令和6(2024)年能登半島地震について

この度、地震により亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。
また、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げ、一日も早く平穏な日々に戻る事をご祈念申し上げます。
日本図書館協会及び図書館災害対策委員会も微力ではありますが、支援を模索し、対応してまいります。
被災情報並びにお困り事がありましたら、メールにてご一報いただければ幸いです。
saigai★jla.or.jp
(★を半角@に換えてください。)








JLAメールマガジンバックナンバー

2011/07/15

第560号

====================================================<2011/7/6発信>
  JLAメールマガジン 第560号
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 編集発行:社団法人 日本図書館協会
  Copyright,2011 Japan Library Association  無断転載転送を禁じます 
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▼目次▼
 ■図書館界ニュース
 ■新聞記事より
 ■集会等のお知らせ
 ■『図書館雑誌』7月号のお知らせ
 ■求人情報
 ■JLAからのお知らせ
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◆図書館界ニュース
○私立図書館に関する税制改正を要望
 日本図書館協会は「私立図書館に関する税制改正要望」を6月29日、文部科
 学大臣、民主党幹事長に提出した。社団法人、財団法人が設置する私立図書
 館については、その公共性から、不動産取得税、固定資産税、都市計画税に
 免税の措置がされている。しかし新たな法人制度改革により、公益法人に認
 定されないと一般と同じく課税されるので、この措置を継続することを求め
 るものである。
 私立図書館には、地域の子どもたちに対する読書を支援する子ども図書館、
 優れた子どもの本を推薦し、子どもの読書についての専門職員の養成、研究
 を行っている図書館や古典籍や戦前期の資料など専門性の高い資料、希少価
 値の高い資料など特色あるコレクションを構築して、全国規模でのサービス、
 事業を実施している図書館がある。いずれも国民に広く公開し、資料、情報
 に対する需要の高度化・多様化が進んでいるなか、重要な役割を果たしてお
 り、文部科学省は私立図書館のこの役割に着目して「図書館の設置及び運営
 上望ましい基準」の対象として検討を重ねている。
 図書館は、中味のともなうコンテンツを継続的に体系的に収集、維持し、そ
 れを提供する情報サービスにより、人々が知識を創造していくことを支援す
 るための機関であり、単なる施設ではない。そのコンテンツを保存するため
 に、施設、建物など不動産が必要とされるが、その不動産に係る税が課税さ
 れることにより閉館を余儀なくされ、また、コンテンツの維持が出来ず、散
 逸する事態を招きかねない。
 昨年笹木文部科学副大臣がお茶の水図書館を視察し、このような実状につい
 て現場の意見を聴いた。
 協会は日本博物館協会などとも協力して、実現を図るよう取り組んでいく。

○矢吹町図書館(福島県)で蛍光灯破片除去作業、行う
 「Help-Toshokan」図書館支援隊第2期活動の一環として、6月30日~7月1日
 の二日間、矢吹町図書館を訪れ、蛍光灯破片除去のボランティア活動を行っ
 た。参加したのは、NPO法人多摩デポから齊藤誠一・田中ヒロ・矢崎省三・吉
 田光美、多摩地域から阿部明美・中澤和男、岡山から衛藤広隆、千葉地域か
 ら石倉雅子・叶多泰彦・藤本重樹の計10名。矢吹町図書館は、3月11日の地震
 によって大きな被害を受け、書架の転倒と同時に多くの本が落下。また天井
 の蛍光灯が落ち、その破片が本に降りかかり、蛍光灯の破片を除去しなけれ
 ば使用できないと判断、職員が刷毛で破片を除去を行っていた。協会施設委
 員会が6月9日、10日と福島県、茨城県内の図書館の被害状況調査を行った際
 に、職員の手で行われている作業を確認、震災対策委員会に相談が寄せられ
 た。NPO法人多摩デポに協力を依頼、ボランティアの派遣が実現した。
 除去作業を行ったものの、すべてのページを繰りながら刷毛で破片を取り除
 く作業は、なかなかはかどらず、2日間で340冊程度を処理したに止まった。
 破片の除去が必要な資料は、まだ相当数残っており、現在、今後の対応につ
 いて矢吹町と調整中である。

○日本ブッカ―、東松島市(宮城県)でフィルムコーティング講習会を開く
 7月2日~3日の2日間、「Help-Toshokan」図書館支援隊第2期活動の一環とし
 て、(株)日本ブッカ―は、協会震災対策委員会との共催で、東松島市でフ
 ィルムコーティング講習会を開催した。日本ブッカ―の川合和久、佐藤健一、
 戸板健、河上博之、倉田聡の5名がボランティア講師として指導を行った。
 講習会は2日間で延べ4回行われ、講習を受けたのは全部で22名であった。講
 習第1回目、は7月2日13時30分~15時00分、対象は緊急雇用対策で採用され
 た人たち5名に対しフィルムコーティングの指導を行った。以下、第2回目15
 時30分~17時(対象:緊急雇用対象者他)5名参加、第3回目、7月3日10時30
 分~ 12時(対象:希望者)8名参加、第4回目、12時30分~14時(対象:緊
 急雇用対象者他)4名参加。第4回目は、フィルムコーティングの指導のほか、
 本の簡易補修指導も行った。

