令和6(2024)年能登半島地震及び同年4月17日に愛媛・高知で発生した地震について
 この度、亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。
また、それぞれの地震で被災された皆様に心よりお見舞い申し上げ、一日も早く平穏な日々に戻る事をご祈念申し上げます。
日本図書館協会及び図書館災害対策委員会も微力ではありますが、支援を模索し、対応してまいります。
被災情報並びにお困り事がありましたら、メールにてご一報いただければ幸いです。
saigai★jla.or.jp
(★を半角@に換えてください。)








JLAメールマガジンバックナンバー

2012/06/07

第591号

====================================================<2012/2/22発信>
             JLAメールマガジン  第591号
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   編集発行:社団法人 日本図書館協会
  Copyright,2012 Japan Library Association   無断転載転送を禁じます 
  JLAホームページアドレス  http://www.jla.or.jp/
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▼目次▼
 ■図書館界ニュース
 ■新聞記事より
 ■集会等のお知らせ
 ■求人情報
 ■JLAからのお知らせ
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◆図書館界ニュース
○「知的財産推進計画2012」策定に際して、TPPに関する意見を提出
 政府は「知的財産推進計画2012」策定に対して意見を求めていたが、日本図
 書館協会は著作権委員会の検討結果をもとにTPP(環太平洋戦略的経済連携
 協定)に関連し、次の意見を提出した。
 2011年11月11日、首相記者会見において「TPP交渉参加に向けて関係国との
 協議に入る」との発表がされているが、TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)
 には著作権を含む知的財産の項目が存在し、著作権の保護期間延長や非親告
 罪化を懸念する声がある。国際協調は重要であるが,各国で関係法令や裁判
 制度等が異なることを考えれば、各国の事情は尊重されるべきであり、知的
 財産推進計画に「著作権における我が国の立場の明確化」などの項目を設け、
 協議に当たっては明確に我が国の立場を主張すべきである。
 なお、「非商用著作物の活用」についても次のように意見を提出した。
 当協会は、インターネット上の情報を代表とする、商業目的としておらず、
 なおかつ、有用なものについては、図書館のみならず企業等においても複製
 の需要があるはずであり、このような現行の著作権法を厳格に適用すれば違
 法となる行為について、一定の条件のもと、権利制限を行うことの必要性を
 指摘してきたところである。平成23年1月に公表された文化審議会著作権分
 科会報告書には、著作権法に「権利制限の一般規定」を導入する必要性につ
 いての記述があるが、上に挙げたような著作物の利用が対象と考えられてい
 るようには思われない。「権利制限の一般規定」は、その性格上、判例の蓄
 積等により対象が定まっていくという性格を持つものの、商業目的としない
 著作物については訴訟とならず判例が蓄積されないという性格を持つ。この
 ため、知的財産推進計画に「非商用著作物の活用」などの項目を設け、非商
 用著作物の利用に関する諸問題を検討すべきである。


○経済産業省「緊急電子化事業」への協力
 経済産業省は書籍の電子化促進を図る一環として、東日本大震災被災地域の
 「知へのアクセス向上」を目的とした「コンテンツ緊急電子化事業」を今年
 度から実施することを決め、その受託先として日本出版インフラセンター
 (JPO)を指名した。総額20億円、政府補助金10億円の事業である。2月21日
 JPOはその実施のために、出版関係団体を集めフォーラムを開催した。
 東日本大震災の被災地支援を目的とする事業として、被災地の出版者、およ
 び被災地に関係するコンテンツ6万点を電子化するもので、日本図書館協会
 にも協力の依頼があった。具体的には、電子化する書籍の選定、収集した書
 籍の活用等への協力である。協会はJPOの構成員であり、また図書館の資料
 のデジタル化とその活用促進を図る上で有効と考え、積極的に協力すること
 とした。
 協会は被災地の県立図書館に、このことを伝え協力要請をした。この事業の
 構想には書籍の電子化と普及は織り込まれているが、図書館における電子書
 籍の活用までは視野に入っていないと思われる。図書館における電子化され
 たコンテンツの提供が重要との立場で臨んでいく。
 参考:「新文化」2012年2月9日「電子化への補助金10億円、その使い方は?
  日本出版インフラセンター専務理事永井祥一氏に聞く」


