2014年1月10日(金)必着

○荒川区立図書館 平成26年度 図書館事務嘱託員(非常勤職員):若干名
応募締切:2014年1月15日(水)必着

○日本看護協会図書館 アルバイト:1名
応募締切:2014年1月15日(水)必着

○鹿嶋市教育委員会 学校図書館嘱託職員:2名
受付期間:2014年1月7日(火)~17日(金)

○文教大学湘南図書館 契約職員:1名
応募締切:2014年1月24日(金)必着

○(株)ウィズ・ケイ(図書チーム) 契約社員:若干名
応募締切:2014年1月24日(金)

○浦安市立中央図書館 専門非常勤職員:1名程度(予定)
応募期間:2014年1月26日(日),28日(火),29日(水)

○名古屋商科大学中央情報センター(図書館)事務職員(正規職員):1名
応募締切:2014年1月31日(金)必着

○福岡女学院大学図書館 専任職員(司書):1名
応募締切:2014年1月31日(金)17:00必着

○堺市立図書館 平成26年度短期臨時職員:30名程度
応募締切:2014年2月20日(水)

求人情報の詳しいことは下記でご覧ください。
http://www.jla.or.jp/tabid/334/Default.aspx

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◆JLAからのお知らせ
○JLA年末年始休業
日本図書館協会事務局は12月28日(土)から1月5日(日)まで年末年始の
休業とさせていただきます。2014年は6日(月)が仕事始めとなります。
============================================================no.684END=
■登録アドレスの変更・解除はかならずご連絡ください。mailmaga★jla.or.jp 

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TEL:03-3523-0811 FAX:03-3523-0841