令和6(2024)年能登半島地震及び同年4月17日に愛媛・高知で発生した地震について
 この度、亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。
また、それぞれの地震で被災された皆様に心よりお見舞い申し上げ、一日も早く平穏な日々に戻る事をご祈念申し上げます。
日本図書館協会及び図書館災害対策委員会も微力ではありますが、支援を模索し、対応してまいります。
被災情報並びにお困り事がありましたら、メールにてご一報いただければ幸いです。
saigai★jla.or.jp
(★を半角@に換えてください。)








JLAメールマガジンバックナンバー

2013/02/12

第639号

====================================================<2013/2/6発信>
            JLAメールマガジン  第639号
=====================================================================
   編集発行:社団法人 日本図書館協会
Copyright,2013 Japan Library Association   無断転載転送を禁じます 
JLAホームページアドレス  http://www.jla.or.jp/
=====================================================================
▼目次▼
■図書館界ニュース
■新聞記事より
■集会等のお知らせ
■『図書館雑誌』2月号のお知らせ
■求人情報
■JLAからのお知らせ
----------------------------------------------------------------------
◆図書館界ニュース
○文部科学省、「学校図書館の現状に関する調査」の結果について公表
文部科学省は「平成24年学校図書館の現状に関する調査」の結果について2
月5日公表した。2008年以降、隔年で調査を行っているものである。
・学校司書を配置している学校は、小学校48.0%(2010年44.8%)、中学校
48.3%(同46.2%)で、それぞれ前回より増加、高等学校67.7%(同69.4%)
で前回より減少している。
・その勤務形態は、常勤6,294人、非常勤13,854人であり、常勤を配置して
いる学校は16.0%に止まる(うち高等学校は57.3%)。
・学校司書が9割以上の公立小中学校で配置されている県は石川、山梨、長
野、鳥取、島根、佐賀、沖縄の7県(富山は小学校のみ)、1割に満たない
県は北海道、青森、兵庫、和歌山、徳島である。
・百科事典や図鑑などの共通教材の配備状況は多くの小・中学校で配備され
ているものの、刊行後10年以上経過したものが全体の半数以上を占めている。
・学校図書館に新聞を配備している学校の割合は、小・中学校でそれぞれ
24.5%、19.0%であり前回より増加している。
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/dokusho/link/1330588.htm


○中教審生涯学習分科会、「議論の整理」を公表
2011年6月に発足した第6期中央教育審議会生涯学習分科会は、今後の生涯学
習・社会教育の振興に関する具体的方針について審議を行っているが、この
ほどこの間の審議内容を取りまとめた「議論の整理」を公表した。
図書館については、「社会教育施設の運営の向上」として、次のように記さ
れている。
・平成20年の社会教育法等の改正により、公民館、図書館、博物館の運営の
状況に関する評価の実施と情報提供についての努力義務が規定された。現在、
…運営の状況に関する評価を実施している施設は約7割、運営に関する情報
の提供を実施している施設は約6割にとどまっている…。評価・情報提供の
取組の推進は重要である。
・ICT環境の整備やICTの利活用を促進するなど、社会教育施設の質の向上に
向けた取組を着実に進めていくことが求められる。
また「調査・研究の推進」として、
・学習者の視点から「学び」に関する意識の在り様に焦点を当てた意識調査
を実施するとともに、学校教育段階から就職活動に至るまでのライフコース
全般を的確に捉える統計について、他省庁、大学等との協力・連携を含め、
調査手法、調査内容等の検討を行うほか、社会の変化に対応した「社会教育
調査」の調査項目の見直しも求められる。
「専門職員の資質向上」については、国が実施する司書等を対象とした研修
受講者の追跡調査を実施し、その成果を元に研修プログラムの改善を図るこ
とを提起し、また司書養成カリキュラムを実施している大学は238あることも
明らかにしている。
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo2/toushin/1330378.htm


○「望ましい基準」関係資料がアップ
文部科学省は、このたび告示された「図書館の設置及び運営上の望ましい基
準」関係の資料をまとめた冊子を作成、関係機関に配付されているが、同省
のホームページにも同じものが掲載されている。基準本文のほか、改正前と
の対照表、告示についての生涯学習政策局長通知、基準を検討した「協力者
会議」の報告などである。協力者会議報告には、図書館の現状についてのデ
ータ、図書館法、図書館法等を審議した2008年国会での付帯決議などが収録
されている。
http://www.mext.go.jp/a_menu/shougai/tosho/001/1330295.htm


