令和6(2024)年能登半島地震及び同年4月17日に愛媛・高知で発生した地震について
 この度、亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。
また、それぞれの地震で被災された皆様に心よりお見舞い申し上げ、一日も早く平穏な日々に戻る事をご祈念申し上げます。
日本図書館協会及び図書館災害対策委員会も微力ではありますが、支援を模索し、対応してまいります。
被災情報並びにお困り事がありましたら、メールにてご一報いただければ幸いです。
saigai★jla.or.jp
(★を半角@に換えてください。)








JLAメールマガジンバックナンバー

2011/07/15

第557号

====================================================<2011/6/15発信>
  JLAメールマガジン 第557号
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 編集発行:社団法人 日本図書館協会
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▼目次▼
 ■図書館界ニュース
 ■新聞記事より
 ■集会等のお知らせ
 ■求人情報
 ■JLAからのお知らせ
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◆図書館界ニュース
○片山総務大臣、司書、学校司書の正規化を答弁
 6月6日に行われた参議院決算委員会で片山総務大臣は、正規雇用の司書、学
 校司書の重要性について答弁した。相原久美子議員(民主)は、会計検査院
 が都道府県、政令指定都市の臨時職員の賃金に関して不適正な経理処理が行
 われていると報告している問題を取上げ、総務省の見解を問う質疑を行った。
 相原議員は、行革で定数を充足している自治体はほとんどない、一方住民の
 ニーズが広がり、地方分権により国から業務が移行している実態から、臨時、
 非常勤の職員は基幹的労働力として自治体行政には欠くことができない、と
 実状を述べ、物件費ではなく人件費として処す必要があると主張した。
 片山大臣は、臨時、非常勤職員は50万人と把握している、近年これが増えて
 いる特徴がある、と述べた後、本来正規の職員で担当していた仕事を非正規
 に移し替える、給与費として支払うべきものが物件費として整理されている、
 と述べ、さらに人件費として扱った方が実態が分かる面がある、見直しが必
 要と答弁した。
 続けて「図書館の司書の皆さんなどどんどん非正規化している現状があるが、
 知事時代県立高等学校の司書を正規に移した。多少のお金が掛かるが、これ
 によって多大の成果が現場では生徒たちに起こっている。司書などは是非正
 規化すべきだと思う。最近のように非常に高度化して専門的知見、経験が必
 要な相談業務も増えている。実情に応じて正規化を試みることも必要。」と
 述べた。
 さらに「総務省はかつて集中改革プランを示し、5年間で5%定数削減すべし、
 と機械的に強力な指導をしてきた過去がある。それは撤廃し、必要なところ
 に正規職員を充てるべきだという考えを示している。」と答弁した。

○東日本大震災被災地図書館との支援情報交換会開く
 6月11日(土)午後、日本図書館協会会議室で標記の会議が開かれた。出席
 者は、菊池和人氏(岩手県立図書館)、熊谷慎一郎氏(宮城県図書館)、
 吉田和紀氏(福島県立図書館)の3氏に加え、協会の東日本大震災対策委員
 会から、西野一夫、西村彩枝子、児玉史子、磯部ゆき江の4人。会議は13時
 から16時30分にわたり、熱心な情報交換および協会の支援活動に対する要望
 等について話し合われた。
 出された意見、要望についての主な内容は、
 情報の発信を1カ所にまとめてほしい/自力である程度の復旧はできており、
 人的支援(人手)の必要な時期は終了している/協会には、局所的な支援で
 はなく枠組み的な企画支援を期待/図書館の再建・復興までの長期的な支援
 策を検討・整備の必要性/資料の修復に係るマニュアルの整備/町村合併の
 影響を感じている/福島県では、二次避難所(他の自治体等への避難)への
 対応の困難さがある、など多岐にわたった。協会の支援活動に活かしていき
 たい。今回は3県の担当者と情報交換を行ったが、今後は、茨城県にも参加
 要請を行い、できれば2か月に1度くらいの頻度でこのような情報交換の会議
 を継続していきたいと考えている。

○第二次補正予算編成に向け「震災復興関西ワーキンググループ(仮称)」
 立ち上がる
 政府の第二次補正予算編成に向け、図書館の再建、復興のための予算要求資
 料を作成するために、関西の会員を中心にした標記WGが立ち上がり、活動を
 開始した。メンバーは、国立国会図書館関西館、兵庫県立図書館、大阪府立
 図書館、大阪市立図書館、協会理事などで構成する予定。期日が迫っている
 ことからメール等での意見交換を中心に活動を行うこととしている。

○ポット出版、西野一夫氏へのインタビューを全文無料公開
 『ず・ぼん』17号に掲載される標記インタビュー記事「HELP TOSHOKAN─日本
 図書館協会被災地図書館支援隊始動!」が全文、ウェブサイトに無料公開され
 た。http://www.pot.co.jp/news/20110607_203637493924276.html

