令和6(2024)年能登半島地震について

この度、地震により亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。
また、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げ、一日も早く平穏な日々に戻る事をご祈念申し上げます。
日本図書館協会及び図書館災害対策委員会も微力ではありますが、支援を模索し、対応してまいります。
被災情報並びにお困り事がありましたら、メールにてご一報いただければ幸いです。
saigai★jla.or.jp
(★を半角@に換えてください。)








JLAメールマガジンバックナンバー

2012/06/07

第599号

====================================================<2012/4/18発信>
             JLAメールマガジン  第599号
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   編集発行:社団法人 日本図書館協会
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▼目次▼
 ■図書館界ニュース
 ■新聞記事より
 ■集会等のお知らせ
 ■求人情報
 ■JLAからのお知らせ
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◆図書館界ニュース
○全国図書館大会島根大会実行委員会開催
 10月に島根県松江市で開催される第98回全国図書館大会島根大会の第1回実
 行委員会が4月17日開催された。会議では最初に実行委員長である今井康雄
 島根県教育長が、「子ども読書県しまね」の施策を紹介しながら、それにふ
 さわしい大会を、と挨拶された。次いで事務局から、これまでの準備状況の
 報告がされた後、大会の概要が提案された。
 学校図書館を活用した教育充実の取組みや「子ども読書県しまね」県民運動
 の意義を踏まえ、「文化を伝え未来を創る図書館―古事記編纂1300年 神々
 の国しまねから」を大会テーマとし、多彩な分科会を行うなどの内容紹介が
 あった。また予算、実施体制、スケジュールなどの提案もあり、それぞれ承
 認された。委員からは要員体制の確保、島根県観光のお誘いなど、積極的な
 発言があった。
 「希望のチカラ」を演題に記念講演をされる玄田有史氏(東京大学社会科学
 研究所教授 「希望の社会科学」プロジェクトのリーダー)からは、"本を
 読むことは、希望を紡ぐ力を与えてくれる。希望に必要な想像力を育んでく
 れるのも読書。図書館を通じて、自分だけの希望をみつけてほしい。"との
 メッセージが寄せられたことの紹介があった。
 分科会は12。公共図書館分科会では「電子書籍とデジタルアーカイブ」のほ
 か、各地の特色ある事例発表の「地方から発信~頑張る図書館」、大学・短
 大・高専図書館分科会は「学習・教育のハブを目指して―教育と連携した図
 書館サービスをデザインする」、注目の学校図書館分科会では「学校図書館
 の可能性を探る」として、島根県の学校図書館活用教育の講演や各地の事例
 発表が企画されている。児童青少年サービス分科会は島根県の読書活動の取
 組みについてさまざまな角度から発表される。これら地元企画の分科会では、
 県立大学で行われている「おはなしレストラン」や東日本大震災の支援活動
 を行っているシャンティ国際ボランティア会の実践報告も予定されている。
 日本図書館協会が企画する分科会は8。専門図書館、障害者サービス・多文
 化サービス、図書館の自由、著作権・出版流通、資料保存、図書館学教育、
 図書館の運営管理、図書館と予算などが検討されている。図書館学教育分科
 会では、司書養成課程をもつ県立大学を会場にして行われる。また「光交付
 金」を経て地方交付税措置された財源の実体化を目指して初めて財政問題を
 テーマにした分科会も企画されている。これには島根県の読書振興施策につ
 いても報告される予定である。
 大会は10月25日、26日に島根県民会館をメイン会場に行われる。


○今年の司書及び司書補の講習実施大学
 平成24年度司書及び司書補の講習実施大学一覧は文部科学省サイトの下記の
 ページに掲載されています。講習の申込み等の詳細は、直接各大学に照会の
 こと。
 http://www.mext.go.jp/a_menu/shougai/gakugei/shisyo/1260111.htm


