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JLAメールマガジン 第597号
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編集発行:社団法人 日本図書館協会
Copyright,2012 Japan Library Association 無断転載転送を禁じます
JLAホームページアドレス http://www.jla.or.jp/
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▼目次▼
■図書館界ニュース
■新聞記事より
■集会等のお知らせ
■『図書館雑誌』4月号のお知らせ
■求人情報
■JLAからのお知らせ
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◆図書館界ニュース
○国立国会図書館長に大滝則忠氏就任
国会は3月30日の本会議で国立国会図書館長の人事を承認した。長尾真氏が3
月31日付で退任、大滝則忠氏が4月1日付で就任した。大滝氏は1944年生まれ
67歳。1968年国立国会図書館に就職、総務部長(2001~2003年)、副館長
(2003~2004年)を経て、2006年から東京農業大学教授。2011年日本図書館
協会理事に当選、常務理事を務め、専ら公益法人移行や協会の組織強化のた
めに尽力された。館長就任に伴い、協会役員は辞任された。
国立国会図書館生え抜きの初めての館長である。図書館の連携協力の中心と
しての役割をもつ国立国会図書館が、さらに進展することが期待される。
前館長の長尾真氏は日本図書館協会の会長を経て、2007年に館長に就任、
「長尾構想」により、国立国会図書館のミッションを明らかにし、「納本」
制度の普及、資料のデジタル化の推進に尽力された。求めがあれば、小規模
の集会にも気軽に出かけ、図書館の役割、電子図書館を話し、自ら国立国会
図書館の「セールスマン」と称しておられた。
○「政策提言」を改訂―大活字文化普及協会の事業に協力
大活字文化普及協会は、独立行政法人福祉医療機構社会福祉振興助成事業を
受け、「読み書きサービスの全国普及促進事業」を実施していたが、その報
告書が完成、全国の公立図書館に寄贈された。
また、同協会から、日本図書館協会が2006年に文字・活字文化振興法施行の
とき公にした「豊かな文字・活字文化の享受と環境の整備―図書館からの政
策提言」を、報告書と併せて送付したいとの意向が示されたので、改訂版を
緊急に作成し提供した。「提言」発表後6年を経ているので、現状に沿わな
い事項も多いので、改めて見直し、改訂することとしたものである。
2006年提言では、地方交付税の見直し、過疎債の図書館事業への適用、政府
刊行物の図書館への提供、著作権法改正による障害者ための媒体変換などの
課題について提起したが、それらはいずれも解決、実現に向かっていること
が改めて確認できた。改訂した「提言」では、委託などに対する公契約基準
や東日本大震災に関わる提言を加えたほか、最新の数値データを示した。広
く活用されることを期待する。
○被災地図書館支援、4月以降も継続します
震災から1年を過ぎたましたが、被災地での図書館の復旧、復興は始まった
ところです。図書館への支援はこれから先、長期にわたると思われる状況に
あります。日本図書館協会では、2012年4月以降も、支援活動と被災地救援
のための義援金募集を継続します。震災対策委員会は、月曜日から金曜日の
13時~16時の間、委員が図書館協会に詰めていますので、電話での連絡はこ
の時間帯にお願いします。メールによる連絡・相談は、shisai★jla.or.jp
までお願いします。電話 03(3523)0814
○東日本大震災の義援金の募集を継続します
昨年1年間、多くの個人、図書館関係団体、各図書館、職場、図書館関係の
集会などから図書館への支援のための義援金をお寄せいただきました。あり
がとうございました。被災地図書館支援のための義援金の募集を、2012年4
月以降も継続をします。寄せられた義援金は、2011年度同様、被災地の図書
館の復旧、復興のために役立てていく予定です。図書館の復旧、復興のため
の皆様のご支援、ご協力を改めてお願いをします。
義援金は、郵便局備え付けの振込用紙にご記入の上、お寄せくださるよう
お願いします。なお振込み手数料はご負担くださるようお願いします。
口座番号 00110-6-24181
加入者名 社団法人日本図書館協会
通信欄に、「震災義援金」と記載してください。
http://www.jla.or.jp/home/earthquake/tabid/352/Default.aspx
○福島県立図書館、仮設住宅と仮設校への支援事業開始
福島県立図書館では、震災などにより浜通りの13自治体から避難している県
民を対象として資料の支援と朗読会等行事の支援を行う。事業の目的は、心
の拠り所としての読書環境の実現を目指し、仮設住宅と仮設校を対象とする