 ○公益法人日本図書館協会の「最初の代議員選挙(個人会員選出)」の投票
  締切が28日(火)に迫っています!投票をお願いします。
 公益社団法人となる日本図書館協会の最初の代議員選挙の投票締切日2月28
 日(火)(当日消印有効)が近づいてきました。投票の権利を放棄しないで
 下さい。個人会員の皆さまにお送りした代議員候補者名簿に掲載された候補
 者のうちから、所属する選挙区の候補者を1名選び、投票用紙に記入の上、
 返信用封筒によりお送りください。返信用封筒にも、所属する選挙区と投票
 者の氏名を忘れずに記入してください。
 「最初の代議員選挙の各都道府県の定数並びに立候補者数および候補者名を
 下記URLで公表しています。
 http://www.jla.or.jp/committees//tabid/392/Default.aspx
 
○被災地図書館の写真貸出しを4月以降も継続します
 貸出用の写真セットは4セットを予定しています。「Help-Toshokan」図書館
 支援隊のメンバーが撮影した被災地図書館の写真および図書館支援隊の活動
 の様子の写真。A4判約100枚、ラミネート加工済。貸出期間については要相
 談、送料の片道分を負担してください(1000円~4000円くらい)。
 希望する図書館・機関は、館名・機関名、住所、電話番号、担当者名、貸出
 希望期間をメールでお知らせください。問合せ:日本図書館協会(震災対策
 委員会):e-mail  shinsai★jla.or.jp 西村・児玉・磯部TEL03(3523)0814

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◆新聞記事より(地域版含む)
○憲吉「文芸館」来月開館 [三次市]布野 「短歌の里」全国に発信 短冊や
 手紙200点 住民、活性化を期待 [図書館併設](中国1/6)

○厄払いは[尾鷲市立図書館]寿文庫へ 中高生にPRポスター依頼 [厄払いの
 経費を図書購入に向けてもらう運動]](紀勢1/7)

○新県立図書館の指定管理者公募 来月まで県教委(山梨日日1/19)

○小川国夫の資料を寄贈 大阪芸大へ(朝日<大阪本社>1/19夕)

○商店街に絵本図書館 姫路・西二階町 名作など650冊(朝日<兵庫・播磨>1/21)

○新徳島市立図書館 好立地 中身も充実 自動貸し出し機/開館21時まで/
 保育士も 4月1日JR徳島駅前に開館(朝日<徳島>1/22)

○学校図書館 新聞で活性 購読費・司書配置 国が新年度予算化(読売1/27)

○〔松山 北中新聞〕学びの中心 図書館盛況 保護者ら結成 「北極星マザ
 ーズ」奮闘 七夕・Xマス会など催しも(愛媛1/27)

○メディアテーク 全館の利用再開 [仙台市](河北新報1/28)

○中山[町]に4月開館 新感覚の町立図書館 愛称つけて DVD視聴ブースや
 「空中図書」も(山形1/28)

○江戸時代の書籍5000冊所蔵 長野の施設[長野電波技術研究所付属図書館] 
 データ化 電子書籍や紙に複製(信濃毎日1/28)

○新県立図書館長に阿刀田氏 日本ペンクラブ前会長、直木賞作家
 (山梨日日1/28)

○市島図書館を休館 丹波市 下水逆流、館内覆う(朝日<兵庫・三田>1/28)

○寄贈本、ほしい施設へ仲介 大分県立図書館、ネットにシステム
 (朝日<西部本社>1/29)