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◆新聞記事より(地域版含む)
○LAN・携帯使え、商談も 図書館変身中 ビジネス支援全国拡大 商談もOK
 3年で6倍(沖縄タイムス5/2)

○公民館の活用強化を 図書館振興で提言 [群馬]県立に支援を要請 公立に
 は専門職員常駐(上毛5/2)

○子供の帰り待つ絵本、義援金 避難区域の飯舘 全国から寄贈 教育長「元
 気回復に使いたい」(毎日5/2夕)

○〔記録のチカラ 始動「公文書管理法」〕3 焼却場で救われた文書 職員
 たちの「寡黙な努力」 人民の、人民による、人民のためのアーカイブズ 
 -エリック・ケテラール 資料保存の化学的技術(神奈川5/4) 
 〔 同 〕4 ときには権利を守る力 現在につながる過去の記録 権力に
 たいする闘いは、忘却にたちむかう記憶の闘いである -ミラン・クンデラ 
 保存・公開のルールが必要(神奈川5/9)

○蔵書充実・少ない休館日 加東と小野の図書館 貸し出し好調 人口の9.6
 倍の多さ 休み年間25日のみ(朝日<兵庫・播磨>5/4)

○小学生にオススメの112冊 札幌の中央図書館が選考(朝日<北海道>5/5)

○「本の出前」始めました 住職の文庫みんなに 筑西・専称寺 東北へ蔵書
 寄贈も計画(朝日<茨城>5/7)

○復興への歩み後世に せんだいメディアテークが3・11記録拠点 映像や写真
 など保存 来月からHPで順次公開(河北新報5/9夕)

○庁内での検討着手 豊中市 南部地域コラボセンター(日刊建設工業5/10)

○「新刊の貸し出し半年待って」 小説家「お願い」 図書館受け入れ 群馬・
 高崎(読売5/11夕)

○被災図書館の再開支援 図書館振興会 7県に物品・マーク提供(新文化5/12)

○子どもの夏休み影響も 図書館やプール 増える節電休館 「世田谷区、所
 沢市」(東京5/17)

○植民地時代の台湾地図が里帰り 東大、現地へ221枚寄贈(朝日5/17)

○本との出合い演出 書店が描く筋書きは… 驚きと遊び心を 衣料店に棚/
 ゲーム導入 「できたて」提供 印刷・製本客の前で 「目利き」が選ぶ 
 書店員が育てた「本屋大賞」定着(日経流通5/18)

○文化庁と国会図書館 マンガやアニメ 保存収集で協定 資料の把握など連
 携(日経5/19夕)

○日韓図書協定やっと承認へ 参院で27日 自民にはなお亀裂(朝日5/20)

○市民施設を輪番休館 261館で7~9月 節電へ[横浜]市、週1日ずつ
 (神奈川5/20)

○「公共施設、節電緩和を」 八王子市、76カ所で休館・利用制限 利用者困
 った 管理者、収入減(朝日<東京・多摩>5/21)

○福島の図書館へ蔵書1万冊寄贈 [京都]府連絡協(京都5/21)

○利用カード3種誕生 楽しく読書意欲くすぐる 宇都宮市図書館、子ども向
 け 児童・生徒がデザイン(下野5/22)

○支所図書館 民間に委託 名古屋市、来年度導入方針 経費削減 サービス
 は…(中日5/22)

○米国書籍コーナー [大分]県立図書館に開設(大分合同5/22)

○公文書管理を電子化 インフォコム 業界初のシステム(日刊工業5/23)

○子どもの読書活動 優秀実践校に139校 文科省 外部機関と連携 10年連
 続の朝読 絵本の制作など多様な活動を評価(教育家庭5/23)

○図書館を教育活動に生かす 埼玉県立春日部東高校 TTで司書が授業参加 
 課題研究の文献選びに助言 年間1500~2000冊の新刊を導入 毎月コーナー
 設け興味喚起(日本教育5/23)

○福島の地元新聞 佐賀大図書館に 医学分館 一般に開放(朝日<佐賀>5/23)

○リサイクル図書有料に 新資料購入の財源確保へ 来月から宇都宮市教委
 (下野5/24)

○図書室毎日来てね 草津・山田小 司書配置 新装、読み聞かせも
 (京都<滋賀県>5/24)

○自分の病気知る一助に 患者図書室を開設 愛媛大病院 医学書など9000冊
 (愛媛5/24)

○おすすめ児童書57冊 紹介の小冊子作成 [さいたま市立]中央図書館
 (埼玉5/25)

○海外図書館との初の交流協定 信大 韓国・慶尚大と資料交換や職員訪問
 (信濃毎日5/25)

○児童1000人読みたい本選び 大津・平野小(朝日<滋賀>5/25)

○サービス向上期待 都城市立図書館 一部業務NPOへ委託(宮崎日日5/25)

○復興支援サイト開設 日図協&ユニシス(新文化5/26)