もので、(1)資料支援事業、(2)行事支援事業の2事業が予定されている。
(1)資料支援事業は、200冊の図書を1セットとして編成し巡回により仮設住
宅に提供、2か月から3か月を目安に入れ替えを行っていくもの。仮設住宅等
が閉所となるまでの期間を予定している。(2)行事支援事業は、県内6か所の
仮設校の児童を対象、県立図書館職員が「おはなしかい」を行なうとともに、
仮設住宅の住民を対象に県内2か所で、朗読団体が「朗読会」を行う。
○被災地で移動図書館車をご活用ください
海陽町立図書館(徳島県海部郡)から、移動図書館車を被災地の図書館か学
校図書館で是非使っていただきたいという希望が寄せられています。
移動図書館車の仕様 名前:「まつかぜ」/初年度登録:1991(平成3)年/
社名:いすず/ボデー:林田製作所製/シャーシ:2トン車トラック ディー
ゼル マニュアル車/全長:500㎝/幅:178㎝/高さ:257㎝/排気量:2,770
/走行距離:約23,000㎞/積載冊数:1,500冊/車検:2013(平成25)年3月26
日まで /*注:2007(平成19)年に全塗装をしていますが、後部タイヤハウ
スに一部浮きがあります。
希望される自治体・学校は下記までご連絡をください。
連絡先:東日本大震災対策委員会(担当:西野、西村、児玉)
電話:03-3523-0814 e-mail shinsai★jla.or.jp
○東日本大震災支援で感謝状
宮城県東松島市の阿部秀保市長から日本図書館協会に、東日本大震災の被災
者支援、復旧復興の貢献に対して感謝状が3月11日付けで贈られた。協会名
とともに、「全国図書館員有志の会」が記されている。これは全国の多くの
図書館員の方々がさまざまなかたちで支援いただいたので、併せて感謝の意
を表したいとのご意向によるものである。
○国立がんセンターから図書の提供
このたび国立がんセンターから、がんについての啓発のために、図書『もし
も、がんが再発したとき―患者必携 本人と家族に伝えたいこと』を全国の
公共図書館に寄贈したいとの相談があったので、日本図書館協会協会はそれ
に応え、日本図書館協会発送センターから送付した。
同センターは一昨年、各種がんに関するパンフレットを作成、これの図書館
への寄贈をし、その後その利用等のアンケートを実施した。これには協会健
康情報委員会が協力して行ったが、同センターはその結果を見て、図書館で
の情報提供は有効と評価し、このたびの企画となったものである。同センタ
ーは引続き、同様の企画を実施する意向を明らかにしている。
○映画「HOME 愛しの座敷わらし」にタイアップポスター
日本図書館協会は株式会社東映エージエンシー(東映映画)の映画「HOME
愛しの座敷わらし」のタイアップポスターに協力した。第139回直木賞候補
に選ばれ話題となった荻原浩著『愛しの座敷わらし』(朝日文庫刊)を映画
化したもので、文部科学省選定映画。
ポスターは、原作本から映画化、本から映画へ、映画から読書へ、家族で図
書館に行き 本を読んで頂きたいというメッセージをビジュアル化したもの
で、上映公開される時期の「4月30日は図書館記念日」が協会の名前ととも
に入っている。協会の発送センターから、図書館に順次送付される。
○図書館関係の人事
文部科学省図書館振興係長 松井佳奈江氏
国立国会図書館関西館長 石川武敏氏
国際子ども図書館長 坂田和光氏
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◆新聞記事より(地域版含む)
○〔文化 読書で 復興の風景〕中 書店と図書館 心の支え 自分が選ぶ
(中日3/7夕)
○避難者へ故郷の情報 福島県配送 神奈川[県内の公立図書館や公共施設等
に]に地元2紙(神奈川3/8)
○〔学ぶ・育む〕児童図書館36年で幕 川崎の故渋谷さんが創設 保護者らも
運営や読書会(朝日<第2神奈川>3/8)
○大きな期待背負って出発! 遠方まで本をお届け 移動図書館車13日"発車"
若桜町(日本海3/8)
○大熊[町]の4児童 佳作 図書館使った学習審査 全国から2万9700作品応募
(福島民報3/9)
○史料目録、デジタル化 古文書や絵図10万点 [金沢市立玉川図書館]近世史
料館 ネット検索可能に(北国3/9)
○図書施設が情報共有 姶良[市] 予約や検索も迅速化(南日本3/9)
○石巻の商店街にミニ図書館 空き店舗借り全国からの寄贈本3千冊 足利の
川端秀明さん、開館 「常設、息の長い支援活動」(朝日3/13)
○本と親しむきっかけを 小児科に「えほんコーナー」 日光市今市図書館が
設置 1年ごとに50冊更新(下野〈県北・日光〉3/20)
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◆集会等のお知らせ
○日本図書館研究会情報組織化研究グループ2012年4月月例研究会
日時:2012年4月14日(土)14:30-17:00
会場:大阪市立弁天町市民学習センター第3研修室
