令和6(2024)年能登半島地震及び同年4月17日に愛媛・高知で発生した地震について
 この度、亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。
また、それぞれの地震で被災された皆様に心よりお見舞い申し上げ、一日も早く平穏な日々に戻る事をご祈念申し上げます。
日本図書館協会及び図書館災害対策委員会も微力ではありますが、支援を模索し、対応してまいります。
被災情報並びにお困り事がありましたら、メールにてご一報いただければ幸いです。
saigai★jla.or.jp
(★を半角@に換えてください。)








JLAメールマガジンバックナンバー

2012/06/07

第603号

====================================================<2012/5/16発信>
             JLAメールマガジン  第603号
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   編集発行:社団法人 日本図書館協会
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  JLAホームページアドレス  http://www.jla.or.jp/
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▼目次▼
 ■図書館界ニュース
 ■新聞記事より
 ■集会等のお知らせ
 ■求人情報
 ■JLAからのお知らせ
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◆図書館界ニュース
○武雄市図書館の「Tカード」導入について
 武雄市は、同市図書館・歴史資料館に指定管理者制度を導入し、指定管理者
 となるカルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社が運営する「代官山 
 蔦屋書店」のコンセプト及びノウハウを導入する等の合意をした旨の報道が
 されている。その事業内容についての報道に接し、日本図書館協会は図書館
 の自由と指定管理者制度の問題に関わることとして無関心ではいられない。
 調査の上、見解を出したいと考えている。
 さしあたり次の点を指摘しておきたい。
 ・ 図書館は国民の知る自由を保障する「公的な場」であり、そのために協
 会は「図書館由に関する宣言」により、「国民の知る自由を守り、広げてい
 く」ことが図書館の責務であることを明らかにし、図書館運営のよりどころ
 を示している。
 ・ 図書館の貸出履歴は思想信条に関わる個人情報であり、慎重な扱いが求
 められる。個人情報保護に関してどのように対応するか、貸出履歴はどのよう
 に扱われるか、市民に明らかにすべきである。
 ・ 指定管理者の企業が主要な営業活動としているカードは、特有の役割を
 もつものであり、図書館利用において強制してはならない。
 ・ 市民が懸念を抱くことは、自由な図書館利用の妨げとなる。図書館の目
 的を結果として損なうことにつながりかねない。


○読書バリアフリー法案立案の検討始まる
 活字文化議員連盟は5月9日、読書バリアフリー法検討小委員会を開き、立法
 化にあたっての論点整理を行った。法の政策的目的は、視覚障害者・高齢者
 の読書環境の改善のために電子書籍・拡大図書・音訳図書の普及促進にある
 とし、国に対して財政上の義務付け、出版事業者に全出版物の電子データ販
 売の義務付け、国立・公立図書館に対して電子データの利用者への提供の義
 務付けを政策手段とする法のイメージ案が示された。
 しかし出版事業者や図書館に対する義務付けについては、制度上問題がある
 とし、また著作権法との整合性についても問題とされ、法改正の必要性の指
 摘もあった。
 今後関係団体および各省からのヒアリングが必要とし、具体化を図ることと
 された。


○陸前高田市立図書館郷土資料救済支援活動(第二期)について
 「Help-Toshokan」図書館支援隊が、6月3日~6月5日の3日間、陸前高田市立
 図書館郷土資料救済支援活動(第二期)に参加する。3月に実施した第一期活
 動で全壊した図書館のBM車庫から救出した約500冊の郷土資料について、乾
 燥・ドライクリーニング、今後の処置ごとの仕分け作業等を盛岡市内で行う。
 第二期は、岩手県立図書館の活動に、国立国会図書館と日本図書館協会資料
 保存委員会が技術指導の面から協力、「Help-Toshokan」図書館支援隊は東
 日本大震災修理ボランティアとNPO法人共同保存図書館・多摩のメンバー約
 10名が参加を予定している。