○図書館を相互利用へ 川崎・町田市が協定 対象は300万冊、4月開始
 (神奈川1/31)

○書籍アプリで情報無断収集 スマートフォン どんな本、何ページまで
 (読売1/31夕)

○〔23区予算案 今年の目玉! 江戸川区〕「読書科」4月から 全国初 区立
 小中学校で正規授業 まず年25時間 「本好き育てる」 学力向上の狙いも
 (東京2/2)

○横須賀市4図書館 録音図書利用を 朗読CDの貸し出しも(神奈川2/2)

○絵本・育児書の宅配が好評 毎年3000冊以上貸し出し 司書選定の本をセッ
 ト(5冊)で提供 県立図書館 大分県(公明2/2)

○図書館利用30万人に 下條[村立図書館] 95年開館 交流の場づくりに力 
 1人当たり貸し出し 県内でトップクラス(信濃毎日2/4)

○毎号索引をDB化 那須町図書館 [下野新聞縮刷版]33年分、全4000項目活用
 へ(下野<県北・日光>2/7)

○木曽 複合施設住民アンケート 賛否二者択一に 町が最終案(信濃毎日2/7)

○利用したい時、開いている? 大学図書館の開館状況調査 日曜祝日は閉館
 多く 長期休暇中も 大学は「財政的に難しい」 首都圏では 海外では 
 今後は(毎日2/10夕)
 
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◆集会等のお知らせ
○主題文献精読会2012年2月例会
 日時:2012年2月25日(土)14:00-18:00
 会場:東京理科大学森戸記念館2階第2会議室
 テーマ:Vanda Broughton著「Essential thesaurus construction」の輪読
 発表者:赤川公規氏,宮本英行氏(東洋大学)
 問合先:光富健一(東京理科大学野田図書館 TEL.04-7122-9157
  E-mail:mitutomi★admin.tus.ac.jp)鈴木学(日本女子大学西生田図書館
  TEL.044-952-6937 E-mail:suzukima★atlas.jwu.ac.jp)


○図書館のあり方について考える講演会
 主催:名古屋市の図書館を考える市民の会
 日時:2012年3月3日(土)13:30-15:30
 会場:栄ガスビル5F栄ガスホール
 内容:「図書館のミッションを考える」片山善博氏(元総務大臣,慶應義塾大学教授)
 入場無料・申込不要 詳細HP:http://nagoyacitizenlib.bufsiz.jp/
 問合先:名古屋市の図書館を考える市民の会・増田勝(TEL&FAX.052-877-8023)


○Coce4Lib Conference 2012 参加報告会
 主催:Code4Lib JAPAN
 日時:2012年3月5日(月)13:00-17:00
 会場:さくらWORKS<関内>
 定員:15名 参加費:無料 申込締切:3月1日(木)
 内容:参加報告,ライトニングトーク4本再現,パネルディスカッション「日本と
  米国のICT力の差はいかほどか!?」ほか
 詳細HP:http://www.code4lib.jp/2012/02/947/


○むすびめWEST講演会
 日時:2012年3月9日(金)19:00-20:30
 会場:難波市民学習センター和室
 内容:「韓国国立中央図書館の協同型レファレンスシステム『司書に聞いて
  みましょう』」パク・ウンジュ氏(韓国国立中央図書館司書)「多文化共生
  について-韓国・アメリカ・日本」パク・キョンミン氏(ミシガン大学博士課程)
 参加費:無料 詳細HP:http://www.musubime.net/
 問合先:浜口美由紀(国際交流基金関西国際センター図書館 TEL.072-490-2605
  FAX.072-490-2805 E-mail:miyuki_hamaguchi★jpf.go.jp)