○国立国会図書館 利用者アンケートの結果を公表
国立国会図書館では、平成24年6月から9月にかけて、ホームページ利用者を
対象としたウェブアンケートと、国内の図書館、関係機関を対象とした郵送
アンケートを実施した。このアンケートの集計結果と分析を同館ホームペー
ジに掲載している。
平成24年度利用者アンケート結果:
http://www.ndl.go.jp/jp/aboutus/enquete2012_01.html
問合せ先:国立国会図書館総務部企画課評価係 hyoka★ndl.go.jp


○書協等、軽減税率を求めて陳情
日本書籍出版協会、日本雑誌協会、日本書店商業組合連合会、日本出版取次
協会の出版4団体は、自民党税制調査会に消費税の軽減税率の導入を求める
陳情を行った。日本専門新聞協会も、第3種・第4種郵便物に認可されたすべ
ての専門新聞を軽減税率の対象とする要望書を自民、公明両党に提出した。
既に日本新聞協会も声明を発表している。


○大学出版部協会理事長が図書館予算増額を発言
1月25日開催された人文・社会科学関係の出版団体による新年会で、大学出版
部協会の山口正己理事長(東京大学出版会)が挨拶。「大学図書館や公共図
書館の予算が減少している。図書予算の増額に声をあげたい」と述べた。


○書店登録数、10年で2割強の減少
日本出版インフラセンター書店マスタ管理センターは、2月4日、共有書店マ
スタの書店登録状況をホームページに公開した。共有書店マスタは、「日本
の書店のデータベース」で、新規出店・改装・帳合切替・閉店など変化の激
しい書店情報を週1回のサイクルで更新している。
都道府県別書店店舗登録一覧表によると、2012年12月18日の登録店舗数は
16,553店で前年度から187店減少している。直近12カ月では新規店が221店に
対し閉店は553店となっている。
都道府県別の登録店舗数を10年前の2003年と比較すると、登録数は4,444店
のマイナスで、増減率は78.8%である。
最も減少率の大きいのが和歌山県で10年前の62.1%、すなわち4割近くの書
店がなくなっている。神奈川県、愛媛県、福島県の減少率も大きい。
書店マスタ管理センター:http://www.ksmaster.jp/
共有書店マスタ書店登録状況:http://www.ksmaster.jp/pdf/top_registration.pdf
なお、出版インフラセンターでは、経済産業省委託事業「電子出版と紙の出
版物のシナジーによる書店活性化」事業に取り組み、検討委員会「フューチ
ャー・ブックストア・フォーラム」を設立している。現在第2期の事業を進め
ているが、第1期事業で諸課題を明らかにする調査報告書をとりまとめている。
そのなかで、図書館との連携による書店の役割強化について、現状において
両者が緊密に関連しあっている事例はまだ少なく、両者が協業することの難
しさを述べつつも、地域の公共図書館と地域の書店が双方にコミュニケーシ
ョンを図り、相乗効果によって地域の読書環境を向上していくことが今後重
要であると指摘している。
http://www.jpo.or.jp/select_pdf/index.html
 
----------------------------------------------------------------------
◆新聞記事より(地域版含む)
○今月は山口グルメデパートを掲載 [防府図書館]移動図書館車で広告掲載開
始後部扉の窓の下2カ所に取付け(ほうふ日報11/9)

○臨時・嘱託職員を任期付きに 総務文教委 司書や保育士など 市議会
(宇部日報12/5)

○〔話題スポット〕愛読書に自作「帯」 本離れ防止で募集 毛呂山町立図書
館 応募は昨年の5倍 絵本作家ら審査 姉妹で入賞も 読み込む力を
(埼玉12/30)

○調べ物、図書館にお任せ モグラの退治法や手裏剣の作り方… 近江八幡の
2施設 難問にも対応(京都<滋賀県>12/30)

○図書情報館から爆破予告メール 容疑で男逮捕(奈良1/1)

○〔石見活性化キャンペーン 新明日へつなぐ〕6 第2部 2013年注目プロ
ジェクト 1 浜田市の新図書館 市民らの交流創出も重点 
(山陰中央新報1/6)

○福山市立図書館の新着情報 本好き市民 サイトで協力 岡崎・高橋さん作
成・運営 表紙画像など掲載(中国1/7)

○〔キャンパスウオーク これが評判!〕学習スタイルに対応 首都大 図書
館に新施設[ラーニング・コモンズ](毎日1/8)