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◆新聞記事より(地域版含む)
○〔マネー&ライフ〕図書館で閲覧者増加 知識深め、震災に備え 液状化受
 け 古地図に関心(千葉日報6/12)

○図書整理を真心奉仕 大船渡・越喜来小 岩手大生10人励む(岩手日報6/14)

○被災地への図書寄贈窓口に 遠野文化研究センター 仕分けに雇用も
 (岩手日報6/14)

○被災3県の地方紙設置 [佐賀]県立図書館(佐賀6/14)

○読書活動で大臣表彰 宇都宮・東小と上三川・北小 工夫凝らし図書室身近
 に(下野6/15)

○名田庄図書館 30年間を回顧 総合施設へ10月移転 おおい 24日から写真
 パネル展 映画会や演奏会 多彩催し紹介(福井6/16)

○ひんやり広大な地下 国立国会図書館関西館ガイドツアー 書籍搬送ロボッ
 トも活躍(京都6/17)

○絵本で心癒やして 福島の図書館に150冊寄贈 伊勢原のグループ
 (神奈川6/17)

○〔峡北・甲斐〕韮崎新市立図書館で新サービス 携帯かざせば本貸し出しOK 
 住基カードも導入 利用増図る(山梨日日6/17)

○大型絵本で読み聞かせ [札幌]市教委 市立幼稚園に無料貸し出し 「感
 性磨いて」秋にも開始(北海道6/18)

○遠野から移動図書館 国際奉仕団体が事務所 被災地巡り、来月開始 県内
 在住スタッフ募る(岩手日報6/18)

○中曽根元首相資料 国会図書館に寄託 青雲塾 政治の調査研究に
 (上毛6/18)

○駐車場 平面と地下で100台 合築図書館 [高知]県と高知市 基本計画案 
 施設構造には触れず(高知6/18)
 
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◆集会等のお知らせ
○図書館問題研究会 第58回全国大会
 主催:図書館問題研究会
 期日:2011年7月10日(日)13:00~12日(火)12:00
 会場:神戸市立国民宿舎須磨荘・シーパル須磨
 ※申込締切延長 詳細HP:http://www.jca.apc.org/tomonken/

○報告会「東日本大震災の復興支援-図書館支援に求められていること-」
 主催:国立国会図書館 協力:図書館総合展運営委員会 後援:日本図書館協会
 日時:2011年7月13日(水)13:00-17:00
 会場(定員):国立国会図書館東京本館新館講堂(250名)
  国立国会図書館関西館1階第一研修室(中継/50名)※いずれも先着順
 内容:被災地図書館からの報告,支援の取組・過去の被災図書館から,パネル
  ディスカッション 参加費:無料
 申込締切:7月11日(月)予定。募集人数に達した場合早めに締め切る場合あり
 詳細HP:http://www.ndl.go.jp/jp/event/events/1191804_1368.html
 問合先:国立国会図書館主題情報部参考企画課復興支援担当
 (TEL.03-3581-2331(代))

○日本図書館研究会情報組織化研究グループ2011年7月月例研究会
 日時:2011年7月16日(土)14:30-17:00
 会場:大阪市立弁天町市民学習センター第2研修室
 テーマ:20世紀前半の米国におけるアーカイブズと図書館の関係:目録・分類法を
  中心に
 発表者:坂口貴弘氏(京都大学大学文書館)
 詳細HP:http://www.tezuka-gu.ac.jp/public/seiken/

○大図研京都ワンディセミナー
 主催:大学図書館問題研究会京都支部
 日時:2011年7月30日(土)13:30-16:45
 会場:京都市国際交流会館第一会議室
 テーマ:「伝える技術を磨こう:比較文化の視点で発信力アップ!」
 講師:松中みどり氏(アジアセンター英語講師)
 参加費:大図研会員無料/非会員500円 定員:30名
 詳細HP:http://www.daitoken.com/kyoto/event/20110730.htm

○平成23年度資料デジタル化研修(基礎編)
 主催:国立国会図書館
 期日:2011年9月29日(木)~30日(金)
 会場:国立国会図書館関西館第1研修室
 対象:公共図書館等の職員または地方公共団体職員で「資料のデジタル化」について
  の基礎知識の習得を目指す者。1機関からの参加は原則1名。定員50名。応募多数の
  場合調整。
 内容:デジタルアーカイブの全体像・事業の進め方,デジタル化に関する技術・権利
  の基礎など 申込締切:8月1日(月)必着
 詳細HP:http://www.ndl.go.jp/jp/library/training/guide/1191881_1485.html
 問合先:国立国会図書館関西館図書館協力課研修交流係・松井,向井
 (TEL.0774-98-1446)