○図書館の「貸出し」は書籍売上げを増加させている(論考の紹介)
 政策研究大学院大学はこのほど、「平成23年度地財プログラム論文集」を公
 表したが、そのなかに中瀬大樹氏の論文「公立図書館における書籍の貸出が
 売上に与える影響について」が収録されている。「計量経済学による統計的
 分析手法を用いて、図書館における書籍の貸出が書籍の売上に与える影響を
 明らかにすることを目的」に行った結果、「図書館における書籍の貸出によ
 って、売上が総計としては増加していることが分かり、貸出が売上を減少さ
 せているという主張は正確ではないことを示した。」と述べている。
 公貸権を認めることは妥当か、との問題意識をもって、取組まれた研究であ
 るが、論文は日図協関係者などの議論を紹介した後、統計データを用いた実
 証分析、その結果に基づく提言をしている。分析結果から、「図書館による
 書籍の貸出は、売上に対して、正の影響を与えていることが実証された。貸
 出を減少させるような行為は、却って売上を減少させることになるため、著
 作者にとっても不本意な結果をもたらす。」と述べ、「政策によって損をし
 た者に対して、損をした分を補うという意味での"補償"という観点からは、
 図書館の貸出に対する補償は不要」と断じている。
 この論考に対して、指導にあたった同大学の岡本薫教授は、「公貸権に関す
 る広範で高度な実証分析。今後の議論について、非常に価値のある研究成果
 である」と評価している。


*訂正とお詫び
 本メルマガ先週号(第598号)の記事「大阪府立中央図書館蔵書点検」の内
 容に誤りがありました。ご迷惑をおかけしたことをお詫びして訂正いたしま
 す。蔵書点検期間中であっても貸出・レファレンス・複写業務は当該資料の
 点検が済み次第行われます。詳しくは同館ホームページのお知らせをご参照
 ください。
 http://www.library.pref.osaka.jp/lib/oshirase_zoten.html
 
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◆新聞記事より(地域版含む)
○日なたぼっこも読書も [下関市立中央]図書館テラス来月開放(朝日<山口
 ・下関>3/22)

○カバーに広告入れて 館内の雑誌 県立図書館 購入費節減 企業・団体を
 募集(山陽3/22)

○ララ号お疲れさま 園児ら移動図書館に別れ 高松(四国3/22)

○図書館が相互協力協定 清和大と木更津市 新年度から両館の貸借可能
 (千葉日報3/23)

○県立図書館長に原口氏 県教委人事 非常勤 情報発信に期待
 (朝日<鹿児島>3/23)

○越後佐渡デジタルライブラリー 資料数1.5倍に拡充 県立図書館
 (新潟日報3/23)

○塩尻教授の功績後世に 旧制高知高教え子ら資料寄贈 高知大図書館に「文
 庫」(高知3/23)

○移動図書館車2代目出発 行橋市の「ゆっくん」、3300冊積載可(朝日<福岡
 ・京築>3/24)

○韓国から図書寄贈 名大付属図書館 総領事館が仲介(中日3/25)

○3市図書館相互利用 来月から 大牟田・柳川・みやま(朝日<福岡・京築>
 3/25)

○国会図書館の検索 刷新 日立 外部DBとサービス統合(日刊工業3/28)

○本広げ 笑顔つながる 女川に新図書館オープン(河北新報3/26)

○ゴルフ史探究私設図書館 佐伯区の元公務員坂本さん 明治以降の資料2300
 点 古書や写真 学生に開放も(中国3/26)

○移動図書館車 南アフリカへ 下松市が無償譲渡(朝日<山口東>3/26)

○画家・石井鶴三の「底辺」 松本 信大付属図書館、寄贈資料の一部94点公
 開 「宮本武蔵」の挿絵も(信濃毎日3/27)

○楽し~い!学校図書館 美里町・砥用小 手づくり掲示板やアート創作活動
 本に親しむ活動 表彰も(熊本日日3/28)

○離島図書館 協議求める 八重山分館廃止で集会(沖縄タイムス3/28)

○出版社に原版権を 海賊版対策 業界、法整備目指す(読売3/29夕)

○〔水平 垂直〕出版デジ機構2日発足 100万点電子化 2000億円市場へ一丸
 新刊の扱い未定 著作権保護課題(産経3/30)

○図書館サービスで連携 宇治市と京都文教大・短大 市貸し出しカードで入
 館 来月24日から(京都3/30)

○「ほしらんど くだまつ」完成 公民館と図書館 5月以降オープン
 (朝日<山口東>3/30)

○[高知]県図書館網に県大参加 蔵書相互貸借380万冊に(高知3/30)