○避難所に憩いの空間 石巻・湊中 仮設図書館が完成 3000冊 栃木の団体
 が寄贈(河北新報5/26)

○震災で休館 鶴見の「東電史料館・文書館」 リストラで存続白紙 電気事
 業史料10万点 散逸懸念の声(神奈川5/27)

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◆集会等のお知らせ
○平成23年度国立国会図書館遠隔研修(前期)
 募集期間:2011年6月1日(水)~8月31日(水)
 開講期間:2011年6月1日(水)~9月30日(金)
 対象:各種図書館職員の方。インターネットを利用できる環境があれば,好きな
  場所で好きな時間に受講することができます。
 内容:「資料電子化の基礎」200名「科学技術情報-概論-」150名「科学技術
  情報-科研費報告書・博士論文・規格-」150名
  ※「和書のさまざま」は受講登録不要で一年中どなたでも受講できます。
 詳細HP:https://ndl.secure.force.com/
 問合先:国立国会図書館関西館図書館協力課研修交流係(TEL.0774-98-1445)

○日本図書館協会滋賀支部会員のつどい(2011年初夏)
 日時:2011年6月27日(月)10:00-14:00
 会場:滋賀県立図書館大会議室
 内容:会務報告(2011年度第1回評議員会報告,滋賀支部現況報告,各委員会報告,
  グループ研究活動報告),講演「日本図書館協会の今」前田章夫氏(日本図書館
  協会理事),グループでの意見集約
 参加費:会員無料/非会員300円
 問合先:日本図書館協会滋賀支部事務局(滋賀県立図書館内 TEL.077-548-9691)

○読み書き(代読・代筆)支援員養成基礎講習会
 期日:2011年7月2日(土)~3日(日)9:30-18:00
 会場:品川区小中一貫校荏原平塚学園
 講習料:3000円(資料代・修了証後日配送代等含)定員:100名(先着順)
 内容:読み書きに困難な人とは,読み書きサービスの必要性,代読の技術,読み書き
  サービスの技術と守秘義務の概要,読み書きサービスの技術等
 申込方法:名前(所属),住所,TEL,E-mail等をFAXかE-mailで下記あて連絡。
 申込・問合先:大活字文化普及協会事務局(TEL.080-4071-9402
  FAX.03-5282-4362 E-mail:masamitsu★daikatsuji.co.jp)

○第2回医学情報キホン勉強会
 主催:静岡県立こども病院 共催:静岡県立中央図書館
 日時:2011年7月11日(月),25日(月)13:30-17:00
 会場:静岡県立こども病院大会議室
 講師:塚田薫代氏(静岡県立こども病院医学図書室/ヘルスサイエンス情報専門員
  上級)参加無料
 申込方法:メール(件名:医学情報キホン勉強会申込)で6月17日(金)までに申込。
 申込先:静岡県立こども病院医学図書室(E-mail:stsukada★jun.ncvc.go.jp)

○東京都図書館協会(TLA)平成23年度講演会
 日時:2011年7月12日(火)15:00-16:30
 会場:東京都立中央図書館4階多目的ホール
 講演会内容:「震災後におけるsaveMLAKの活動について」岡本真氏(アカデミック・
  リソース・ガイド(株)代表取締役/プロデューサー)
 詳細HP:http://www.library.metro.tokyo.jp/15/15930.html
 問合先:TLA事務局(TEL.03-3442-8451 FAX.03-3442-8919)

○国立国会図書館データベースフォーラム
 【東京本館】
 日時:2011年7月20日(水)13:00-15:20【休館日】
 会場:国立国会図書館東京本館新館講堂(300名先着順 定員になり次第受付終了)
 問合先:国立国会図書館総務部企画課(TEL.03-3506-3309(直通))
 【関西館】
 日時:2011年7月20日(水)13:00-17:00【休館日】
  *館内見学は12:20-,17:10-の2回(各30分程度/80名)
 会場:国立国会図書館関西館大会議室(300名先着順 定員になり次第受付終了)
 問合先:国立国会図書館関西館総務課(TEL.0774-98-1247(直通))
 詳細HP:http://www.ndl.go.jp/jp/event/events/dbf2011.html

 図書館イベントカレンダーは下記でご覧ください。
 http://www.jla.or.jp/calendar.html
 
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◆求人情報
○和歌山大学附属図書館 特任教員:1名
 応募締切:2011年7月15日(金)必着

○文教大学図書館 正規職員:2名
 応募期間:2011年6月15日(水)~7月23日(土)必着

 求人情報の詳しいことは下記でご覧ください。
 http://www.jla.or.jp/job.htm
 
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◆JLAからのお知らせ
○JLAサイトリニューアルについて
 現在、日本図書館協会ホームページのリニューアル作業を進めています。
 7月1日にリニューアルページをオープンする予定です。これにともない、
 国立情報学研究所学協会情報発信サービス内のJLAページはご覧にいただ
 けなくなります。http://wwwsoc.nii.ac.jp/jla/にリンクやブックマーク
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