令和6(2024)年能登半島地震について

この度、地震により亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。
また、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げ、一日も早く平穏な日々に戻る事をご祈念申し上げます。
日本図書館協会及び図書館災害対策委員会も微力ではありますが、支援を模索し、対応してまいります。
被災情報並びにお困り事がありましたら、メールにてご一報いただければ幸いです。
saigai★jla.or.jp
(★を半角@に換えてください。)








JLAメールマガジンバックナンバー

2012/11/07

第627号

====================================================<2012/11/7発信>
            JLAメールマガジン  第627号
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   編集発行:社団法人 日本図書館協会
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▼目次▼
■図書館界ニュース
■新聞記事より
■集会等のお知らせ
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◆図書館界ニュース
○文部科学省「平成23年度社会教育調査」中間報告を公表
文部科学省は10月31日「平成23年度社会教育調査」中間報告を公表した。
2011年10月に調査したもので、3年ごとに行われている。数値等が確定した
「報告書」は来年3月公表の予定。中間報告では、岩手、宮城、福島の各県
は一部の項目について対象外としているが本報告では掲載される。
図書館については、施設、職員、貸出利用、集会、民間社会教育事業者との
連携・協力、関係機関との事業共催、ボランティア活動、などが紹介されて
いる。
図書館数は3274館(2008年度から109増)。社会教育施設は90,713で、3年前
から3,827(4%)減少しているなか、博物館(13増)、生涯学習センター
(25増)とともに増加している。図書館、博物館は1996年度以降増加し続け
ている施設である(それぞれ878、276増)。
指定管理者導入の公立図書館は347で10.7%、2008年度から144増である。社
会教育施設全体では14,088で26.2%となっている。文部科学省の解説では、
「全ての施設種で導入は増加しているが、その伸び率は鈍化」としている。
指定管理者の種類では、図書館は地方公共団体1(0.3%)、一般法人52(14.9%)、
会社223(64.3%)、NPO44(12.7%)、その他27(7.8%)であり、企業(会社)が
圧倒的に多い(社会教育施設全体では27.5%)。
図書館職員は36,246人で3年前の3,689人増。社会教育施設全体では521,926
人で9,697人の減少しているなか、図書館は、博物館(1,858人)、博物館類
似施設(591人)、社会体育施設(13,771人)、生涯学習センター(368人)
とともに増加している。
しかし、専任は12,484人で3年前から1,775人の減、非常勤は17,719で1,235
人の増、指定管理者3,864人となっており、専任職員の占める割合は43.8%か
ら34.4%に10ポイント近く減少している。
司書・司書補有資格者は17,360人で2,379人の増、司書率は47.9%である。う
ち専任職員は6,126人である。司書有資格者16,903人のうち専任は35.5%を占
めるが、非常勤が50.2%、指定管理者13.0%である。
http://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/chousa02/shakai/kekka/k_detail/1326752.htm


○公立社会教育施設の災害復旧の来年度予算の概算要求
文部科学省は来年度予算の概算要求で、公立社会教育施設災害復旧事業を計
上している。
東日本大震災で3400の公立社会教育施設が被害を受け、うち激甚災害法に基
づく設は約1200箇所あり、その復旧のために昨年度一次、三次補正予算で
416億円措置された。一次補正の87億円、三次補正の329億円のうち13億円は
執行され、残りは今年度繰越事業として実施されている。しかし高台移転な
どが必要で、復旧に長期間を要することから来年度においても要求する、と
している。要求額83億66百万円。
・公立社会教育施設災害復旧費補助金:必要経費の3分の2補助
・公立社会教育施設災害復旧都道府県事務費交付金
http://www.mext.go.jp/component/b_menu/other/__icsFiles/afieldfile/2012/09/07/1325568_08.pdf


○地方公共団体の適正な請負(委託)事業推進のための手引き 
内閣府公共サービス改革推進室が2012年1月標記の手引きを作成し、ホーム
ページで公表している。地方公共団体において、公共サービスの提供を適正
な請負(委託)契約に基づき推進できるよう、請負(委託)契約と偽装請負
(労働者派遣法に抵触する違法行為)についてわかりやすく整理するととも
に、具体的な請負(委託)事業の取組モデルについてまとめている。
http://www5.cao.go.jp/koukyo/chihou/ukeoi.pdf


○文部科学省、「司書教諭 よくある質問集」を掲載
文部科学省はホームページに「司書教諭 よくある質問集」を掲載した。同
省児童生徒課がまとめたもので、司書教諭の仕事、資格、講習など10数項目
挙げて解説している。「司書教諭といわゆる「学校司書」に関する制度上の
比較」も挙げている。
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/dokusho/sisyo/1327733.htm