○第17回図書館利用教育実践セミナー in 京都
  館種を超えた図書館利用教育のスタンダードをめざして
 主催:日本図書館協会 担当:図書館利用教育委員会
 日時:2012年3月10日(土)9:30-13:00
 会場:キャンパスプラザ京都4階第2講義室
 参加(資料)費:JLA個人会員500円/JLA個人会員以外1000円
 定員:280名(申込先着順,当日受付あり)申込締切:3月5日(月)
 詳細HP:http://www.jla.or.jp/cue/
 申込・問合先:JLA図書館利用教育委員会事務局(E-mail:cue★jla.or.jp)


○岡山県図書館協会創立60周年記念講演会「わたしの図書館人生」
 主催:岡山県図書館協会
 日時:2012年3月12日(月)14:00-16:30
 会場:岡山県立図書館多目的ホール
 定員:60名程度 参加費:無料 申込締切:3月2日(金)必着
 内容:講演「わたしの図書館人生」秋田征矢雄氏(元金光図書館職員)
 詳細HP:http://www.libnet.pref.okayama.jp/libnet/kentok/
 申込・問合先:岡山県図書館協会事務局(岡山県立図書館メディア協力課内
  E-mail:kentok★libnet.pref.okayama.jp TEL.086-224-1269 FAX.086-224-1208)


○公共図書館の児童サービスを考える2012「学校図書館との連携のために」
 主催:図書館問題研究会兵庫支部こども委員会 共催:図書館問題研究会大阪支部
 日時:2012年3月12日(月)13:30-17:00
 会場:神戸市立婦人会館4階もくれん
 内容:豊中市の取組,神戸市の取組,「生きのびるための読書、押しつけられる読書」
  明定義人氏
 参加費:200円(会員無料)持ち物:はさみ,ホチキス
 申込先:島崎晶子(FAX.0798-45-5004 E-mail:a2.mly★nishi.or.jp)

 図書館イベントカレンダーは下記でご覧ください。
 http://www.jla.or.jp/calendar/tabid/92/Default.aspx

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◆求人情報
○大阪大学大学院国際公共政策研究科ライブラリー 事務補佐員:1名
 応募締切:2012年2月27日(月)17:00必着

○兵庫県立大学神戸学園都市学術情報館 非常勤嘱託:1名
 応募締切:2012年2月28日(火)必着

○草加市立中央図書館 臨時職員:若干名
 応募締切:2012年2月29日(水)

○お茶の水女子大学 事務補佐員:1名
 応募締切:2012年2月29日(水)必着

○香川高等専門学校詫間キャンパス図書館 非常勤職員:1名
 応募締切:2012年2月29日(水)必着

○東京学芸大学附属図書館 非常勤職員:1名
 応募締切:2012年3月2日(金)必着

○学習院大学図書館 アルバイト:3名
 応募締切:2012年3月3日(土)必着

○昭和大学図書館 司書 契約職員:若干名 パートタイマー:1名
 応募締切:2012年3月5日(月)必着

○明海大学図書館 長期パート:若干名
 応募締切:2012年3月6日(火)必着

○栃木県立図書館 司書嘱託員:2名(うち1名障害者の方)
 応募締切:2012年3月6日(火)

求人情報の詳しいことは下記でご覧ください。
 http://www.jla.or.jp/tabid/334/Default.aspx
 
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◆JLAからのお知らせ
○『図書館雑誌』2月号の発送は完了しました。現時点で届いていない場合は
 郵便事故の可能性がありますので至急ご連絡ください。
 問合先:会員係(TEL.03-3523-0811 FAX.03-3523-0841 somu★jla.or.jp)

○転居や勤務先変更により『図書館雑誌』の送付先が変更になる場合は、月末
 までにご連絡いただけると、翌月より新住所へお届けいたします。FAX、メ
 ール、異動届用紙等でお知らせください。
 問合先:会員係(TEL.03-3523-0811 FAX.03-3523-0841 somu★jla.or.jp)

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■登録アドレスの変更・解除はかならずご連絡ください。mailmaga★jla.or.jp 

 

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TEL:03-3523-0811 FAX:03-3523-0841