○震災記録 データベース化 総務省、30万点目指す あすから国会図書館サ
イトで試行(朝日1/9)

○〔なるほど探究便 研究者の目〕16 「知る権利」守る司書 山口真也・沖
国大日本文化学科准教授 図書館情報学 漫画像目立つ現実離れ
(沖縄タイムス1/9)

○一宮市立中央図書館オープン 県内初駅ビル内に 市外からの利用も見込む
(中日1/11)

○自宅一角に図書室開設 玉島の井上さん 蔵書1万冊収容 開放も(山陽1/13)

○木のぬくもり漂う図書室 名取[市] 被災の市図書館に代替施設 カナダ政
府などの支援で完成 18日オープン 朗読会や特別展(河北新報1/16夕)

○多読者に地頭鶏セット えびの市民図書館贈呈 年4回、生産者提供
(宮崎日日1/17)

○〔峡中ワイド〕おもしろ蔵書ずらり 1番重~い、1番長~い、県内にたっ
た1冊… 中央・玉穂生涯学習館が特別展示(山梨日日1/18)

○ニチコン創業者の遺志継承 母校に大きな「知」寄贈 妻が立命大に図書館
市民開放 衣笠の中核施設に(京都1/18)

○「旅の図書館」資料3000種 上京の女性、出町に展示場開設 パンフや住民
冊子(京都1/18)

○図書館雑誌のスポンサーに 松山市[中央図書館] 広告掲載企業を募集
(愛媛1/18)

○本の「福袋」好評 たらみ図書館 同ジャンル5冊入り(長崎1/18)
 
----------------------------------------------------------------------
◆集会等のお知らせ
○第16回多摩デポ講座「映画「40万冊の図書」の監督に聞く
~疎開させ空襲から本を守った事跡を追う~」
日時:2013年2月16日(土)14:00-16:30
会場:八王子市生涯学習センター(クリエイトホール)11階視聴覚室
講師:金高謙二氏(映画監督)
内容:1943年に都立日比谷図書館で多西村(現あきる野市)や埼玉県志木市
に蔵書の疎開が行なわれた。昨年発表されたドキュメンタリー映画の監督
の想いを聞く。参加費:500円 定員:50名(先着順,事前申込優先)
詳細HP:http://www.tamadepo.org/
申込・問合先:NPO法人共同保存図書館・多摩(多摩デポ)
(E-mail:depo_tama★yahoo.co.jp FAX.042-484-3945)


○電子書籍で地域づくり!~「お散歩e本」おひろめ会
主催:田原市
日時:2013年2月21日(木)13:30-17:00
会場:田原文化会館1階101会議室
内容:基調講演「お散歩活動と電子メディアを活用したまちおこし」討議
「電子書籍が開く地域づくりの可能性と課題」ほか
講師・パネリスト:岡野裕行氏(皇學館大学文学部)時実象一氏(愛知大学
文学部)豊田高広氏(田原市図書館)満尾哲広氏(フルライトスペース(株))
参加費:無料 定員:30名(申込順)
詳細HP:http://www.city.tahara.aichi.jp/section/library/info/e-hon1302.html
  問合先:田原市中央図書館(TEL.0531-23-4946)


○講演会「電子情報の収集とメタデータ:電子納本に関するドイツ国立図書館
の戦略」
主催:国立国会図書館
日時:2013年3月6日(水)14:00-17:00
会場:国立国会図書館東京本館新館3階大会議室
講師:コルネリア・ディーベル氏(ドイツ国立図書館オンライン情報資源タ
スクフォース責任者)※逐次通訳付(英⇔日)
参加費:無料 定員:90名(先着順)締切:3月5日(火)17:00
詳細HP:http://www.ndl.go.jp/jp/event/events/20130306lecture.html
申込・問合先:国立国会図書館収集書誌部収集・書誌調整課 書誌調整係
(E-mail:syosi1★ndl.go.jp TEL.03-3581-2331(内線24550)
FAX.03-3581-5712)


○平成24年度 兵庫県子どもの読書活動推進連絡会
主催:兵庫県立図書館 後援:兵庫県教育委員会,兵庫県学校図書館協議会
日時:2013年3月7日(木)13:00-16:30
会場:兵庫県立図書館1階第2研修室
内容:子どもの読書活動優秀実践学校・図書館による取組発表(西宮市立夙
川小学校,加古川市立中部中学校,洲本市立洲本図書館)豊中市立図書館と
学校・学校図書館の連携の取組について(豊中市教育委員会読書振興課)
学校種ごとの情報交換 定員:50名 参加費:無料
詳細HP:http://www.library.pref.hyogo.lg.jp/event/event2012/24renrakukai.html
申込・問合先:兵庫県立図書館協力課(TEL.078-918-2586)