テーマ:国立国会図書館ダブリンコアメタデータ記述(DC-NDL)解読講座
発表者:柴田洋子氏(国立国会図書館電子情報部)
詳細HP:http://www.tezuka-gu.ac.jp/public/seiken/
○講演会「読者としての子どもたち-発達と読書、読書の発達-」
主催:国立国会図書館国際子ども図書館
日時:2012年5月12日(土)14:00-16:30(予定)
会場:国際子ども図書館ホール(3階)
講師:秋田喜代美氏(東京大学大学院教育研究科教授,教育心理学者)宮川健郎氏
(武蔵野大学教授,児童文学研究者)
定員:100名(申込み多数の場合は抽選)締切:4月24日(火)
詳細HP:http://www.kodomo.go.jp/event/event/event2012-04.html
問合先:国際子ども図書館企画協力課企画広報係(TEL.03-3827-2053(代表))
○明治大学リバティアカデミー講座『検索力アップとパスファインダー作成講座
(演習方式)-図書館員のためのブラッシュアップ講座1』
期日:2012年5月12日(土)~6月30日(土)15:00-16:30【全8回】
会場:明治大学駿河台キャンパス
内容:Googleの検索オプションを使いこなす,図書を探す裏ワザ(1・2)論文・
記事を探す裏ワザ(1・2)専門家,専門機関を探す裏ワザ,パスファインダー
を作ってみよう,成果の発表(こんなパスファインダーを作った)
定員:25名 受講料:20500円 締切:5月1日(火)
詳細HP:https://academy.meiji.jp(資格実務講座 講座コード12130024)
問合先:明治大学リバティアカデミー事務局(TEL.03-3296-4423
E-mail:academy★mics.meiji.ac.jp)
図書館イベントカレンダーは下記でご覧ください。
http://www.jla.or.jp/calendar/tabid/92/Default.aspx
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◆『図書館雑誌』4月号(64ページ・定価980円)のお知らせ
○特集「広がりをみせるパスファインダー」
・戦略的ツールとしてのパスファインダー-千葉大学附属図書館における
「授業資料ナビゲータ」の取り組みと展開(米田奈穂・竹内比呂也)
・医療・健康に特化した地域連携パスファインダー「メディカルパス」に
ついて-愛知医科大学と近隣公共図書館の事例(杉山毅・市川美智子)
・パスファインダー-主題アクセス再評価への道しるべ
(山田稔・鹿島みづき)
・「おおいたの調べ学習ガイド」作成について(辻さやか)
・国立国会図書館「リサーチ・ナビ」構築作業の概要,内容紹介(坂尻貢市)
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◆求人情報
○兵庫教育大学附属図書館 非常勤職員:1名
応募締切:2012年4月13日(金)必着
○(株)甲南学園サービスセンター 大学図書館司書スタッフ:2名
応募締切:2012年4月13日(金)
○(学)ルーテル学院 図書館司書(特別契約職員):若干名
応募締切:2012年4月19日(木)必着
求人情報の詳しいことは下記でご覧ください。
http://www.jla.or.jp/tabid/334/Default.aspx
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◆JLAからのお知らせ
○JLA委託販売新刊
21世紀の図書館におけるプライヴァシーと情報の自由 アメリカ図書館協会
知的自由部 ジェイソン・グリフィー、サラ・ヒュートン・ジャン、イーラ
イ・ニーバーガー編著 高鍬裕樹、久野和子、川崎智子、川崎良孝訳 京都
図書館情報学研究会発行 日本図書館協会発売 2012.4 117p A5判
定価2100円 ISBN978-4-8204-1117-8
○2012年度中堅職員ステップアップ(2)研修申込受付中!!
詳細は『図書館雑誌』3月号および当協会ホームページをご覧ください。
http://www.jla.or.jp/committees/kenshu/tabid/414/Default.aspx
問合先:研修事業委員会担当(E-mail:kenshu★jla.or.jp TEL.03-3523-0811)
○2011年度第12回施設会員配付資料(3月30日付発送)
<A,B会員配付資料>
(1)全国図書館大会多摩大会記録
<A会員配付資料>
(2)カレントアウェアネス No.311
これまでにお届けしている資料は下記でご案内しています。
http://www.jla.or.jp/membership/tabid/159/Default.aspx
問合先:会員係(TEL.03-3523-0811 FAX.03-3523-0841 somu★jla.or.jp)
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