○「震災から1年 日本図書館協会の活動報告会」
 本メールマガジン先週号(第602号)でお知らせした標記の報告会は、18時
 より、日本図書館協会2階研修室で開催します。
 報告会の内容は、「東日本大震災対策委員会報告」と「『みんなで考える
 図書館の地震対策』を編集して」を予定しています。
 『みんなで考える図書館の地震対策』は、当日会場で定価1,260円のところ、
 1000円で販売いたします。奮ってご参加ください。事前申込不要。
 問合先:東日本大震災対策委員会 TEL:03-3523-0814 shinsai★jla.or.jp


○シニア海外ボランティア 平成24年度第1回短期ボランティア募集
 今回は下記のとおり【司書・学芸員】1件の募集が行われている。
 ●国名:タイ(泰日工業大学)
 資格条件:実務経験(5年以上)
 募集期間:2012年5月8日(火)~6月8日(金)消印有効
 詳細HP:http://www.jica.go.jp/volunteer/application/senior/short/require/

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◆新聞記事より(地域版含む)
○鹿県大学・高専7機関 「知の財産」集積 研究成果ネット公開
 (南日本3/23)

○〔特集 新年度の学校図書館〕<前編> 島根県の「学校図書館力」 県主導
 でパワーアップ図る 学校図書館にタブレットPC 学習の拠点として機能 
 京都市(教育家庭4/2)

○500席の大ホール配置 交流拠点複合施設基本計画 岩手・滝沢村 プロポ
 で設計発注へ(日刊建設工業4/2)

○公共施設15%削減へ さいたま市計画案 公民館、学校と複合化 新規整備
 原則せず(埼玉4/2)

○八代市の公共施設 今月から"年中無休"に(熊本日日4/3)

○榴岡図書館運営も丸善に 仙台市、2館目の委託(朝日<宮城>4/4)

○七ケ浜町の図書館「復活」 生涯学習センターの軽運動場利用
 (朝日<宮城>4/4)

○3千冊積み「移動図書館」が出発 彦根市の「たちばな号」(朝日<滋賀>4/4)

○6年連続貸し出し日本一 加東市立図書館(朝日<兵庫・播磨>4/5)

○歴史的な演説・歌 8図書館で聴取 新潟市(日経<新潟>4/6)

○閲覧雑誌が不足 寄贈して 筑後市立図書館が新制度 書架にスポンサー名
 (朝日<福岡・筑後>4/8)

○クラウドで大学図書館情報(日刊工業4/10)

○キーン氏の功績身近に 北区、中央図書館で紹介 寄贈書展示、映像を制作
 (日経<東京>4/10)

○貸出数最多は岐阜市(朝日<岐阜>4/10)

○〔比べてみれば〕図書館力 期待と現実 ニーズは高め 資料費が悩み
 100億円投じ新施設計画 岐阜市(朝日<岐阜>4/10)

○図書館建設は先送り 五島市、建設費を予算案から削除(建設通信4/10)

○雑誌カバーに広告 注目アップ ひと工夫 岡山県立図書館 308誌 来月か
 ら(中国4/12)

○図書館など各施設を複合化 労働スクエア東京跡地構想 中央区
 (日刊建設産業4/13)

○延岡市立図書館の北浦分館オープン 蔵書数1.5倍超に(朝日<宮崎>4/18)

○〔子どもと育つ〕地域の課題解決に一役 仕掛ける公立図書館 手づくり市
 子育てコーナー どこも予算減… 司書が奮闘(東京4/20)

○米沢市の新文化複合施設 建て替え計画地変更 テナントの退去交渉難航
 (朝日<山形>4/21)

○三田市立図書館システム更新 検索・予約しやすく(朝日<兵庫・三田>4/21)

○新型バスをお披露目 市立釧路図書館 2000冊の本を収納(釧路4/30)

○図書館運営 ツタヤに委託 武雄市、来年度から(毎日5/5)