○図書室、住民に潤い 町役場 双葉郡唯一 震災後いち早く再開
 (福島民報3/31)

○県内初「電子図書室」 生涯学習センターが完成 綾川町(四国3/31)

○〔インサイド りぽーと〕中心市街地案 広がる波紋 伊予市 文化ホール
 ・図書館の用地選定 新候補地区 「活性化に寄与」 / ウェルピア地元
 地区 「現行計画維持」 行政と住民 方向性共有を(愛媛3/31)

○国内最大級開架37万冊 県市図書館基本計画 閲覧多様に530席 新図書館
 メモ(高知3/31)

○徳島市立図書館 アミコビル5・6階 きょうオープン 広さ3倍 収蔵50
 万冊 自動貸出機を設置 屋外でゆったり 開放的で明るく 子育て安心ス
 テーション 託児や相談・情報交換も(徳島4/1)

○新ララ号お披露目 高松移動図書館車(四国4/1)

○コンピューター導入 貸し出し迅速化 町立図書館 装い新たに 三戸
 (東奥日報4/2)

○図書館分館 西方に開設 栃木 ネットワーク整備も(下野4/2)

○「子ども図書室」オープン 床面積1.5倍、蔵書も拡充 県立図書館
 (熊本日日4/2)

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◆集会等のお知らせ
○2012年度患者図書館司書養成講座(図書館員のための医学講座)
 期日:2012年5月20日,6月17日,7月22日,9月23日,10月14日(全5回)13:00-17:00
 会場:日本病院患者図書館協会
 受講資格:館種を問わず図書館員(現職者優先)。4回以上受講可能の方。
 内容:医学概論,解剖・生理学,患者図書館資料論(健康医療情報リテラシー論)
 受講料:3000円/(一括払も可)締切:5月15日
 詳細HP:http://www.jhpla.jp/
 問合先:日本病院患者図書館協会(TEL.03-3578-9988 libraryp★mse.biglobe.ne.jp)


○2012年度障害者サービス担当職員養成講座(基礎コース)
 主催:日本図書館協会 企画・運営:障害者サービス委員会
 期日:2012年6月13日(水)~15日(金) 【3日間】
 会場:日本図書館協会2階研修室 他
 対象:公共図書館職員ほか 定員:20名 参加費:10000円(資料代含)
 申込締切:5月28日(月)(先着順)
 詳細HP:http://www.jla.or.jp/portals/0/html/lsh/2012kiso.html
 申込先:日本図書館協会企画調査部「障害者サービス担当職員養成講座係」
 (TEL.03-3523-0815 FAX.03-3523-0841 E-mail:kikaku★jla.or.jp)


 図書館イベントカレンダーは下記でご覧ください。
 http://www.jla.or.jp/calendar/tabid/92/Default.aspx
 
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◆求人情報
○東京大学大学院情報学環・学際情報学府図書室 事務補佐員:1名
 応募締切:2012年4月23日(月)17:00必着

 求人情報の詳しいことは下記でご覧ください。
 http://www.jla.or.jp/tabid/334/Default.aspx
 
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◆JLAからのお知らせ
○2012年度中堅職員ステップアップ(2)研修申込受付中!締切間近です!!
 詳細は『図書館雑誌』3月号および当協会ホームページをご覧ください。
 http://www.jla.or.jp/committees/kenshu/tabid/414/Default.aspx
 問合先:研修事業委員会担当(E-mail:kenshu★jla.or.jp TEL.03-3523-0811)

○『図書館雑誌』4月号の発送は完了しました。現時点で届いていない場合は
 郵便事故の可能性がありますので至急ご連絡ください。
 問合先:会員係(TEL.03-3523-0811 FAX.03-3523-0841 somu★jla.or.jp)

○2011年度第13回施設会員配付資料(3月30日付発送)※2011年度最終
 <A,B,C会員配付資料>
(1)日本の参考図書 四季版 No.182
(2)多文化コミュニティ-図書館サービスのためのガイドライン
 上記資料とともに『図書館雑誌』2012年4月号をお届けしております。
 これまでにお届けしている資料は下記でご案内しています。
 http://www.jla.or.jp/membership/tabid/159/Default.aspx
 問合先:会員係(TEL.03-3523-0811 FAX.03-3523-0841 somu★jla.or.jp)

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