○自治体で働く職員の3分の1を非正規が占める
自治労が実施した地方自治体職員の勤務実態調査で、非正規職員が全体の
33.1%を占め、2008年の前回調査に比べ上昇したことがわかった。職種別に
みると、保育士、学校給食関係とともに図書館職員が職員数に占める非正規
率が高く、図書館職員では67.8%であった。


○IFLA FAIFE Committee 図書館員の倫理綱領についてアンケートを実施
各国の国立図書館や図書館協会等が策定した「図書館員の倫理綱領」(Code
of Ethics)の情報を収集するためIFLAがアンケートを実施している。日本
図書館協会にもアンケートが寄せられ、近く回答の予定である。ちなみに国
際図書館連盟(IFLA)は2012年8月12日、「図書館員と情報労働者の倫理綱
領」(IFLA Code of Ethics for Librarians and other Information
Workers)を公表している。


○TBSテレビ「みんなのえいが」で「図書館の自由宣言」を紹介
11月11日(日)25:50~26:20放送予定の同番組で有川浩さんの小説「図書館
戦争」の実写映画版が紹介される。番組内の「図書館憲章」についてのトー
クの参考資料として、日図協「図書館の自由に関する宣言」が紹介される予
定。


○社団法人日本図書館協会へのご寄附について
日本図書館協会へのご寄附について、ホームページに掲載しました。
寄附金の種類は、一般寄附金、指定寄附金、特定寄附金の3種類です。常時
募集している寄附金は一般寄附金となります。詳細は下記のホームページを
ご参照ください。なお、ご寄付は、所定の寄附申込書にご記入いただき、お
寄せいただくことになりました。お手数ですが、ご協力くださいますようお
願いいたします。
http://www.jla.or.jp/jla/tabid/457/Default.aspx

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◆新聞記事より(地域版含む)
○入館者数前年度対比 1万3256人減少 防府図書館の利用状況(防府10/2)

○不明図書 年5000冊以上 県内主要23館、大半が窃盗か 識者「本は共有財
産、防犯対策を」(読売<山口>10/9)

○「解体新書」など2000点 電子書籍閲覧可能に 県立図書館 19日から新サ
ービス(秋田魁新報10/16)

○子どもの読書環境整備を 名張市の検討委 推進計画案を市に提出
(伊勢10/16)

○児童選書の文庫誕生 元教員の故置塩寿さん寄付 西須磨小で完成 市内全
小に開設へ(神戸10/16)

○〔オープン間近 新県立図書館を歩く〕2 書籍探し 分かりやすく 識る
一般、山梨関係 資料を1フロアに(山梨日日10/17)

○徒歩でユーラシア大陸横断 冒険記3図書館に寄贈 参加の友松さん(米子) 
「若者の刺激に」と期待(山陰中央新報10/17)

○〔オープン間近 新県立図書館を歩く〕3 活動 室外からも見える 交わ
る 交流促すホールやイベント室(山梨日日10/19)

○図書貸出数右肩上がり 武庫小 児童に根付く読書習慣 推進校指定2年目
授業への集中力も高まる(神戸10/20)

○図書館で閲覧制限 八尾市教委 [朝日新聞出版発行の「週刊朝日」が中止し
た橋下氏に関する連載記事](朝日10/25)

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◆集会等のお知らせ
○平成24年度国立国会図書館遠隔研修(後期)
募集期間:2012年11月1日(木)~11月30日(金)
開講期間:2012年11月1日(木)~2013年2月28日(木)
対象:各種図書館職員の方。インターネットを利用できる環境があれば,好
きな場所で好きな時間に受講することができます。
講座および定員:「資料保存の基本的な考え方」「経済産業情報の調べ方」
「図書館と著作権」あわせて750名(前期と同様の講座です)
※「和書のさまざま」「資料デジタル化の基礎」は受講登録不要で一年中ど
なたでも受講できます。 詳細HP:https://ndl.secure.force.com/
問合先:国立国会図書館関西館図書館協力課研修交流係(TEL.0774-98-1445)


○第18回鳥取県図書館大会
主催:鳥取県図書館協会
日時:2012年11月14日(水)12:50-16:50
会場:米子コンベンションセンター小ホールほか
テーマ:図書館がつなぐ本と人と地域~知の地域づくりの実践にむけて~
内容:記念講演「物語のもつ治癒力-村上春樹と「図書館」-」岩宮恵子氏
(島根大学教授),分科会 締切:11月7日(水)
参加費:鳥取県図書館協会会員無料/会員外500円(資料代等)定員:300名
詳細HP:http://www.library.pref.tottori.jp:80/hp/menu000001900/hpg000001821.htm
申込・問合先:鳥取県図書館協会事務局(鳥取県立図書館内
TEL.0857-26-8155 FAX.0857-22-2996)