○公共図書館の児童サービスを考える2013-児童サービスとボランティア活動-
主催:図書館問題研究会・兵庫支部こども委員会 共催:同・大阪支部
日時:2013年3月11日(月)13:30-17:00
会場:神戸市立婦人会館4階もくれん
内容:「児童サービスにおけるボランティアと協働」明定義人氏(長浜市高
月図書館)「読書ボランティアの今日、これからを考える」脇谷邦子氏
(同志社大学)持ち物:はさみ
参加費(資料費,会場費):200円 ※図書館問題研究会会員無料 
申込先:島崎晶子(西宮市立鳴尾図書館 E-mail:shima_at_★zj8.so-net.ne.jp
FAX.0798-45-5004)

図書館イベントカレンダーは下記でご覧ください。
http://www.jla.or.jp/calendar/tabid/92/Default.aspx
 
----------------------------------------------------------------------
◆『図書館雑誌』2月号(64ページ・定価980円)のお知らせ
○特集「トピックスで追う図書館とその周辺」
・国立国会図書館のデジタル化資料の図書館等への送信に向けて
(廣瀬信己)
・立教大学池袋図書館における学習支援(小林真理)
・大学司書課程における新省令科目実施から1年を振り返って考えること
(山本順一)
・みんなで選ぶ社史グランプリ~東西図書館投票~(安達明子・小池貴子)
・図書館と地域のプロスポーツの連携-2009-2012年の動向(天野奈緒也)
・「古典の日」ができるまで(三浦龍夫)
・合成音声による読書の光と影(福井哲也)
 
----------------------------------------------------------------------
◆求人情報
○鳥取県立琴の浦高等特別支援学校 非常勤職員:1名
応募締切:2013年2月6日(水)必着

○東京大学駒場図書館 短時間勤務有期雇用職員:1名
応募締切:2013年2月13日(水)必着

○経済産業省図書館 非常勤職員:2名
応募締切:2013年2月13日(水)

○山口県立山口図書館 非常勤嘱託職員:4名程度
応募締切:2013年2月15日(金)必着

○首都大学東京 非常勤契約職員(司書):2名
応募締切:2013年2月15日(金)

○東村山市立図書館 嘱託職員:4名
応募締切:2013年2月15日(金)

○国際交流基金情報センター 嘱託(JFICライブラリー司書):1名
応募締切:2013年2月18日(月)18:00必着

○米子市立図書館 嘱託職員:3名程度
応募締切:2013年2月18日(月)

○嘉悦大学情報メディアセンター アルバイト職員:1名
応募締切:2013年2月18日(月)

○(株)KUサポート(駒澤大学図書館)契約社員:4名
応募締切:2013年2月20日(水)

○大阪キリスト教短期大学図書館 臨時職員:1名
応募締切:2013年2月20日(水)必着

○平成25年度採用山陽小野田市 任期付職員(中央図書館長):1名
応募締切:2013年2月20日(水)必着

○浜田市立図書館 非常勤嘱託職員:若干名
応募締切:2013年2月21日(木)必着

○東京工業大学附属図書館 非常勤職員(補佐員):1名
応募締切:2013年2月28日(木)必着

○美瑛町図書館 嘱託職員(司書):1名
応募締切:2013年3月4日(月)

求人情報の詳しいことは下記でご覧ください。
http://www.jla.or.jp/tabid/334/Default.aspx
 
----------------------------------------------------------------------
◆JLAからのお知らせ
○【個人会員のみなさまへ】2013(平成25)年度会費請求書の送付について
当協会の2013年度会費請求書を2月4日に発送いたしました。従来は当該年度
の4月中旬にお送りしていたものですが、当協会の諸般の状況に鑑み、ご請
求の時期を早めにお願いすることとなりました。何卒ご協力くださいますよ
うお願い申し上げます。
問合先:会員係(TEL.03-3523-0811 FAX.03-3523-0841 somu★jla.or.jp)

============================================================no.639END=
■登録アドレスの変更・解除はかならずご連絡ください。mailmaga★jla.or.jp
 

一覧

トップに戻る
公益社団法人日本図書館協会
〒104-0033 東京都中央区新川1-11-14
TEL:03-3523-0811 FAX:03-3523-0841