○児童文学連続講座-国際子ども図書館所蔵資料を使って「児童文学とことば」
 主催:国立国会図書館国際子ども図書館/監修:宮川健郎(武蔵野大学教育学部教授)
 期日:2011年11月7日(月)~8日(火)
 会場:国際子ども図書館ホール(3階)
 対象:現在,図書館等において児童サービスに従事する方。1機関1名(原則として
  同一市町村区内から1名)。定員60名。2日連続して参加できる方を優先。
 受講に要する経費:受講料は無料。経費,旅費は受講者負担。
 申込締切:8月17日(水)17:00(必着)
 詳細HP:http://www.kodomo.go.jp/study/chair/notice.html
 問合先:国際子ども図書館企画協力課協力係(TEL.03-3827-2053(代表))

 図書館イベントカレンダーは下記でご覧ください。
 http://www.jla.or.jp/calendar.html
 
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◆『図書館雑誌』7月号(72ページ・定価980円)のお知らせ
○小特集1「指定管理者制度の現在」
・指定管理者制度をめぐる現状の考察(塩見昇)
・「ダメもと」からはじまる…-指定管理者制度導入撤回までの1年
 (早田リツ子)
・指定管理者から直営へ移行した図書館長の図書館運営私論
 -小郡市立図書館の事例から(永利和則)
○小特集2「図書館学教育部会50周年」
・図書館学教育部会50周年(志保田務)
・‘図書館(情報)学教育部会’のこれからの2年間(山本順一)
・図書館学教育部会の初期から中期のころ(今まど子)
・図書館学教育部会50年間の歩み(柴田正美)
 
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◆求人情報
○瀬戸内市教育委員会臨時職員(図書館司書)採用候補者試験:2名(学校司書1名/
  公民館図書室司書1名)
 受験資格:司書資格を有する人 勤務日数:週5日
 雇用予定期間:【小中学校】2011年9月1日~9月30日(更新の予定有)
 【公民館】2011年8月1日~9月30日(更新の予定有)
 賃金等:日額7600円 賞与採用6ヵ月後から有 交通費 健康保険・雇用保険あり
 試験日:2011年7月20日(水)試験内容:作文及び面接試験
 提出書類:臨時職員採用申込書、履歴書(写真添付)、司書の資格を有する書面
 応募締切:2011年7月15日(金)(持参)17:00(郵送)必着
 提出先:瀬戸内市中央公民館 問合先:瀬戸内市立図書館・城山(〒701-4221
  瀬戸内市邑久町尾張465-1 TEL.0869-22-3761)
 瀬戸内市HP:http://www.city.setouchi.lg.jp/

○八王子高等学校図書館 長期非常勤職員:1名
 応募条件:司書または司書教諭の資格(見込含)を有すること(両資格を持って
  いると好ましい)。学校図書館運営の実務経験者(中学校図書館の経験があれば
  好ましい)。採用予定日:2012年1月10日
 勤務日時:火曜~金曜10:00-16:00/土曜10:00-13:00応相談 合計27時間/週程度
 応募書類:履歴書(写真貼付・携帯番号明記),職務履歴書,免許状の写しまたは
  免許状取得見込み証明書
 待遇:時給1500円,賞与あり,交通費支給,労災雇用保険,共済加入(本人希望)
 応募締切:2011年7月28日(木)8月初旬に書類選考結果送付,8月末に面接予定
 応募書類送付先:八王子高等学校 宋 聖子(教諭)(〒193-0931 八王子市台町
  4-35-1 TEL.042-623-3461 FAX.042-626-5646)※封筒表に「司書応募書類」と朱書

○大阪大学附属図書館理工学図書館 非常勤職員:1名
 業務内容:貸出,閲覧,文献複写,各種案内などの利用者サービス業務に従事
 応募条件:図書館司書資格を採用日時点で有すること。パソコンソフト(ワード,
  エクセル等)及び電子メールが使えること。
 雇用期間:2011年9月1日~2012年3月31日(更新する可能性あり〔最長6年以内〕)
 就業日・時間:月~金曜(祝祭日,年末年始除く)10:30-17:15(1日6時間週30時間)
 待遇:本学給与規程による(時間給1062円~1144円程度)。通勤手当・賞与・退職
  手当の支給無。社会保険等:健康・厚生年金・雇用・労働者災害補償保険に加入
 応募締切:2011年7月29日(金)必着
 応募書類:履歴書(市販用紙,写真貼付)を郵送か持参(封筒に必ず「理工学図書
  館・事務補佐員応募」と朱書)書類選考のうえ合格者に対し面接の日時等連絡。
 問合先:大阪大学附属図書館図書館企画課庶務係(中島)(〒560-0043 大阪府
  豊中市待兼山町1-4 TEL.06-6850-5045)

*http://www.jla.or.jp/job.htmでは現在更新ストップしているため、今回に限り
 詳細を掲載しました。
 
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◆JLAからのお知らせ
○JLAサイトリニューアルについて
 日本図書館協会ホームページのリニューアルは、7月11日(月)午後の予定です。
 
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