○神奈川の図書館を語ろう-日本図書館協会神奈川のつどい2012
主催:「日本図書館協会神奈川のつどい2012」実行委員会
日時:2012年11月20日(火)18:30-20:30
会場:横浜開港記念会館1号室
内容:「「学校司書」法制化の動向」高橋恵美子氏(日図協学校図書館部会
長),県内図書館の現状 参加費:500円
申込・問合先:伊沢ユキエ(横浜市磯子図書館 TEL.045-753-2864
E-mail:YRA02452★nifty.com)山本宏義(TEL.090-4947-7147
E-mail:hyama★kanto-gakuin.ac.jp)


○いま、学校図書館を考える~なぜ、学校司書が必要か~
主催:学校図書館問題研究会,学校図書館を考える全国連絡会
日時:2012年11月23日(金・祝)13:30-16:30
会場:日本図書館協会2階研修室
内容:「専任・専門・正規」で配置されている学校司書の活動紹介,学校図
書館の充実を願う市民の立場から,参加者の意見交換 資料費:500円
詳細HP:http://homepage3.nifty.com/gakutoken/


○日本の学校図書館専門職員はどうあるべきか:論点整理と展望
主催:LIPER3(科学研究費プロジェクト「図書館情報学教育を高度化するた
めの研究基盤形成」基盤研究A)
日時:2012年12月1日(土)13:30-17:00
会場:東京大学本郷キャンパス教育学部156教室
参加費:無料(定員100名/要事前登録)
登壇者:塩見昇氏(大阪教育大学名誉教授),根本彰氏(東京大学大学院教育
学研究科教授)
詳細HP:http://panflute.p.u-tokyo.ac.jp/liper3/?page_id=29


○九州ブロックセミナー
主催:日本図書館研究会
日時:2012年12月1日(土)13:30-17:00
会場:佐賀市立図書館多目的ホール
内容:講演「図書館における法情報サービスの展開」山本順一氏(桃山学院
大学経営学部教授),ワークショップ
参加費:資料代300円(日図研会員無料) 定員:80名 締切:11月15日
詳細HP:http://www.nal-lib.jp/events/block/2012/kyushu.html
問合先:小郡市立図書館・永利(TEL.0942-72-4319)佐賀県立図書館・横尾
(TEL.0952-24-2900)


○図書館基礎講座2012 in 関西
※7月に実施した講座とほぼ同じ内容となります。
主催:日本図書館協会「図書館基礎講座2012 in 関西」実行委員会
日時:2012年12月3日(月),17日(月)9:30-17:00
会場:大阪府立中之島図書館文芸ホール
内容:【3日】【第1講】図書館の基礎【第2講】図書館の自由【関西限定特
別講座1】【17日】【第3講】図書館サービスの動向【第4講】選書と出版
流通【関西限定特別講座2】定員:20名(先着順)
資料費:1科目200円(特別講座は無料)
申込方法:4科目通しでなくとも受講可。名前,TEL,所属,受講希望科目を明
記の上申込先まで。E-mailは件名を「関西基礎講座」としてください。
詳細HP:http://www.jla.or.jp/tabid/279/Default.aspx
申込・問合先:日本図書館協会企画調査部(E-mail:jlakiso★gmail.com
FAX.03-3523-0841 TEL.03-3523-0815)


○平成24年度障害者サービス担当職員向け講座
企画:国立国会図書館関西館,日本図書館協会障害者サービス委員会関西小
委員会
期日:【講義】2012年12月3日(月)~5日(水)10:00~17:30
【実習】2012年12月6日(木)又は10日(月)のうちどちらか1日
会場:国立国会図書館関西館第1研修室(実習は外部機関)
対象:公共図書館職員,大学図書館職員等
定員:40名(ただし実習は20名。応募者多数の場合は調整します)
参加費:無料(ただし交通費および滞在費などは受講者の負担とします)
詳細HP:http://www.ndl.go.jp/jp/library/supportvisual/supportvisual-kouza.html  締切:11月20日(火)必着
申込・問合先:国立国会図書館関西館図書館協力課障害者図書館協力係
(E-mail:syo-tky★ndl.go.jp FAX.0774-94-9117 TEL.0774-98-1458)


○平成24年度 兵庫県図書館協会 第1回研究集会
日時:2012年12月21日(金)13:30-15:10
会場:川西市立中央図書館5階視聴覚室
テーマ:東日本大震災と図書館協力
講師:熊谷慎一郎氏(宮城県図書館)参加費:無料
詳細HP:http://www.library.pref.hyogo.lg.jp/kyokai/kenkyu24_1.html
申込・問合:兵庫県立図書館協力課・熊野(TEL.078-918-3366)

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