○木の香り漂う図書館が開館 流山(朝日5/6)
 
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◆集会等のお知らせ
○中部図書館情報学会総会及び講演会&見学会
 日時:2012年6月2日(土)13:00-(講演会14:10-)
 会場:内藤記念くすり博物館
 講演会内容:「内藤記念くすり博物館における資料の活用について」野尻佳与子氏
 (内藤記念くすり博物館学芸員・司書)
 詳細HP:https://sites.google.com/site/chuubutoshokanjouhougakkai/zong-huinoo-zhirase
 申込・問合先:中部図書館情報学会(TEL.080-6903-4167(担当者)
  E-mail:chubulib★civil.nagoya-u.ac.jp)


○図書館情報学検定試験および情報検索能力試験の説明会<京都>
 主催:図書館情報学会,情報科学技術協会
 日時:2012年6月16日(土)14:00-15:00
 会場:佛教大学紫野キャンパス5-401教室
 内容:標記試験の概要,内容,対策セミナー,テキスト,受験手続など説明
 問合先:佛教大学教育学部教育学科・松戸宏予(TEL.075-366-5410(直通)
  E-mail:matsudo★bukkyo-u.ac.jp)


○国際フォーラム「図書館のYAサービスの可能性-ハンブルク青少年図書館(Hoeb4U)
  と日本の事例から」
 主催:ゲーテ・インスティトゥート・ヴィラ鴨川
 日時:2012年7月4日(水)14:00-16:00
 会場:ゲーテ・インスティトゥート・ヴィラ鴨川
 テーマ:YAの読書活動推進とメディアリテラシーの向上,図書館のYAサービスの
  可能性について
 発表者:ジャネッテ・アッハベルガー氏(ハンブルク青少年図書館Hoeb4U館長),
  小川剛氏(京都精華大学国際マンガ研究センター研究員),大西敏之氏(南丹市立
  中央図書館館長)
 詳細HP:http://www.goethe.de/ins/jp/kam/ver/ja9231744v.htm


○図書館基礎講座2012 in 関西
 主催:日本図書館協会「図書館基礎講座2012 in 関西」実行委員会
 日時:2012年7月9日(月),23日(月)9:30-17:00
 会場:大阪府立中之島図書館文芸ホール
 内容:【9日】【第1講】図書館の基礎【第2講】図書館の自由【関西限定特別講座1】
  プロが教えるレファレンスのツボ【23日】【第3講】図書館サービスの動向
 【第4講】選書と出版流通【関西限定特別講座2】知っ得!中之島図書館のビジネス支援
 定員:50名(先着順)資料費:1科目200円(特別講座は無料)
 申込方法:4科目通しでなくとも受講可。名前,TEL,所属,受講希望科目を明記の上
  申込先まで。E-mailは件名を「関西基礎講座」としてください。
 申込・問合先:日本図書館協会企画調査部(E-mail:kikaku★jla.or.jp
  FAX.03-3523-0841 TEL.03-3523-0815)


 図書館イベントカレンダーは下記でご覧ください。
 http://www.jla.or.jp/calendar/tabid/92/Default.aspx

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◆求人情報
○駒澤大学図書館 図書館職員(契約社員):1名
 応募締切:2012年5月25日(金)

○海洋研究開発機構【事業推進部図書館課】事務専門職(正職員移行あり):1名
 応募締切:2012年6月5日(火)必着

○東京大学大学院情報学環・学際情報学府図書室 事務補佐員(短時間勤務有期
  雇用教職員):1名
 応募締切:2012年6月8日(金)17:00必着

 求人情報の詳しいことは下記でご覧ください。
 http://www.jla.or.jp/tabid/334/Default.aspx
 
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◆JLAからのお知らせ
○『図書館雑誌』5月号はゴールデンウィークの関係でお届けできるのが今週
 末頃になる予定です。ご了承ください。

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TEL:03-3523-0811 FAX:03-3523-0841